10月6日(月)

 千葉の16歳少女殺害は、やっぱり22歳か23歳の夫だったようだねえ。
 最近の犯罪は、防犯ビデオのライターを買っていたことまで写ってしまっているんだ
から、殺人事件を犯して、逮捕されない確率は、2万件に1件くらいのものだろう。
 こんなの「サイコロ1個VSサイコロ5個」で、サイコロ5個がぜんぶ出目が1にな
って、サイコロ1個が6が出て勝つくらいの確率だろう。

 もはや証拠は隠滅できないと思ったほうがいいと思うね。
 犯罪以外でもそうだよ。
 携帯電話の出現で、居留守だってつかえなくなったんだから、誠実に嘘をつかずに生
きたほうがいい。
 藤井総裁が、この期に及んでも「何も悪いことはしていない」と言い張るのは、時代
遅れだ。

 午前11時30分。ぎりぎり傘を差さないといけない程度の雨はうっとおしいねえ。
極力、傘は差したくない。
 嫁と、品川駅へ。
 新しく開業した品川駅を見るために来たんだけど、新幹線に乗るわけではない。

 その前に、京浜東北線で、蒲田(かまた)駅へ。

 午後12時。蒲田駅の大田区区役所のほう。アロマスクエアの近くの中華料理屋 「味中味(みちゅうみ)」へ。

 ここに、変わった餃子があるというので来てみた。  ついでに、焼きビーフン、五目チャーハン、水餃子も注文。  餃子の皮が、焼き方で薄いパラフィン紙のようなものが飛び出ることがあるでしょ。 あれを餃子用語?で「はね」と呼んでいる。  その「はね」の広さが、尋常じゃないのが、このお店の「ぱりぱりぎょうざ」。  完全にお皿を覆ってしまっている。

 いったい、どこから食べればいいんだ?  まずは「はね」といっしょに、餃子本体を食べてみよう。  おおっ! 赤ちゃんの頬っぺたみたいぷっくりとした餃子は、肉汁たっぷりでおいし いぞ。  今度は「はね」だけ食べる。

 うっ。これはただの油の塊だなあ。  どうも最近、良質の油をつかった料理ばかり食べているせいで、油に対して虚弱体質 になってきているなあ。  いい油をつかっているのかも知れないけど、何度もつかってる油だな。  だんだんB級グルメに、身体が耐えられなくなってきているかも。  餃子は、おいしかった。  ほかの食べ物は、餃子に比べると、格段に落ちるのが残念。  もしこの餃子の専門店が、家の近くにあったとしたら、足繁く通うお店になったこと だろう。  品川駅で乗り換えてまで行くお店というのは、そのお店だけでなく、まわり近所に寄 り道して楽しいお店もないと、なかなか行けない。

 蒲田(かまた)はピンク色した看板が多い街だからなあ。  でも、昔に比べたら、「え〜、こんなにおとなしい町になってしまったの?」と思っ た。  25年前ぐらいに、サンケイ・スポーツで「盛り場ガイド」というルポ記事を書いて いて、蒲田(かまた)も取材したことがあったけど、もっといかがわしい雰囲気が漂っ ていたような気がする。  町のほうでも、健全化に努力したからいいことなんだろうが。  町の文化研究家としては、蒲田(かまた)は、雑然とした町として、パワフルであっ てほしい気持ちは強い。  しかし、25年前、お酒を一滴も飲めないのに「盛り場ガイド」の仕事をやっていた のは、いま思うと、ずいぶんインチキな仕事っぷりだった。  餃子のベスト・ランキングは、ちょっと対象店が少ないなかの選定だなあ。 □餃子ランキング 03年10月6日現在 1位・宇都宮「みんみん」 2位・京都「泉門天(せんもんてん)」 3位・亀戸「亀戸餃子」 4位・神保町「スヰートポーヅ」 5位・高田馬場「餃子荘ムロ」 6位・麻布十番「点天(てんてん)」 7位・蒲田「味中味(みちゅうみ)」 8位・表参道「宇明家(うめいや)」  9位以下が浮かばないなあ。  吉祥寺の天文館(てんもんかん)あたりかなあ。  博多の屋台の餃子がおいしかったけど、屋台の名前が思い出せないしなあ。  10位には、歌舞伎町のラーメン屋さん「利しり」の餃子が入るような気がする。  ちょっと餃子は、まだまだ勉強不足。  みなさんからの「ここがお勧め!」をぜひ教えてほしい。  午後1時。品川駅に戻る。

 入場券を買って、新幹線品川駅を取材する。  今後のために、どんなお店があるか覚えておきたい。  うーーん。思ったより駅構内にお店がないね〜。

 しかも、ホームには、まったく売店がない。  まあ、売店に人が溜まっていて、通行の妨げになることは多いから、それはそれでい いことなのかも。  しかも、けっきょく品川に停車するのぞみ号は、1時間に1本程度しかないみたい。 それじゃ、地方のひかり号が1時間に1本の浜松駅あたりと変わらないではないか。  公表できないお家事情がたくさんあるんだろうなあ。  お弁当売り場の「貝づくし弁当」は、ちょっと気になった。

 ひとつよかったのは、ホームの上の待合室に、LANケーブルがつかえるエリアがあ ったこと。コンセントまでついている。

 これがあれば、私は出発ぎりぎりまで、ここで仕事ができる。  これはナイスなサービスだと思ったんだけど、このサービスはほかの駅でも続々設置 中らしい。別に品川駅だけではないようだ。

 全体に、品川駅の存在がまだ知れ渡っていないせいか、人は少ない。  品川駅近郊、いや近所の人がちょっとだけ便利になるだけだからね。  けっきょく品川駅が始発の新幹線は実現しなかったし。  当初、始発列車があると聞いていただけに、JR同士のいざこざは相当あったと思う ね。

 どうせなら、渋谷駅か、新宿駅始発で、品川駅も通って、名古屋、京都、大阪に行く 新幹線を作ったほうが、増収は見込めたと思う。  品川駅は、950億円もかけたそうだけど、ちょっと意外。  そこまでお金がかかっているように思えない。  しかも、新幹線側のタクシー乗り場が遠い。  相当、歩かされる。  しかもタクシー乗り場に降りるのに、階段。  エスカレーターがない。  重い荷物があるから、タクシーなのに。  これだったら、いつもの京浜急行側のタクシー乗り場でじゅうぶんだ。  ちなみに、『桃太郎電鉄12〜西日本編もありまっせー!』の『全国編』には、品川 駅は登場しません。  品川駅に相当する赤マスは、ゲーム上、非常に意味のある場所なので、物件駅にする ことができない。  あの赤マスのために、多くの人が足止めをくらったことか。  午後3時30分。近所の喫茶店「らぴす」サンで、コーヒー・ピットインののち、帰 宅。「らぴす」の渡辺さんと、紅葉の時期の温泉の話をしているうちに、また旅にでた くなってしまう。  旅から帰ったばかりなのに…。 『桃太郎電鉄U(仮)』の仕様書作り。  さらに、『桃太郎電鉄16(仮)』のMAP作り。   午後4時30分。読売広告の岩崎誠が来る。  10月中旬から放送される『桃太郎電鉄12〜西日本編もありまっせー!』のテレビ CMの完成版を持ってきてくれた。  今回のは、本当に伝えたいことがぜんぶ網羅された良質のCMだ。  岩崎誠と、『桃太郎電鉄』以外の企画の話。  まだまだ体力があるかぎり『桃太郎電鉄』は作り続けるけど、ほかの新しい仕事とい うのは、未知の魅力がある。  新企画は、1000個考えて、実現するのは、3つぐらいのものだ。  だったら、アイデアを1000個貯めるのが先だ。  頭をつかうことは、プロ野球選手のシーズンオフの走りこみみたいなものだから、つ ねにトレーニングしていないと。  岩崎誠が現在プランニングして映画の企画が、私も企画していて、私のよりちょっと いいアイデアだったので、とても悔しい。  このまま引き下がる私ではないぞ!  午後6時。私、嫁、岩崎誠の3人で、麻布十番の釜飯屋さん「むら田」へ。  秋だから、栗の釜飯が出ている頃だと思った。

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 3人で、栗、桜エビ、穴子を注文して、分け合う。  さんまの焼き魚も、さつま揚げ、銀杏なども。

 もともと「むら田」は、お米屋さんだったから、ご飯がおいしい。  最近、雑誌やテレビに取り上げられてしまったようで、お店は満員だ。  食後、「ピラミデ」で、コーヒー。  最近このお店で、ケーキを食べなくなった。  というより、食べてもいい体重にすることが先だ。  食欲の秋は、体重が増えることはあっても、減ることはまずないからなあ。  午後8時30分。帰宅。  部屋を片づけているつもりが、何だか部屋がちらかっていくように思えるのはなぜ だ。はっはっは。  部屋が狭いのを理由にしてはいけない。  捨てるものを増やさねば。

 

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