9月3日(土)

 午前8時。孫は朝から、ハイテンション。
 孫は寝起きがむちゃくちゃいい。
 起きると同時に、こっちを見て「にま〜〜〜」と微笑む、爺(じじい)殺しなのだ。

 午前9時30分。私、嫁、娘、孫の3.5人で、「イノダコーヒ本店」へ。
 土居ちゃん(土居孝幸)、ヤサカタクシーの宮本さんと待ち合わせ。
 ハンバーグサンド、フルーツサンド、イタリアン・スパゲティなど。

 午前10時。宮本さんの車で、京都駅まで送ってもらう。  きょう1日、娘と孫は宮本さんにお世話になって、東京に戻る予定。  ありがたいことだ。  以前、娘の旦那が「何で親戚みたいな人が、京都にたくさんいるんだ?」と悩んで いたのが、わかるような気がする。  私たちはこれから、北陸本線に乗って、富山に向かう。  念願の「おわら風の盆」祭りを見に行くのだ。  富山県富山市八尾(やつお)町のお祭りで、細長い坂の町を 女性が花笠をかぶっ て踊り、男性が胡弓を弾きながら練り歩く。  言わば、女子十二楽坊が浴衣を着て、しずしずと歩いている…という言い方は強引 過ぎるな。  とにかく派手なお祭りではなく、哀愁漂う音色が、坂道の町を幻想的にするそう だ。  2003年4月に、私はこの八尾(やつお)町を訪れて、資料館のビデオを見て以 来、熱病に冒されたように、見に行きたい気持ちが募りっぱなしになっていたのだ。  ところが、人口わずか2万人の八尾町に、お祭り期間の9月1〜3日だけで、20 万の人が訪れるといわれる。  富山市内のホテル、旅館は当然のごとく満員。  金沢のホテルまでいっぱいになるという。  八尾駅前のホテルは、このお祭りの期間中、1泊4万円になるそうだ。  そんなすごいお祭りを見るチャンスなどまったくないとおもっていたのだが、たま たま前回泊まったホテルに、キャンセル待ちを入れておいたら、運よくキャンセルが 出たのだ。  で、あわててこうやって、土居ちゃんを誘って、お祭りに向かうのであった。  午前10時30分。京都グランをヴィアホテルの前で、宮本さん、娘&孫とお別 れ。孫に最後の挨拶をしようとおもったら、もう寝ていた! やられた!  列車の時間まで、まだ間があるので「手塚治虫ワールド」を見て行く。

 京都は暑いね、やっぱり。  さっきまでけっこう涼しかったんだけど、どんどん気温が上昇している。  午前11時10分。京都駅から、サンダーバード15号富山行きに乗車。  車中、土居ちゃんと『桃太郎電鉄16(仮)』の打ち合わせ。

 いきなり、私が考えていたゲスト・ボンビーを1体、土居ちゃんにボツにされる。 はっはっは! ほんとは私が自分でボツにしただけ。  土居ちゃんにどんなキャラか説明しているうちに、イメージが希薄だったり、悪行 がいまいちだったことに気がついた。  逆に今回、3体ものゲスト・ボンビーが、『桃太郎電鉄16(仮)』に登場可能の 判断。3体そのまま出しちゃうか、温存するか悩む。  土居ちゃんに電車のなかでスケッチしてもらった絵の出来がどれも非常にいい。  いつもの土居ちゃんの絵柄とちょっと違う。  おもわず全部、登場させたくなってしまった。  なので気が向いたらゲスト・ボンビーが3体も登場ってことになるかも。  豪華すぎるかな?  ポニーキャニオン勤務のけーむらクンから、メールが入る。  実は、けーむらクンは昨年「おはら風の盆」祭りを見ているのだ。  それどころか、「おわら風の盆」に感動して、昨日、2年連続でまた八尾町まで行 っているのだ。  2年連続で行くくらい素晴らしいお祭りらしいのだ。  京都のマンションの管理人の久野さんも、「おわら風の盆」祭りを見たらしてくて 「あれは、ええよー! ほんまにええよー!」と言っていた。  とにかく「おわら風の盆」祭りを見て、よくなかったという人がひとりもいないの だ。  ますます早く見たい気持ちが募る。  午後1時55分。終点の富山駅で下車。  駅を降りた瞬間から、「おわら風の盆」祭りのポスターに、ビデオにと、町じゅう 「おわら風の盆」一色だ。

「おわら風の盆」祭りが開催される越中八尾駅までは、この富山駅から、高山本線に 乗り換えて行くのが、いちばん近い。  ところが、この高山本線に乗るのに、富山駅で乗車整理券をもらわないと乗れない システムになっていた。  サザンオールスターズのコンサートみたいだ。 「すごいんだねー」と、土居ちゃん。 「だから、土居ちゃんに『桃太郎電鉄』で絵にしてもらいたくて、無理やり誘ったん だよ!」 「なるほどね!」  私たちが行くホテルは、富山市内の外れにあるので、タクシーに乗車。  午後2時。ホテルに直行する前に、八尾(やつお)町まで行く。 「おわら風の盆」祭りは、夜のお祭りだけど、昼間の景色を見ていないと、町の感じ を土居ちゃんがつかめないためだ。

 2年前の4月に、私たちが来たときは、お祭りの時期ではなかったので、ひっそり とした静かな町だった。  きょうは「おわら風の盆」祭りの最終日。  町じゅう至るところに、「おわら風の盆」祭りのポスターが貼ってあって、屋台や 出店でいっぱいで、町は楽しそうだ。

 露店で、ます寿しのおにぎりを売っていた。  富山県といえば、ます寿しだからね。  白海老のどんどん焼きも売っていた。  白海老どんどん焼きは、名産の白海老をつかったクレープというか、お好み焼き。 これがうまいんだ。

 お祭りの屋台の定番、焼きそばを売っているお店はもちろん多いんだけど、ほかで は見ることのできない食べ物を売っているのがいい。  露店のひとつで、地元産の「呉羽(くれは)梨」を売っていた。

 もちろん、食べる!  種類は、幸水。  みずみずしくて、糖度が高そう。  実にうまい! 「呉羽(くれは)」とは、富山市の一部の地区の呼び名だが、クレラップの呉羽科学 がある。  あまりのおいしさに、スーパーに行って、この「呉羽梨」を自宅に送る。  スーパーの前の売店で、「おわら風の盆」のDVDを買ったりして、お祭りをすで に満喫したような気分。 「土居ちゃん、たのしいねー!」 「さくまサン、いま満喫すると夜、もう一度来るときに、雨が降ったりするから、仕 事のこと考えてよ!」と、土居ちゃん。 「おお! そうか、そうか! でも楽しいね」

 諏訪町の石畳の町並みを見に行く。  前に来たときは、ひっそりしていて、霧雨が降っていた。  きょうは雪洞(ぼんぼり)が立っていて、お祭りムード、満点。  街の雰囲気が、一変していた。

 午後4時。リバーサイドリゾート「雅樂倶(がらく)」へ。

 キャンセル待ちで、やっと手に入れた宿泊先だ。  神通(じんづう)川のほとりにあるので、リバーサイドリゾート。

 八尾町を歩いて疲れたので、しばらくベッドにひっくり返る。

 午後5時。ホテルの地下1階で、前回も食べておいしかったお箸で食べられるフラ ンス料理懐石。  地のものを小さい器に盛って、いろいろ味を楽しめるのがいい。  石焼で、とり貝を焼いて食べるなんて、まさに和食。

「おいしいねー、土居ちゃん!」 「うん。でもさくまサン! 眠そうだよ!」 「八尾町、ずいぶん歩いちゃったからね!」 「もうお祭り、見た気になっちゃったんじゃないの?」

「おいしものを食べて、満腹してるからねー。このまま寝ちゃいたいよー」 「そういうこというと、雨になるからやめて!」 「仕事で来てるから、大丈夫だよ!」 「でも、ほんと眠そうだよ!」 「眠いよー! ついでに孫の顔を思い出したりして!」 「やめて! どしゃ降りになる! ハハハ!」

 食後、部屋に戻って、「おわら風の盆」祭りに行く準備。  夜中まで八尾町に滞在するかもしれないので、カバンから、メガネ、アイデアノー ト、デジカメなど重いものを出して、軽装にする。  ゼロ戦が燃料の補助タンクを落としていくみたいだ。  いざ飛びたたん!  午後7時。さて、ホテルにお願いしておいたタクシーに乗って、でかけるかとホテ ルの玄関に出ると、どしゃ降り!  ザーザー、ザーザー!  ザーザー、ザーザー!  ザーザー、ザーザー! 「ええ〜〜〜!? さっきまで雨降っていなかったじゃないか!」 「さくまサン!」 「オレのせいじゃないだろ〜!」 「さっきの夕食で、さくまサンの仕事モードが…」 「たしかに、途切れた。はっはっは!」 「さくまサン!」  とりあえず、八尾に向かう。  向かう途中、ローソンに寄って、土居ちゃんがビニール傘を3本買ってくる。 「すまんね、土居ちゃん! 私の仕事モードが途切れたばかりに…」 「いえいえ! 傘を買うと晴れるって法則あるから!」 「いまから仕事のことを考えて、晴らしてみせる!」 「さすがに、この雨じゃ無理でしょう」  私の日記を長いこと読んでいる人には、あまりにも周知の事実だろうけど、最近読 み始めた人に一応、説明しておく。  私の日記の取材旅行の写真は青空がやたらと多い。  どういうわけか、私が取材で行くと、晴れるのだ。  先日も、青森のぬぶた祭りの取材に行ったとき、地元の人に「青森は、年間でも気 温30度を越える日は、3日ぐらいしかないのさー」と言われたのだが、私が行った 3日間すべて、30度を越えたどころか、33度だった。  旅先で天気が悪いときでも、私が仕事を始めると、急に晴れだすことが多いので、 みんながこの法則を信じきっているのだ。  私が実はいちばんこの法則を信じていなかったのだが、たしかにみんなに言われて みると、そういうことが多い。  今年の『桃太郎電鉄G』の撮影のときも、岩崎誠が「さくまサンは、六本木のスタ ジオ撮影に来てくださればいいんで、お台場の撮影のほうは来なくても、けっこうで すから」と言ったばかりに、お台場の撮影で雨が降った。  その後の六本木のスタジオのほうは、私が行ったせいで、晴れた。  スタジオ撮影で晴れても、何の意味もない。  そんなわけで、「おわら風の盆」祭りに向かう途中、どしゃ降りの雨になってしま ったので、土居ちゃんが必死に「さくまサン! 頭を仕事モードに!」と叫んだので ある。 「仕事モードっていわれても、一応、仕事のつもりで来ているんだけどなあ!」  タクシーが、八尾町に近づく。  晴れた!  晴れたのである。  晴れたというより、路面が濡れていなかったので、八尾は雨が降っていなかったの だろう。 「やったーーー!」 「ほんとにすごいな、さくまサンの晴れ男ぶりは!」 「さくま神話は、不滅なり! はっはっは!」  午後7時30分。八尾町の外れの「タクシー乗降場」で、タクシーを降りる。  かなり町中から離れているが、タクシーだからここまで来れた。  きょうの八尾町は、一般車両完全通行止めだ。  大型観光バスや、一般車両はここから、歩いて2キロの場所で車を降りないとか。 私だったら、坂道つきのこの2キロはとても歩けないよ。  ゆるやかな坂道を登って、おわら資料館の近くの道に出る。  すでに観光客でいっぱい。

 さらに歩いて、石畳の諏訪町本通りへ。  たしか、ここで午後7時30分から、花笠の女性たちが練り歩くはずだ。  ただ、本当に午後7時30分からかどうかは、まったくわからない。  とくに最終日のきょうは踊り手さんたちの気分次第で始まると、昼間、呉羽梨を 売っていたお兄ちゃんが言っていた。  でも、その「気分次第」なのが、最終日のお祭りの良さらしいのだが…。  観光客は、沿道に座って、踊り手たちがやってくるのを待っている。  しかし、一向にお祭りが始まる気配がない。

 私たちも、諏訪町本通りの石畳が始まるあたりの曲がり角に陣取るが、まったく練 り歩きは始まりそうにない。  見物客は、どんどん増えて来た。  いかにも値段が高そうなカメラを持った私より年上そうな初老の方がひとりでいた ので、話しかけてみる。 「何回か、いらしてるんですか?」 「4回ぐらいです」 「それは、すごいや! やっぱり、それだけいいんですか?」 「いいねー! 幻想的で、胡弓の音がもの悲しくしくていいんでずよ!」 「4年連続で来てるんですか?」 「いえ。最初に来たのは、20年ぐらい前…」 「うひゃあ! じゃあ、その頃はこんなに見物人は…」 「全然! 沿道の家がみんな開いていて、2階からお酒飲んで行きなさいよ!と声を かけてくれましたよ」 「いい時代だなあ!」 「交通規制なんかなくて、お祭りの脇を自動車が走っていましたよ」 「へえ〜〜〜!」  暑い。  気温よりも、人出で暑い。  あぢぢ…。 あぢぢ…。

 そのうち、田中真紀子そっくりの濁声のおばちゃんが「ここは、通らないってさ!  そう言ってたよ!」と怒鳴り始めた。  そのくせ、自分は移動するでもなく、おなじ場所に立っている。  ちょっと怪しい。  とにかく、まったく情報がないのいで、流言飛語だらけだ。 「もう公民館を出発した!」 「雨が心配なので、中止になった!」 「新町通りの公民館では、演奏と踊りが始まった」  どれを信じていいかわからない。  たまたまどこからか現れた踊り手の女性に、ドッと人が群がる。  まだ練り歩きを始めるかどうか、わからないそうだ。 「おわら風の盆」は、胡弓をつかうのが特徴なので、少しでも雨が降ると、楽器がダ メになってしまう。  だからいま、お祭りを始めるのかどうか決めかねているとか。  こういうことを告知する係りの人はいないものだろうか?  踊り手の女性さんも取り囲まれて大変だろうに。  それにしても、いつお祭りがスタートするかが書かれた運行表がないお祭りという のも、珍しい。  急激に、観光客が増えてしまったために、対応が遅れているためだろうけど、たと えば本当に狭い道なのだから、パイプイスを出して、1脚1000円のチケットを売 り出して、時間通りに運行すればいいとおもう。  1万人で、1000万円の収益だ。  10万人なら、1億円。  毎年訪れる20万人で、2億円になる。  この収益で、お祭りを運営すれば、大型観光バスの物見遊山なだけのお客さんは、 さっさと帰ってくれるし、お金を落としてくれるし、言うこと無しだ。  交通規制も緩やかにできるかもしれない。

 私たちからして、夜、こっちに来てからは、ソフトクリーム1個しか、八尾町にお 金を落としていない。  これでは、町にとって迷惑なだけの人ではないか。  でも、トイレの数も2ヶ所ぐらいにしかないので、長蛇の列が出来ている。  土居ちゃんが何度も「さくまサン! 何か飲む?」と言ってくれたけど、頻尿の志 士としては、うっかり飲んでトイレに行きたくなったら、困る。  実際、大量の観光客に対して、町は迷惑の雰囲気がないでもない。  私が住んでいる原宿も、数年前に表参道のイルミネーションを中止した。  あのSMAPの『夜空ノムコウ』のビデオクリップに登場したあのイルミネーショ ンだ。  あのイルミネーションは、地元の商店は、毎年電気代として、30万円も取られた あげくに、観光客がお金を落とすのはマクドナルドだけで、赤字になるだけらしかっ た。  おまけにトイレが足らないので、庭のある家は、みんなおしっこの被害に会って大 変だったそうだ。  そうおもうと、八尾町の人たちが、あまり熱心にならずに、気が向いたら踊るスタ ンスを崩さないのもわかる気がする。  それだからこそ、大型観光バスと、町で出合った「4回来ています」という人を分 けるべきだとおもうのだが。  午後8時30分。「これはもう、きょうは無理かもね」と私が言ったとたん、突然、 激しい雨が降り出した! 「ひえええええっ!」 「はっはっは! 間違いなく、仕事モードは途切れたぞ!」  リバーサイドリゾート「雅樂倶」を出てきたときのような激しい雨だ。  観光客が軒先に逃げようとするが、軒先が少なくて、逃げ場がない!  傘を持っている人も少ない。  私たちは傘を持っているので、歩けたけど、次第に傘では追いつかないようなさら に激しい雨になって来た。

 必死にタクシー乗降場まで、歩いて行くが、私も嫁も、土居ちゃんも、びしょ濡 れ。  ぐはっ! 水溜りに靴がくるぶしまで浸かった。  靴はもう、ぐじゅぐじゅ。  タクシーに乗るために、傘を閉じて、座席に入るための動作だけで、バケツ一杯の 水をかぶった感じだ。

「まいったねー!」 「お祭り見に来て、見れなかったなんてこと初めてだよ!」 「さすがに、きょうはお祭り中止だろうね」 「あとはDVDで見るしかないね!」 「悔しいねー」 「また来年、来ようかなあ…」 「ちょっといまの時点だと、わからないよね」 「そりゃそうだ…」  かくして、さくまあきら取材旅行シリーズ史上、最大の失敗に終わってしまったの である。  ぎゃっふぅーーーーーーーん!  わざわざ絵を描くために来てもらった土居ちゃんには悪いことをした。 『桃太郎電鉄16(仮)』では、物件として初登場、目的地にまでするつもりで意気 込んでいたけど、いまはまったくの白紙だ。  くやしいなあ!  来年もう一度挑戦するか。  少なくとも、「おはら風の盆」の雰囲気と暑さは、わかった。  そんなことより、ちゃんとホテルまで帰りつけるか心配になるほど、滝のような雨 だ。  あれ? タクシーが八尾町を出たら、晴れた。  そうか。ホテルを出発したときの雨がこっちに来たのか。  午後9時30分。リバーサイドリゾート「雅樂倶(がらく)」に戻る。  雨に打たれて、疲れた。  とにかく、まず洋服を着替える。  冷房を下げて、靴とかハンドタオルが渇きやすくする。  午後10時。部屋にお風呂がないので、一苦労。  私はまだ左腕が不自由なので、浴衣の帯を締めることができない。  そこで、嫁に先に15分先にお風呂に行ってもらって、私が15分後お風呂に入る。 私はカラスの行水に近いので、私がお風呂から出る頃に、ちょうど嫁もお風呂を出る。  このとき、私は携帯で嫁を呼んで、男湯のお風呂から出たところで、浴衣の帯を結 んでもらうのだ。  赤ちゃんが、お風呂から上がって、お母さんがバスタオルで迎えてくれるのと、あ まり変わらない。  だから、私は極力、部屋つき露天風呂の旅館ばかり探している。  そんなわけで、いつものように携帯電話を持って、大浴場へ。  すると、偶然、土居ちゃんが入っていた。  ふたりで、のんびり露天風呂に浸かる。  少しぬるめのいい泉質の温泉だ。 「残念だったねー」 「さくまサンの神通力も通用しませんでしたね!」 「2年前に、八尾町に行ったときも、雨だったからなあ…」 「雨が多い町なのかなあ…」 「いま外は晴れているみたいだけど、もう一度いまから、八尾まで行く?」 「もう温泉入っちゃってるよね!」 「ちょっと面倒だよね」  午後11時。温泉に入って、気持ちよくなったまま、ベッドに倒れこむように、 ぐっすり。眠さには勝てず。

 
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