3月21日(日)


 昨日の晩もまた何度も寝汗をかいた。
 熱があるわけでもないので、だるい程度。
 それより太股が痛いせいで、ベッドから降りるのもひと苦労するのには驚いた。
なかなか人間の身体が精巧にできているもんだ。

 午前10時30分。最古のさくまにあ・戸田圭祐が来る。
 
 午前11時。新宿タカノ・フルーツバーで食事。
 ホテルのバイキングみたいな形式のお店。でもフルーツのタカノなので、女性向け
だし、フルーツとケーキがたくさん置いてある。
 どうやらグルメ・バカ娘のお気に入りのお店らしくて、自分の家のようにちょこま
か動いて、フルーツだのジュースだのケーキ、アイスクリームを食べまくる。不思議
なのは、ご飯の最後は、温かいもので終わらせたいとか言って、真っ白いご飯だけを
ぱくぱく食べている。わからんガキだ。デザートを食べたあとに、白いご飯だけを食
べるか?
戸田圭祐、さくま まるでセサミストリートのアーニーとバートのよう
    午後12時。昨日予定していた買い物大行進! 戸田圭祐、荷物持ちとして大活躍 の巻!  CD、LDを新星堂で買って、カメラのさくらやで、CDデッキと、LDデッキを 買う。  本当にLDデッキの売り場は、縮小なんてもんじゃなくて、2台しか置いていなく て、あとは全部DVDデッキ。2つしか選択肢が無いあげく、古いタイプだから値段 が安くなっているそうだ。  どうも最近消費者は、メーカーの策略に乗せられてると思わないかい? 四角いテ レビのほうが場所を取らなくていいのに、ワイドテレビしか売っていない。  スーパーファミコンで十分だったのに、N64を買わないといけなくなってしまう。 セガサターンを買って1年で、ドリームキャストと言われても、買わないよ。本当に 「プレステ2は、プレステ1と互換性があるんだろうなあ? 互換性が無くなったら、 違う何かのブームが到来して、本当にゲームというジャンルは終了するよ。  午後2時。帰宅。CDデッキ。LDデッキを接続。  引き続き、部屋の片づけ。 『チョコバナナ』関係の原稿や資料が大量に出てくる。全部梱包して、ゲーム部屋に 収納する。  いらなくなった本や、本が出版されるまで保存していたコピーなども大量に出る。 シュレッダーするのも大変なくらいだ。  でもこういう片づけをすると、古い物を捨てて、何だか新しい時代に突入するよう で気持ちがいい。  午後5時30分。戸田圭祐と食い道楽家族で、グルメ・バカ娘の焼き肉部門第1位 の「第一神宮」へ。  戸田圭祐は日記でこの名前を暗記していたらしく、えらい喜びようだ。  それにしてもきょうのお昼も、カメラのさくらやの角を曲がろうとして、とんかつ の「王ろじ」の看板を見たとたん、戸田圭祐が、 「こ、ここは!」 「あれ? このお店連れて行ったことあったっけ?」 「いえ、日記で確か美味しいお店だと書いてあったもんで…」 「名前覚えてるのか?」 「へえ!」  日記だけで、お店の名前まで覚えているか!?  さすが、最古のさくまにあだけのことはあるが、尋常な能力ではない。どおりで、 今回のお手伝いを大喜びでやって来たわけだ。  例によって、戸田圭祐はとびきり美味しいものを食べたときの症状「ふ〜む」 「ふ〜む」が出た。  美味しすぎると、言葉にならなくなるのだ。  一応言葉を考え抜いた上で、浮かばないのだそうだ。  午後7時。帰宅。  戸田圭祐に「プレプレ」をやらせる。 「プレプレ」は、今後発売されるプレイステーションのいくつかのゲームのデモ画面 や体験盤が付いているやつ。  始めたはいいけど、おたく臭いゲームばかりになってしまっている。絵物語だけの ゲームが多いのには、へきへき。  ゲームは動かせて、なんぼのはずなのに。  正直言ってタカラさんだから肩を持つわけじゃないけど『コンバット・チョロQ』 が一番おもしろかった。当たり判定が甘い部分もあるけど、なにより壮快感がある。  ゲーム業界が本気で、ゲームのおもしろさを業界全体で考えないと先がなくなりそ うな気がする。  午後9時。最後に『弟切草』をやらせようと思ったのだが、戸田圭祐は、うちの近 くの書庫に寝泊まりしているので「怖いからイヤじゃ〜〜〜〜〜」ということで、や めて、書庫へ向かう。  新しいCDデッキをバックに、少しだけゲーム・アイデアのまとめ作業を再開。B GMはやっと買えた宇多田ヒカルの『FIRST LOVE』と浜崎あゆみの『あゆみっくす』。  寝る前には、新発売の横浜ベイスターズ・佐々木様のビデオ『ザ・キング・オブ・ クローザー』を観るんだ。うれしいな。3月18日発売なのに、3日も遅れて買って ごめんなさい(佐々木主浩様に)。   そうだ。弟子の原口一也のホームページも見ておかないとな。  ほうほう。ふむふむ。本気で日本史の勉強にチャレンジしてるみたいだな。いいこ とだ、いいことだ。とここで書くと、さらにやめるわけにいかなくなった原口一也は、 苦しみながらも努力を続けるであろう。つづく…。

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