2009年8月18日(火)


 午前4時。起きた拍子に、『桃太郎電鉄KINKI』の物件一覧表作り。

 ついつい仕事が途中のままだと気持ち悪いので、働いてしまう。
 何なんだろう。この面倒な性格は。

 午前11時4分。嫁と、湯河原駅からJR東海道本線東京行きに乗車。

 きょうもいい天気だ。

 朝晩、だいぶ温度が下がるようになって来た。  午前11時21分。小田原駅で下車。

 迷うことなく、まっすぐ「守谷のパン」に直行!  昨日から、夏休みの営業再開なのだ。

 あんパンと、甘食を購入。  午前11時30分。「守谷のパン」の先にある「菜こんたん」へ。

 最近、小田原で町おこしとして始めた「小田原どん」を食べに来た。 「小田原丼」は、まず、地元の新鮮な魚をふんだんにつかうこと。  伝統工芸品の小田原漆器寄木細工の食器に盛り付けること。  このふたつを守れば、小田原どんと呼ばれる。  昨年、小田原市内10件のお店でスタートした。 「菜こんたん」は、鯵のサクサク丼。

 サクサク丼というぐらいなので、実にサクサク、正しく擬音を表現す ると、シャクッシャクッと音がして気持ちいい。  まるで新雪の雪の上を歩くときの音のようだ。  うまい。実にうまい。  甘いたれが、しっかりご飯に染み込んでいるのがいい。  野菜が多いのも、揚げ物を食べたときの罪悪感を軽減してくれる。  これから、小田原の新物件として、『桃太郎電鉄』に登場もありだな。

たま麩のお吸い物

 午後0時。「小田原EPO」の「無印用品」へ。

 湯河原の家のフィギュア部屋などに、まだラックが足りないので、4 本買って、湯河原に送ることにした。  この後、3Fの100円ショップを歩いているうちに、疲れて来る。  外に出たら、暑い。  あぢぢ…。 あぢぢ…。  ドラッグストアで、ユンケルを買って、飲む。  先週から、湯河原の家に来て、ちょうど1週間。  疲れがピークに達している。  よろよろと駅に向かいかけたときに、嫁がドラッグストアに忘れ物を したというので取りに行く。 「私は…、どうせ足が…、遅いから、先に行ってるね…」  嫁は非常に足が速いので、すぐ追いつくだろう。  暑い。太陽がじりじり暑い。  あぢぢ…。はあはあ…。  あぢぢ…。はあはあ…。  あぢぢ…。はあはあ…。  あれ? はあはあ…。  ん? はあはあ…。  何か違うな。はあはあ…。  道を待ちがえた? はあはあ…。  ははは…。ははは…。間違えた。  ミスター・マッパーと呼ばれ、日本じゅうの地図が頭のなかに入って いるはずの私が、道を間違えた。  2日前に通った道を、私が間違えた。ははは…。間違えた。  嫁に電話する。 「どうやら、道を間違えたようだ…」 「そうでしょ。どこに消えちゃったのかとおもった」 「ごめん…。駅ビルに着いたら、電話する…。はあはあ…」  小田原城のほうに向かっていた。  何とか駅ビルにたどり着く。  意識朦朧(いしきもうろう)ですよ…。  汗だらだらですよ…。はあはあ…。  午後1時34分。小田原駅から、JR東海道本線熱海行きに乗車。  はあ…。座席に座れるだけで、し・あ・わ・せ。  疲れたあ…。  午後1時56分。終点、熱海駅で下車。  駅前から、タクシーで10分ほどで、「ナチュラル」へ。  ここで、青森県観光振興部誘客宣伝課の斉藤直樹さんと待ち合わせ。  ついに斉藤直樹さんが、きょう夏休みを取って、湯河原の「桃太郎電 鉄立ちねぷた」を見に来てくれたのだ。  午後3時。湯河原の家へ。  恐る恐る家の玄関を開けた斉藤直樹さんが、怪鳥音を上げる。 「あ〜〜〜はっはっは! あ〜〜〜はっはっは! これはすごい!」 「うひゃひゃひゃひゃ、大きい〜〜〜!」 「おひょひょひょ〜〜〜っ! キングボンビー、恐いですねー」 「立ちねぷたって、こんなに大きかったですかね!」 「すごいです。こんな家、世界一にただひとつです!」

「斉藤直樹さん! きょうは夜までいて、電飾の点灯を見て行ってもら わないと」 「楽しみです。あははは!」

 しばらくして、オオクスライフアシストの橋本武博くんと、大同工業 さんが到着。  家の不満な点を直してもらうための打ち合わせ。  橋本武博くんに、斉藤直樹さんを紹介して、いま気がついた。  斉藤直樹さんこそ、推理小説の最初から登場していながら、実は真犯 人の役の人だったことが!  謎解きしよう。  いまから4年前。岩崎誠がいた広告代理店の会議で、斉藤直樹さんと知 り合った。  その後、斉藤直樹さんに、青森ねぶた祭り、弘前ねぷた祭り、五所川原 立ちねぷた祭りを見るためのホテルを、お祭りの1ヶ月前だというのに、 無理やり取ってもらって、念願の青森三大祭りを見ることが出来た。  このお祭りを見た最後の日に、斉藤直樹さんから「来年の五所川原立ち ねぷた祭りに、『桃鉄』を参加させることできませんかな?」と言われて、 あの怒涛の青森詣で始まった。  そして完成して、五所川原を練り歩いたのが、PS2『桃太郎電鉄16』 のオープニングに収録された「桃太郎電鉄立ちねぷた」だ。 「斉藤直樹さん! この立ちねぷたって、お祭りが終わったら、どうなっ ちゃうんですか?」 「廃棄しちゃいます」 「え〜〜〜、こんな素晴らしいものを、もったいない!」 「うん。もったいないんですけど、置く場所がないんで。何しろ家の3階 の高さですからね…」 「家…。3階…。斉藤直樹さん、もしこれを欲しいって言ったら、もらえ ますかね?」 「ええ〜〜〜!? たぶんOKだと思いますが、ほんとにいいんですか?」 「うーーーん。全然何も考えずに言っているので、しばらく置いておいて もらうのは、可能ですか?」 「来年の山車の製作が佳境に入るまでなら、なんとか」 「それまでに考えます」  そして、オオクスライフアシストの橋本武博くんに湯河原に、「桃太郎 電鉄立ちねぷた」が入るような家が売りに出ていないかを聞いた。  橋本武博くんは不動産が本業なので、古い日本旅館が廃業予定なので安 く買えますと言って来た。  しかも簡単なリフォームですむというので、喜び勇んで、斉藤直樹さん に正式に、譲り受けることを伝えた。  その後、三村申吾青森県知事から「青森が貧乏で、立ちねぷたを保存で きる場所を確保できなくてごめんなさいね」というメールが来た。  ここからけっこう茨の道だった。  簡単なリフォームですむはずだった湯河原の家は、あの姉歯さんの耐震 偽装以来、耐震対策に対する法律が、ものすごく厳しくなってしまい、古 い日本旅館は、建て増しに、建て増しを重ねていたので、全部壊して更地 にしないかぎり、建設できないピンチに陥ってしまったのだ。  要するに、新築にしないかぎり、建設できなくなったわけだ。  さすがに、そこまでお金を掛けるのは、バカらしい。  いったんは、建設を断念した。  ところが、建設を断念してから、仕事に対する張りが急速になくなって 行った。 「こんな馬鹿げた家を建てられるチャンスカードを持っているのは、世界 広しといえども、私だけではないか! だったら、そのカードをつかうべ きではないのか?」  2ヵ月後、橋本武博くんに、もう一度建設をお願いした。  そして1年以上かかって、今年ついに、湯河原立ちねぷたの館は、完成 したのである。  さて、ここで思い返してほしい。  すべては、斉藤直樹さんとの出会いから始まっているのである。  途中、松尾義人くん、中村義人さんといった犯人候補は、出てきたもの のアリバイがあって、シロだ。 「真犯人は、斉藤直樹さん! あなただ!」 「はっはっは! そうかもしれないですねー」 「本当は、真犯人とういうより、殺人教唆だ。私にこの家を作らせた」 「あ〜〜〜はっはっは! そうですよねー」  いや、ほんと。斉藤直樹さんと出会わなければ、こんな馬鹿らしくて、 ステキな家を建てることが出来なかった。  最高の真犯人だよ、斉藤直樹さんは。  午後6時。私、嫁、斉藤直樹さんの3人で、熱海の「」へ。

 斉藤直樹さんは、このお店のもずく雑炊を一度食べてみたかったそうだ。

 トウモロコシがあったので、焼いてもらう。

 イカのお刺身、サザエのお刺身、サンマのお刺身、キンピラ、金目鯛の 煮付けなど…。

 午後8時。湯河原の家へ。 「桃太郎電鉄立ちねぷた」を点灯させる!  斉藤直樹さんが再び「おちょちょちょちょ〜〜〜!」と怪鳥音を上げて 感動してくれた。 「最高です! 最高です! すごいです!」

 しばらく、イスに座って、ボ〜〜〜ッとした表情で見上げる斉藤直樹さん。  この「桃太郎電鉄立ちねぷた」を見た人は、誰もが「おお〜〜〜!」と 歓声を上げ、その後、電飾の美しさに、うっとりする。 「すみません! 桃太郎電鉄立ちねぷたをムービーで撮影してもいいですか」 「ええっ? いいですけど、桃太郎電鉄立ちねぷたは動かないですよ」 「大丈夫です。私のほうが動きますから!」

 そういって、斉藤直樹さん、「桃太郎電鉄立ちねぷた」に近づいたと思 ったら、2階のフィギュア部屋から、キングボンビーの顔を撮影!  なるほど、斉藤直樹さんが少しずつ「桃太郎電鉄立ちねぷた」に近づい て行く撮影の仕方なので、動きがあっておもしろい。 「これからの観光は、パンフレットではなくて、動画だって言われている ので、練習しているんですよ」 「たしかに、今後の観光情報も、動画のほうがいいですよね」  湯河原に来てから、笑いっぱなしの斉藤直樹さんの笑顔を見て、妙な 達成感がこみ上げて来た。  こみ上げて来ると、脱力感もいっしょについて来る。  斉藤直樹さんが、きょうの宿泊先に向かった後、私は風呂に入って、 いつものように「桃太郎電鉄立ちねぷた」を眺め、気が抜けて、なんと!  髭剃り用のジェルを、歯ブラシにつけて、歯を磨いてしまうのだった。  ははは。家も馬鹿らしければ、持ち主も馬鹿だった。  斉藤直樹さんとの出会いに、感謝…。  斉藤直樹さんのブログはこちら!

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