６月２２日（火）

　台風６号は、津軽海峡の西で、熱帯低気圧になった。
　昔ほど台風は怖くなくなったけど、テレビで見ると、公民館に避難するような災害に
なる場所もまだまだあるんだね。

　午前７時。昨夜、少し早めに寝たので、もう仕事再開。
　仕事しないほうが、ストレス溜まっちゃうので、少しでもいいから仕事する。　
キーボードを叩きつけるような仕事の仕方はやめて、のんびりと。

　午前１０時。荷物をまとめて、嫁と京都駅へ。
　伊勢丹デパートが開店するのを待って、「はつだ」の特選和牛弁当を買う。





　午前１０時３７分。東京行きひかり２６８号に乗車。
　台風が去ったので、青空がきれいだ。

　乗車後、まずは「はつだ」の特選和牛弁当を食べる。
　う〜〜〜ん。和牛が染み込んだ和牛が、うんまい。うんまい！
　これは、ダイエットの敵だ。
　心を鬼にして、半分食べたところでやめる。
　…が、無理だったので、３分の２でやめる。
　…が、後ろ髪を引かれたので、肉とキャベツの部分だけ食べて、ご飯を残す。
　小泉総理の多国籍軍には参加するけど、後方支援だけ！という言い方とあまり変わ
らない。

　車中、『桃太郎電鉄Ｇ（仮）』の仕様書作り。
　ゆっくり、ゆっくり…。
　まだちょっと手首が痛い。

　午後１２時３５分。熱海で下車。
　京都から、のぞみ新幹線ではなく、ひかりに乗ったのは、熱海の家に寄って行くた
め。京都から、１日数本あるひかり号だと、京都から熱海まで１時間５８分。
　２時間かからない。
　これは便利だ。

　うひゃー、熱海は暑いなあ。
　きょうの静岡県は、最高気温３４度？
　暑いわけだー！

　午後１２時４５分。熱海の家へ。
　あれ？　工事の人がいない。
　う〜〜〜、暑い、暑い。
　外も暑いが、部屋のなかも暑い。
　でも古い昭和初期の家だから、窓を開け放つと、風がよく通る。
　この家の財産は、よく通る風かも。

　プラズマテレビが届いていたけど、午前中に来て、部品が足らないので、帰って行
ってしまったそうだ。

　嫁が、宅急便で届けた家具や、食器を開ける。
　手足がまだ不自由な私は、役に立たないので、自分の部屋のベッドで、１５分ほど、
転寝。
　あ〜〜〜、風が気落ちよく通り抜けて行く。
　自然の風はいいねー！
　井上陽水の『少年時代』が遠くで聞こえるかのようだ。

　午後１時３０分。整体のお兄ちゃん・梅津実くんが到着。
　私がいつも日記に、整体のお兄ちゃんと書くものだから、もっと若い人を想像して
いる人が多いようだけど、土居ちゃん（土居孝幸）、カズ坊（関口和之）とおない年。
　もともと高円寺の整体さんは、お父さん、お兄ちゃん、弟の３人でやっていたので、
私が弟くんと区別して、お兄ちゃんと言っていたのが、呼び名になってしまっている。
　直りそうもないので、このまま、整体のお兄ちゃんで通す。

　整体のお兄ちゃんは、月曜日、火曜日は、網代（あじろ）の温泉付きの家に住んで、
水〜日曜日までは、高円寺で治療をしている。
　きょうは、お休みの火曜日なので、来てくれた。
　しかも、１００度まで計測できる温度計をプレゼントしてくれた。
　これは助かる。
　私が買ったお風呂温度計は、６０度までしか測れない。
　熱海の源泉は、７０度あるから、うっかりすると破裂してしまう。

　しばらく、整体のお兄ちゃんが家具の設置を手伝ってくれる。





　家の工事のほうは、きょうは配管工事の人が来ていた。
　伊豆石があとかたもなくなっていたのは、もったいない気もするけど、完成後は大
きなお風呂になるのかとおもうと、わくわくする。





　午後３時。「買い物はないですか？」
　車で来ていた整体のお兄ちゃんが、買い物に付き合ってくれるという。
　やさしいね。　
「ハンディホームセンター」へ。

　湿気取りやら、ハンガーやら、ガスボンベやら、日用品をあれこれ。
　こういう買い物って、けっこう楽しい。
「こんなに便利」と書かれた宣伝文句に、いちいち「便利じゃない！　面倒だ！」と
突っ込みを入れて歩くのも楽しい。
　隙間家具用とかって、ちっとも便利じゃないの売ってたりするよね。

　午後４時。熱海の家に戻って、さらにあれこれ家具の設置やら、今後何を買ったら
いいのかを書き出す。
　静岡のチャンネルは、東京と違うらしい。
　でも東京のチャンネルで見る方法もあると、整体のお兄ちゃんが言っていた。
　説明してもらったんだけど、元よりこういうことに苦手な私は、まったくわからな
い。最近ようやくケーブルテレビと、スカイ・パーフェクＴＶが違うことがわかった
レベルだ。

　整体のお兄ちゃんが、車で熱海駅まで送ってくれた。
　すぐ乗れる新幹線があるんだけど、目の前の客がチケットを買うのに手間取って、
なかなか終わらない。
　もうひとつの列のほうは、新人くんが発券しているようで、まったく進みそうもな
い。いまどき新幹線のチケットを買うのに、フォーク並びをしない駅も珍しいね。

　あと５分？
　どうする？　その次は、４０分後？
　無理するか！
　早く帰りたいので、整体のお兄ちゃんにお礼を言って、走る。
　必死に走る。
　キャリーバッグを持って走るのは、しんどい。
　それでも必死に走る。
　ふぃ〜〜〜、間に合った。

　実は急いで東京に帰らないといけない用事がひとつある。
　これだけで、ピンときた人は、よっぽどのさくまにあ！

　午後４時３５分。東京行きこだま４１６号に乗車。
　車中、『桃太郎電鉄Ｇ（仮）』の仕様書作り。

　午後５時２３分。東京駅に着く。

　午後５時５５分。自宅に戻らず、神宮球場へ。
　はっはっは！　これだよ、これ。
　きょうわざわざ東京に戻ってきた理由は。
　ひょっとして、きょうは見れないかもしれないと思っていたけど、京都までずっと
年間シートの券を持って行った効果が、早くも出た。
　ひょっとして、「横浜ＶＳヤクルト」３連戦を神宮球場で見たら、また京都に戻る
のかって？
　そーのーとーおーりー！
　お〜〜〜ほっほっほ。私を馬鹿とお呼び！　ピシッ、ピシッ！

　しかし、旅行用のキャリーバッグを担いで、球場の石段を上がるのしんどいよ！　
これも、横浜ベイスターズの応援のため、横浜ベイスターズの応援のため。
　宗教！　宗教！





　この努力の甲斐あってか、昨年から７連敗中の天敵・ベバリン投手から、２点を取
って幸先の良いスタートと思いきや…、アズ・スーン・アズ！　クイックリー！　
　あっという間に１点取れれたどころではなく、な、な、な、な、な、な、な、な、
な、な、な、な、な、な、な、な、な、な、な、な、な、な、な、な、な、な、な、
な、な、な、な、な、な、な、な、な、な、な、な、な、な、な、な、な、な、な、
な、な、な、な、な、な、な、な、な、な、な、な、な、な、な、な、な、なんと、
４回裏、吉見祐治投手が、鈴木健、古田、マーチンの３連続ホームランを浴びるシー
ンを見るはめになろうとは！　ほんげーー！
　３連続ホームラン！
　３連続ホームラン…！
　３連続ホームラン……！

　吉見祐治投手は、いい日はバカにみたいにいいけど、ダメダメな日は、こういう相
手にとって思い出になるシーンを演出しちゃうからなあ！

　あとは、横浜ベイスターズ得意の残塁の山劇場をおとなしく鑑賞するだけ。
　腰痛で欠場の内川聖一選手がいないのが痛いなあ！
　金城龍彦選手も、きょうデッドボール喰らって、けっきょく途中欠場してしまった。
この時期、どの球団もけが人続出！
　選手層の薄いうちは、きついなあ！

　午後９時１５分。帰宅。旅行用のキャリーバッグを、引きずりながら帰り道はつら
い。　とぼとぼ…。とぼとぼ…。

　きょうも、さくまにあのみんなから『桃太郎電鉄ＵＳＡ』驚いたのメールが来てい
るのが、せめてもの救いだなあ。
　今夜も紹介する。


貝塚市・高木明光
――――――――
　さくまさんこんばんは、大阪の高木明光です。

　昨日付の裏日記において記載されていました『桃太郎電鉄Ｕ』の正式名称を拝見し、
大変びっくりしました。
　まさか海外進出をするとは思いませんでしたので、思わず「海外！？　アメリカ！？
　うそでしょ！？」と心の中で叫んでしまいました。

　本日会社の帰りに書店にて『Ｖジャンプ』を買い、確かめてみると、汽車のデザイ
ンはアメリカのもの、お金の単位はドル、物件駅はニューヨーク…思わず「アメリカ
や…」と一言呟いてしまいました。

　記事の中にありました『キングボンビー』の背面のマントがアメリカを象徴するも
のとなっていましたが、正面がどうなっているかが気になります。
　あと、貧乏神が持っていた『自由の女神』のたいまつの炎が○○○になっていたの
には思わず笑ってしまいました。


●さくま「キングボンビーの正面はいつも通りだよ！　自由の女神は、勝手に土居ち
ゃんがうんちにしてしまった！　うんちネタが好きなのは、土居ちゃん。みんなよく
覚えておいてね！」

　昨年の『桃鉄研究所』で募集された『３文字役職』において、例題の中に含まれて
いた『大統領』や『州知事』は重大なヒントになっていたのでしょうか？


●さくま「実は、３文字になった時点で、これは『大統領』を入れるためだ！と確信
を持った人がいた。わかる人にはわかるもんだねー！」

　今年の冬はキングボンビーなどの妨害を受ける毎に「オー！ノウ！！」や「オーマ
イゴッド！！」の言葉が飛び交いそうですね。楽しみです。


●さくま「あの貧乏神が、ふんだんにインチキ英語を炸裂させてくれるよ！」

　本日台風６号が近畿地方を通過しましたが、大阪南部は大きく荒れることはありま
せんでしたが、京都の方は大丈夫でしたでしょうか？


●さくま「京都は、全然被害なし。熱海のほうが心配だったけど、大丈夫！」

　台風情報で中継されていた高松が大荒れでしたので、鬼無駅の石像が気になります。


●さくま「海や山が近いわけでもないから、たぶん大丈夫でしょう！」

　それでは、失礼致します。




金沢市・さんらいず
―――――――――
　いやぁ驚きました。桃鉄ＵＳＡ。
　僕は前からある程度予想はしてましたが（前は今年２本出すとおっしゃっておられ
ましたし、柴尾英令さんが、アメリカに行ってたといっておられましたし）やはり、
発表になるまで自信なかったですから。


●さくま「２本出す予定だったのは、やっぱり『桃太郎電鉄ＵＳＡ』だけじゃ心配
だったから。でも昨年の秋ぐらいから、その心配がまったくないようなスケールに
なったので、早いうちに１本で行こうと決めたのだ！」

　それにしてもすごいですね、スケールが。
　まず僕が目に付いたのがロッキー山脈です。
　今まで海と平地の高低差はありましたが、平地と山は無かったので、とても驚きま
した。
　そしてとても感動しました。


●さくま「私も最初見たとき感動したよ！　グラフィックのすごさは、過去の作品と
は比べ物にならないとおもうな！　たぶん、このやり過ぎは、『桃太郎電鉄』シリー
ズにとって、命取りになる。はっはっは！」

　あと、電車しかり、フェリーしかり、飛行機しかり、アメリカ仕様になっているの
がすごいです。
　あと、ジープが初出場ということで、どこで使われるのか非常に気になります。


●さくま「まだ、あっと驚く乗り物も登場しますぞ！」

　いろいろ想像を膨らませてしまいますが、とても気になったのが五大湖と思われる
湖が写ってる写真。
　北西側にも物件駅があるんです。
　場所からしてトロントなのかなぁとも思います。
　でも、カナダ領だし・・・。
　しかし、アラスカやハワイも入るとしたら、カナダも入らないともいえなくもない
し・・・。
　といろいろ考えてしまいます。
　はやく、マップを見てみたい。そんな気持ちです。


●さくま「たぶん、カナダもあるんじゃないの？　へへへ！」

他にも・・・。
☆スタートはワシントンDCなのか？
　（本社ビルイベントはあるのか？）


●さくま「ワシントンではない！」

☆日本シリーズならぬワールドシリーズはある？


●さくま「ある！」

　そしてなにより、
☆おいどんの出る幕はあるの？
　非常に色々気になります。


●さくま「へっへっへ。おいどんねー！」

　これから少しずつ教えていただいて想像を膨らませていっていただければと思いま
す。

　お体だけは気をつけて、次は『Ｇ』ですね、頑張ってください。

P.S.　もしかしてついにこれでアメリカでも発売ってなこともあるんですかねぇ？
　MOMOTETSU・USAタイトルで・・・。
　そんな発表も聞いてみたい気もします。


●さくま「私もアメリカで発売されるといいと思っているけど、難しいかも！」



神戸市・ゆうきごうしょう
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　さくまさん今晩は。
　あーやっぱりそうですか、柴尾さんと土居さんの旅行は「桃鉄ＵＳＡ」のためでし
たか。お２人が一緒にアメリカに旅行なんて、プライベートでやるはず無いです。似
合わなすぎ、では無く、スケジュール調整が難しいお２人が一緒に旅行というのが、
ずっと引っかかっていました。


●さくま「あれだけ、サラッと書き流したのに、けっこうみんなよく覚えているなあ！」

　さて、ＵＳＡですが、以前、日記で「鍵のような物を買うことができる」と書いて
いたと思うのですが、これは国境を通過する権利のことではないでしょうか？
　日本とは違い、アメリカはカナダ、メキシコと陸続き、すぐ近くにはキューバがあ
りますから、こういうことも可能だと思います。
　でも、どんちゃんの意見で、１地方として修正したと推理してみましたが、いかが
でしょうか？


●さくま「けっこう近い！　でも井沢どんすけに否定されて、鍵となるシステムは潰
された！　発売後なら、真相を話してもいいかも！」

　アメリカを舞台にしたボードゲームでも、マップにカナダ等が入っている物は多い
ですから。
　そういえば、アラスカやハワイ、米領プエルトリコはどうなるのでしょう？


●さくま「ふふふのふ！」



？？？市・ヌル
――――――――
　アメリカ版とは驚きました！
　まさか飛行機が苦手だと何度も言ってるさくまさんが作るとは・・。
　韓国や香港辺りを今のハワイのような形で登場させる事ぐらいしか予想してなかっ
たです。


●さくま「宇宙に行かない人でも、ＳＦ小説は書けるからね！　しかも私の世代は、
アメリカの音楽と車と映画で育ってるからね！　ケネディの時代のエネルギッシュな
アメリカっぽさは取り入れたつもり！」

　呆気に取られるぐらい吃驚したので、絶対購入します！
　日本の地理は桃鉄で覚えたので（といっても名産品と土地の名前だけですが、この
作品を期にアメリカについても覚えたいです。
学生なので、親にも地理の勉強という言い訳もできそうですし（笑）。


●さくま「これは絶対、地理の勉強になる！　ミネアポリスとセントポールは、ツイ
ンシティと呼ばれてるんだぜー！　はっはっは！」

　さくまさんに一つお願いがあるんですが、桃伝をもう一作作って欲しいなと思いま
す。
　体力的にはキツイでしょうが、ＵＳＡ版のように４年ぐらいかけて作るというのは
無理でしょうか？


●さくま「体力的に、もう無理だね！　はっはっは！　無理でもふつう作家は、はっ
きり無理と言わないもんですよ！と業界の人に言われるんだけど、私は嘘を覚えてい
られないので、ついつい正直に言ってしまう！」

　新作とこれからのさくまさんの野望を楽しみにしてます！
　でも、あまり無理はしないでくださいね。


●さくま「何よりあとは、残った地方、中部地方、関東地方、東北地方、北海道地方
を作って、もう一度、『九州編』を作りなおしたい！」

　そんなわけで、明日も、明後日も、神宮球場に出勤でござる！