4月7日(水)


 午前11時。実姉が京都のマンションに来る。
 午前11時30分。烏丸丸太町のおなじみ、仰々しい名前のおそば屋さん、竹邑庵太郎
敦盛(ちくゆうあんたろうあつもり)に行く。
 だんだんこお店も知名度上がって来たのか、来る度に、行列が増えて来ている。
 お椀にうずたかく盛られた九条ねぎと生卵をからめて、そばつゆをかけ、黒い麺をもり
そばのように、つけて食べる。
 朝から風が強くて、寒いので、グルメ・バカ娘、嫁、姉の3人は、温かい敦盛そば、私
はお皿に盛られた、冷たい追っかけ皿そば。
 どうも女性陣に、ここのおそばはあまり人気が無い。
 土居ちゃん(土居孝幸)、宮路一昭くんといったところには、人気がある。男向きのお
そばなのかもしれない。

 午後12時。京都国立博物館に行く。
 特別拝観は「妙法寺と三十三間堂」なのだが、三十三間堂は、この国立博物館の真ん前
にあるお寺なのだ。
 何で目の前のお寺の特集をせにゃならんのだろう? わからん。
 風神、雷神像なんて、いつでも三十三間堂で見ることができるのに、わざわざ目の前の
国立博物館まで運んで行ったのはなぜなんだろう? 元フリーライターとしては、取材し
て来きゃいけなかったなあ。最近どんどんライター魂が薄れて来ている。
 それはそれとして、見たかったのは、朝鮮から贈られた、豊臣秀吉へ衣服とかいうやつ。
いわゆる朝貢というやつ。
 ただ着物が展示されているだけなので、そうかいなと思うしかないのが、ちょっと残念。
 献上品なだけに、意外と着物は大きい。贈った側が豊臣秀吉が小柄だということを知ら
なかったんだろうなあと思うと笑える。
 グルメ・バカ娘は「小柄」というと、昨日の『古畑任三郎』に出ていたアリtoキリギリ
スの石井くんの真面目な顔を思い出して、きゃっきゃっ笑っている。
 どういう回路になっているんだ、グルメ・バカ娘の笑い中枢は?

 午後1時。本館の特別拝観を見て、実姉はそのまま常設館のほうへ。わが家族は実姉と
別れて、京都駅へ向かう。

 午後2時10分。新幹線のぞみで東京へ。

 午後4時30分。東京駅。しまった! またしても水曜日に東京に帰って来てしまった。
大丸デパートは、水曜日が定休日だった。
 お弁当公園で、いつもの目黒けやき弥の「栗林」を買って帰ろうと思っていただけに、
がっくり。
 
 午後5時。帰宅。少し仮眠。
 午後6時。家で焼きそばを作る。
 午後6時30分。西武ライオンズの松坂くんが、プロ入り初先発するので、スカイパー
フェクTVで、西武VS日本ハム戦を見る。
 すっげえ〜〜〜〜〜! 速い!
 155H???
 ストライクを取りたいときには、ちゃんとストライクが取れるピッチングは、まるで昨
年の横浜ベイスターズ・佐々木様の安定した投球を見ているようだ。
 すごい新人が出て来たもんだ。
 顔を見てると、迫力無いんだけどねえ。
 まあ、プロ野球界にとって、こういうスーパースターが出てくることはいいことだねえ。
 そう思うと、漫画の世界って、すっかりスーパースターって、出て来なくなっちまった
ねえ。
 鳥山明、高橋留美子、あだち充の御三家が登場して、大友克洋、江口寿史といった漫画
業界の絵の描き方を変えるほど影響を与えるほどの作家がずっと出て来ない。
『名探偵コナン』とか、『北斗の拳』とか、いい作家はぽつぽつ出て来ているけど、漫画
業界の流れを変えるほどの作家が出て来ない。
 西武の松坂くんが、どこまでプロ野球界を変えてくれるのか楽しみだ。
 5回まで、ノーヒット。やるなあ。
 8回。惜しくもホームランを打たれてしまったけど、評価が下がるような当たりじゃな
いね。
 そてに引き替え、順調に黒星を重ねる横浜ベイスターズちゃんは、どうしちゃったのか
な〜〜〜?
 本当に、私が冗談で言った、135試合全敗を狙ってるんじゃないのかなあ? 全敗だ
と、5億円の佐々木様は、1試合も登板することができなくなってしまって、こういう場
合、どういう評価が下されるんだろう。はっはっは。とうとうこういうこと考え始めちゃ
ったぞ〜〜〜。
 まだまだ余裕。今年は優勝しなくていいからねえ。
 美味しい料理は、毎日だと飽きる。
 去年の優勝のような、特上のお寿司は、次の日も食べてしまったら、うれしさが半減し
てしまうからね。
 などと言っていられるのも、今のうちかなあ。ふふふ。
 
 松坂くん見たら、仕事しよ! 



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