2010年2月26日(金)


 午前9時30分。嫁と、喫茶店「らぴす」サンで、カフェオレ。

 午前10時。自宅に戻り、『桃太郎電鉄ワールド』の仕様書作り。

 自然災害のイベントをようやく書き終えた。
 これでたぶん、仕様書の第1稿が完成…いや、まだ「桃鉄3年決戦!」
が残っていた。
 関口和之くん、池毅さんに頼む曲を、何曲にするかも決めないといけ
ない。

 午前11時30分。近所のお蕎麦屋さん「松永」へ。

 私は、鶏そば。  嫁は、牡蠣天そば。

 まだ温かいお蕎麦のほうが、おいしい季節だね。  早く冷たいせいろがおいしい季節になってほしいものだ。  午後12時。NHKで、フィギュアスケートを見ながら、『桃太郎電 鉄ワールド』の鉱業や、インカ帝国などについて調べる。  フィギュアスケートは、波乱のない結果になってしまったねー。  でもバンクーバー・オリンピックで、日本人では誰も金メダル取らな かったんだから、浅田真央ちゃんが、銀メダルで十分いいよね。  浅田真央ちゃんが、ジャンプする度にこっちの肩に力が入り、ドキド キするんだから、滑るほうの人のプレッシャーは、どのくらいなのか、 測定不可能だよね。  午後2時30分。散歩に出かけようと思ったら、雨が降って来たので 喫茶店「らぴす」サンで、お客さんたちと、フィギュアスケートの話題 を話す。  それにしても、これだけ日本中の人が期待して、フィギュアスケート の中継を見るんだから、日本は、もっとスポーツに力を入れて、国とし て明るい話題が出るようになってほしいね。  子ども手当もいいけど、オリンピックで金メダル取ったら、1億円、 銀メダルで、5000万円、銅メダルで、1000万円あげるくらいの ことをしてあげてほしいよね。 「参加することに意義がある」けど、やっぱり勝たないと、おもしろく ないよ。  午後3時。『桃太郎電鉄ワールド』の仕様書作り。  ゲスト・ボンビーの1体を、大幅に変更する。  ちょっとひどい攻撃するかも…。  これにて、いったん『桃太郎電鉄ワールド』の仕様書作りは、ホール ドしよう。  いつまでも作り続けようと思えば、いくらでも続けられる。  残りの作業は何が残っているかを、札幌開発スタッフに調べてもらお う。  午後7時。嫁と、六本木の「さだ吉」へ。

<ごめんなさい、一見さんお断りのお店でした>

『青森ドロップキッカーズ』の森沢明夫くんと、小学館の編集者・尾崎 靖さんと、待ち合わせ。

 尾崎靖さんが、『津軽百年食堂』も『青森ドロップキッカーズ』も、 私が言い出しっぺの企画なので、お礼がしたいと招いてくれたんだけど 2冊ともも、私が「誰か書いてくれたら読みたいなあ…」と思っただけ で、99.99%は、森沢明夫くんの力によるものだ。

『津軽百年食堂』のときも『青森ドロップキッカーズ』のときも、何人 もの人に私は思いつきを言っていたけど、何より森沢明夫くんの行動が 早く、あっという間に完成させてしまったことは非常に大きい。 「いやあ、アイデアだけはノートにまとめているんですよ…」が、口癖 の人を何百人と見て来た。  その人たちは、ずっと夢だけを見て、終わってしまう。

 尾崎靖さんは、あの雑誌『GORO』の全盛期に、小学館に入社して 篠山紀信さんのモデル探しの仕事をやらされたそうだ。 「ええー! あれって、プロダクションがモデルの子を売り込みに来た のを選ぶだけじゃなかったんですか?」 「素人さんという縛りがあったから、本当に声をかけに行ったんですよ。 断られてばかりで…」 「へー。すごい時代だ!」

 久々に、出版界全盛の頃の編集さんの話が聞けて、私は小躍りするほ ど、うれしくなった。  そうだよ、そうだよ。昔の編集さんは、みんな見る前に跳んでいた。 「あれは嫌だ、これは嫌だ!」なんて考えるヒマもなかった。  尾崎靖さんは、『別冊旅サライ』の編集長なのに、締め切りの前日に 栗の渋皮を自ら剥いているようなピンチと戦っているようだ。  私は、こういう人になるのが、夢だったんだよなー。

 森沢明夫くんが『青森ドロップキッカーズ』のキャンペーンで、青森 に行って来た話も聞く。 「どのお店に行っても、土居さんとさくまサンの絵がありましたよ!」 「斉藤直樹さんに連れて行ってもらったお店ばかりだけどね!」 「それにしても、さくまサンが青森の斉藤直樹さんに会っていなかった ら『津軽百年食堂』も、『青森ドロップキッカーズ』も生まれていなか ったんだから、人の縁って素晴らしいですよね」 「人の縁ぐらい素晴らしいものはないよねー! 私の場合、斉藤直樹さ んに会ったばかりに、家のなかに立佞武多を入れないといけなくなっち ゃったけどねー。はっはっは!」 「ほんと斉藤直樹さんは、いい人ですよね−」と、尾崎靖さん。 「みんなあの斉藤直樹さんの笑顔に、騙される!」 「斉藤直樹さんは、本当に人のためになることを一生懸命考える方です よね」 「斉藤直樹さんが、すごいのは、それを楽しみながらやってることです よね。あれだけ脂っこい食べ物のお店を探しては、観光に役立てようと 考えているのは、絶対、変!」 「はっはっは!」

「森沢明夫くん! 青森をひとことで言う言葉ない?」 「えー。ひとことですか…」 「人に、青森にの魅力を聞かれたときに、ひとことでわかりやすく言え る言葉がほしいんだけど…」 「海があって、山があって、魚がおいしくて、人がやさしくて…そうで すね。炬燵(こたつ)みたいな国かもしれないですね…」 「こたつかあ! 確かに青森にぴったりだ!」 「こたつに入ったら、誰とでもなかよくなれる雰囲気がありますよね」 「そーかー。『日本の掘りごたつ』っていうのが、いいかもしれないね」  午後10時30分。帰宅。  出版社の人と話をすると、故郷に帰ったような気分になる。  もう出版業界を離れて、20年になるというのに…。  故郷は遠きにありて思うものなことは、よくわかっている。

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*『桃太郎電鉄11』から『桃太郎電鉄2010 戦国・維新のヒーロー大集合!の巻』までの名曲だけでなく、 『CR桃太郎電鉄』の挿入歌2曲、若槻千夏の歌うオリジナル新曲1曲を含む、全101曲収録。 101曲の明細はこちらです→http://columbia.jp/prod-info/COCX-36030-1/

桃太郎電鉄2010 戦国・維新のヒーロー大集合! の巻

『桃太郎電鉄公式サイト』桃鉄TVもよろしくね!

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