4月22日(金)

 午前9時30分。私、嫁、娘、孫の3.5人で、喫茶店「らぴす」サンでモーニン
グ・セット。

 午前10時30分。私、嫁、娘、孫の3.5人で、高円寺の整体さん。
 私、嫁、娘の3人を治療してもらう。
 整体のお兄ちゃんは3人立て続けで、ふうふう大変そう。

 午後1時30分。新宿に出て、ドコモショップへ。
 私の前の機種は、どういうわけか人に電話すると、自分の声がこだまするように遅
れて聞こえてくるので、評判が悪かった。
 たとえば土居ちゃんに電話する。
「もしもし、土居ちゃんさあ…」、「…んさあ…」
「あっ、さくまサン!」「…まサン!」
「ゲスト・ボンビーのデザインなんだけどさあ…」「…だけどさあ…」
「うん。赤だとやっぱり変だった?」「…っぱり変だった?」
 といった調子でお互いの声がエコーのように聞こえる。
 たまたまどこかのボタンを押してしまったのだろうとおもって、先日ハドソン札幌
開発スタッフの小坂晃弘くんがおなじ機種を持っていたので、ひとつひとつコマンド
を開いて、「ON」「OFF」を読み合わせしてみたけど、まったくおなじコマンド
だった。
 たまに携帯電話本体の当たり外れで、こういう現象になるらしい。
 だったら、どうせ『桃太郎電鉄TOKYO』を作って、ハドソンからSH901を借り
ているのだから、P901iを買えば、2種類の機種で『桃太郎電鉄TOKYO』をプレ
イできるし、新作を作るときも助かるということで機種変更しに来た。

 例によって、料金プランをどうするかのメドがまったく立たない。
 もともと私の携帯電話の番号を知っている人は、20人ちょっとくらいだから、あ
まり電話をかけない。
 調べてもらったら、先月の使用料は、4000円ちょっとだったそうだ。

 よくわからないので、嫁に選んでもらって、私は同意書にサインするだけ。
 さっそくうちの娘に、待ち受け画面に孫の写真を設定してもらう。
 孫バカじいさんとしては、お約束でしょ?

 午後2時30分。「カメラのさくらや」へ。
 夕方、スーパーテスト・プレイヤー井沢どんすけが来るので、最新ゲームをいくつ
か買う。

 午後3時。帰宅。
 しばらく読書。

 午後4時。井沢どんすけが到着。
 まずは井沢どんすけに『桃太郎電鉄16(仮)』の契約書に判子を押させる。
「井沢どんすけ! いまのは『桃太郎電鉄16(仮)』の契約書ではなく、四谷のマ
ンションの購入契約書だよっ!」
「え〜〜〜〜〜〜ッ!」
「はっはっは! 井沢どんすけ、ウソだよ。おまえが契約書の文言をちゃんと読まず
に判子を押しちゃうから脅したのだ」
「だって、難しい言葉ばっか書いてあるんだもん」
「はっはっは! 井沢どんすけ、よく読めばゲームが1本売れるたびに、井沢どんす
けが私に50円ずつ払う契約書になっているんだよ!」
「え〜〜〜〜〜〜ッ! ひょっとしてゲームが100万本売れたら、ボクはさくまサ
ンに、5000万円払うんですかあああっ!?」
「そうだよ!」
「払えっこないっすよ!」
「井沢どんすけ、払えるかどうか考える前に、『嘘でしょ!』と言えよ!」
「えへえへえへっ。そうですよね!」

「さて、井沢どんすけ! どんどんばりばりゲームをやってもらうぞ!」
「はいっ! いいすっよ!」
「まずは、バンダイの『鉄人28号』だ!」
「『鉄人28号』? ちょっと時代錯誤のゲームですね」

「えへえへえへっ!」
「えへえへえへっ!」
「えへえへえへっ!」
「井沢どんすけ、おもしろいんだろ!」
「えへえへえへっ! これシンプルでおもしろいですよー! 空飛べるし、建物持ち
上げて壊せるし、金田正太郎くんも動かせるし!」
「井沢どんすけ! さっき鉄人が金田正太郎くんを踏み潰してなかったか?」
「ええ。ちょっと…」
「踏み潰すのに、ちょっとがあるか!」

「えへえへえへっ! ハハハハハハ!」 「えへえへえへっ! ハハハハハハ!」 「えへえへえへっ! ハハハハハハ!」 「おっ! ブラックオックスだ! これは井沢どんすけ、強いはずだぞ!」 「そうっすか! あっ、何だこれ!」 「おそらく妨害電波だ!」 「動けない!」 「ブラックオックスは、このくらい強くあってほしいぞ!」 「えへえへえへっ! 強いっすよー!」  午後6時。嫁と娘が、歯医者から帰ってくる。 「あれ? 井沢サン、まだ『鉄人28号』やってるの?」と娘。 「やめないんだよー!」 「じゃあ、おもしろいゲームなんだ!」 「えへえへえへっ! おもしろいっすよ!」 「見てても、すっごくおもしろそうだよ!」  井沢どんすけが、敵に回すと恐いが、味方にするともっと恐い男なのは、こういう 場合である。  話題のゲームでもつまらなければ、15分ほどで「話になりませんね」とコントロ ーラを置いてしまう。  でもおもしろいとなると、このように2時間まったく休み無しで続けてしまうのだ。  だから私は井沢どんすけの評価が厳しくなりそうなゲームから順にやらせるのだが、 きょうは順番を間違えた。 『三国無双』とか大好きな井沢どんすけのことだから、『鉄人28号』のようなレト ロなゲームを気に入るとおもわなかったのだ。 「操縦器がシンプルなまま、動かせるんでいいですよ、これ!」 「空飛んだあとの着地シーンとか格好いいし!」 「建物壊すの、気持ちいいですよ〜!」  私は昔、『ストリートファイターII』の自動車を壊す部分だけを抽出したゲームは 作れないかとおもっていたけど、まさにあの発展形だ。  こういうゲームもありだとおもう。  私のようなレトロ世代にも、うれしいデザインがいっぱいあるし、時代の古さも感 じない。  しかし、せっかく井沢どんすけを呼んで、テスト・プレイ1枚で終了とはもったい ないことをしてしまった。  午後7時。私、嫁、井沢どんすけ、娘、孫の3.5人で、西新橋の「東山」へ。  いわずと知れた「櫻川」の倉橋さんが移ったお店。

 井沢どんすけは初めてだったので、「東山」の部屋に圧倒され、料理に圧倒され、 うっかり私たち家族の誘導尋問で、お花見に「友だちと、いや、ひとりで行きました」 と誰か(女の子?)と行っていたことがバレ、耳を真っ赤にして照れる。

 銚子沖で獲れたという鮪(まぐろ)のにぎりのおいしさったら、なかった。  くちのなかで、じゅわ〜と溶けていくようだ。

<絶賛のお店> 「東山」 住所:東京都港区西新橋3の3の3 ペリカンビル地下1階。 電話:03-3437-1361 営業時間:12:00〜14:00 18:00〜20;00 定休日:いまのところ未定。 備考:愛宕1丁目。愛宕神社参道口が目印。最後はフカヒレ丼!

 

 午後10時。帰宅。  おお! 横浜ベイスターズが首位阪神相手に、3−1と快勝!  うれしいエース三浦番長の初勝利だ。  でも、佐々木様の2軍降格が決定。  仕方ないなあ…。  でも、調子のいいときだけ投げて、身体を万全にしていくのでもいいような気がす る。 「引退興行」と銘打ってもいいとおもうんだけどなあ…。  変にシーズン終了あたりに、ホイッ!と引退するより、横浜ベイスターズ史上最大 の全国区スターなんだから、今年1年をさよならツアーとして、球場を満員にしてほ しい。

 
さくまNEWS


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・アクセス方法
 iMenu>メニューリスト>ゲーム>テーブルゲーム>桃太郎電鉄
・対応機種
 「FOMA 900/901 シリーズ」

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