3月14日(月)

 午前6時30分。きょうも朝風呂温泉。
 さすがにお風呂の入りすぎで、身体がかゆくなってきた。
 1日何回も入っているからだ。
 脂が抜け始めている。

 お風呂テレビで、チャンネルをあちこち回して「林家こぶ平の林家正蔵襲名のお練
りに、14万5000人の人出!」のニュースを見る。
 こぶチャン、泣きっぱなし。
 暗いニュースが多いなか、ひさびさに明るい話題で、見ていて気持ちいい。
 私は「顔が似ている芸能人は林家こぶ平」と呼ばれてきたので、何だかうれしさも
身近な気がする。

 しかし、2年半前から、襲名が決まっていて、古典落語を高座で、年間40日勤め
たり、笛、義太夫、そのほかたくさんの稽古を積んだ上で、やっと襲名という古いし
きたりを守ることは、大変な苦労だったとおもう。
 今朝のテレビ番組に出ていた林家こぶ平が「昨日は、東京ドーム1杯分、泣きまし
た」といっていたけど、苦労したからこそのうれし泣きだね。
 林家正蔵いう名前が、「止め名」と呼ばれる林家一門の最高位の名前であることを
初めて知った。重責だろうなあ。

 あっ。いかん。うっかりベッドで、ふとんにくるまったら、やっぱり寝てしまった。
温泉効果、絶大なり。
 まあ、いいや。今回の熱海は、初めて静養重視だ。

 午前11時30分。嫁と熱海市街地の外れの錦ヶ浦にあるアオカリゾート公国へ行
く。
「公国」とは、公爵位を持つ貴族の領土のことだ。
 熱海市内にアカオホテルを経営した赤尾さんが、次第に経営の手を広げて、ついに
24万坪の広大な敷地に、ホテルやリゾート施設を建てたのである。
 24万坪とううのは、東京ドーム17個分だそうだ。
 来てもらったお客さんに、貴族のもてなしをしようというための「公国」の名称な
のだろう。
 そこにあるミュージアムレストランに行こうとおもって来た。

 ところが、きょうは貸切でお休みだという。がびーーーん!  電話を入れてから来ればよかった。  しかもタクシーで来てしまったから、帰りの交通機関がない。  仕方なく、近くのホテルまで、とぼとぼ歩くことに。  見上げれば、熱海城が聳(そび)え立っていて、雄大な景色なのだが、下を見ると、 錦ヶ浦の断崖絶壁。まるで2時間サスペンスドラマの最後で、犯人がゲスト役を突き 落とそうとする場面のような場所だ。  ただでさえ、高い所が苦手な私は、膝ががくがく。

 及び腰のまま、ロイヤルウイングというホテルまで歩く。  ここもまたアカオリゾート内。  しかしここは宿泊者向けのみで、ご飯を食べる場所がないという。  近くに、日本料理のお店があるというので行くが、またしても断崖絶壁の場所にへ ばりつくように建っている。

 どうも私には、居心地が悪そうなので、ホテルニューアカオまで歩くことに。  ここなら、軽食のひとつも食べることができるだろう。 「ええっ! 宿泊者のみしかダメなの〜〜〜!?」  ふぃーーーん! お腹減ったよー!

 午後12時30分。失敗が続いた場合は、基本に立ち返るのが延焼を防ぐ最大の防 御策。熱海銀座に戻って、いつもの「ナチュラル」へ。  ジャガイモとベーコンのオープンサンドに、おまかせカナッペ。

 最初からここに来ていればよかった。  でも錦ヶ浦の断崖絶壁は、怖いけど、遠くに見える海の景色は最高によかった。  食後、渚町の「三木製菓」へ。

 バウムクーヘンのおいしいお店と聞いたら、行かねばならぬ。  期間限定で、バウムクーヘンを作っていると聞いたけど、暑い日だと、バウムクー ヘンがうまく巻きつかないので、涼しければ初夏まで、手作りバウムクーヘンは作っ ているそうだ。  一切れサイズと、ホールサイズのバウムクーヘンを買う。  ホールサイズは、東京に戻ってから。一切れサイズは、すぐ食べるためだ。  この「三木製菓」は、ネコの舌クッキーという名物のお菓子がある。  このお菓子は、ネコの舌のような形をしていて、かの文豪・谷崎潤一郎さんがごひ いきにしていたそうだ。  午後1時。海辺の親水公園で、バウムクーヘンを食べる。  うまい。うまいよー!  しっとりとしたおいしいバウムクーヘンだよ!  砂糖の部分もおいしいよ。

 午後1時30分。熱海の家に戻る、 『桃太郎電鉄16(仮)』のだじゃれカードの製作を続ける。  少々てこずる。  だじゃれは、いくつも見ていると、どれが本当におもしろいのかわからなくなるの で、平常心を維持しながら読まないと、だじゃれになっていないようなもののほうが、 笑えるようになってしまうので、危険だ。  本当は、きょう東京に帰るつもりだったんだけど、熱海の家でくつろいでいると、 帰る気がしなくなってきた。  きょうも、熱海に泊まることにしよう。  こんなに熱海にはまるとはおもわなかった。  午後6時。嫁と熱海銀座のお寿司屋さん「廉(れん)」へ。  そろそろ熱海に、行きつけのお寿司屋さんを1軒くらい持ちたいとおもったので、 きょうからお寿司屋さん探しに入る。  熱海のお寿司屋さんは、駿河湾とか、近海の魚をつかったお寿司屋さんが多いはず だから、たのしみ。 「廉(れん)」の場所はどこだろうと思ったら、「ナチュラル」の先で、いつも見て いたお店だった。

 お寿司は、直球勝負の若々しい味だ。  今年の西武ライオンズの涌井投手のように活きがいい。  これで特上寿司、2500円は安い。  熱海は、間違いなくイカがおいしい。  イカがおいしいお寿司屋さんは、好きだ。

 しかもこのお店の売りのひとつに、カニとウニの和風グラタンがある。  もちろんおいしいんだけど、お寿司屋さんで、焼き物を食べるっていうのは、妙な 気分だね。  値段も安いし、なかなかおいしいので、熱海のごひいきお寿司屋さんとして、キー プ!

<私がもう一度行くためのメモ> 「廉(れん)」 住所:静岡県熱海市銀座町3−4 電話:0557-82-8807 営業時間:17:00〜01:00 定休日:水曜 備考:カニとウニの和風グラタン。

 午後7時。熱海の家に戻る。 『桃太郎電鉄16(仮)』のだじゃれカードの製作を続ける。  そろそろ「完成」の文字が見えてきた。  今夜も、温泉三昧。  さすがに、明日は東京に戻る。
 
さくまNEWS


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