7月16日(水)

 本日も、一生懸命寝る。
 ここ数日ちょっと嫌なことがあって、心臓が苦しい。
 血圧もまた上がっているようなので、よけい多く寝る。
 旅先ではいくら寝ても、疲れの取れ方は遅い。

 午前11時30分。嫁と、TBSにほど近い日本コロンビア・レコードのそばの
「YU LONG(ユーロン)」へ。

 雑誌になにやら、おいしそうな冷やし中華が写真で載っていたので、来てみたら、こ れがなんと本格的な中華料理屋さんで、お昼のランチの最低料金が、なんと2800円!  もちろん、メニューはお昼のランチのみで、冷やし中華を食べてさっさと帰る雰囲気 のお店ではない。ほかの席では、スーツを着た人たちが、名刺を交換しながら、「こん なお店で接待するんだから、仕事のほうは間違いないでしょうね」のムード満点だ。  場違いな私と嫁は、最低料金の2800円のランチを食べる。  食べることに関してだけは、金に糸目をつけない人生を歩みたいと思っている私も、 冷やし中華のつもりが、2800円の食べ物になるとは思わなかった。  ジャガイモのスープ。うまいぞ。  イカのエビチリソース。いいねえ。

 春巻き。豆板醤につけて食べるのか。甘くて、辛くておいしいや。  牛肉のクレープ。これは絶品だ! 揚げ北京ダックという名前にしたほうがいい。カ ロリー高そう!

 ライチの紅茶に、桃と牛乳のゼリー。  さらに、森永トッポみたいに餡をなかに入れて、焼き上げた棒状春巻き。これもうま かっちゃん!

 まいったね。このお店。  値段高いだけのことあるわ!  また行きたくなってしまった。  午後1時30分。帰宅。    本日は、読書デー。  毎日最低1冊は、本を読んでいるんだけど、買うスピードのほうが速いので、どんど ん溜まっていく。  最近は、インターネットやDVDもあるので、24時間の使い方が本当に難しい。  本日、朝から読んだ本は、以下の通り。 『出身県でわかる人の性格』(岩中祥史・草思社)  福岡県の項が、笑えるよ!  柴尾英令くんのことを知っている人は。 「遊びに金を惜しまない 新しいもの好きのお祭り気質」!  日本じゅうから、ドッと笑い声が聞こえるようだ。 『テツandトモのなんでだろう』(テツandトモ・双葉社)  昔、萩本欣一さんの本とか、B&B、ツービートの本とかの本を編集していた私とし ては、こういうギャグ本はいまでも欠かさず、買ってしまう。  そして、いつものように私が編集したかったと思ってしまう。 『「日本地理」おもしろ雑学』(増田幸弘・日東書院)  地理、地図関係の本は、必ず買う。  いいかげん新しい情報に出会わなくなってきた。  でも、「県庁所在地のある市のなかで、いちばん人口が少ない市はどこ?」って、興 味あると思わない?  正解は、次の本のあとで。 『日本の地名』(別冊歴史読本・新人物往来社)  地名がどういう経緯でつけられたのかについて書かれた本。  東京の多摩川と、玉川の違いなど、おもしろし。  いちばん人口の少ない県庁所在地は、山口市の17万人。 『美味しんぼ 85巻』(雁屋哲・花咲アキラ・小学館)  すごいよねえ。  あの密度で、85巻だよ。  途中からは週間ペースで、85巻だよ。  この漫画を「マンネリだよ」と馬鹿にする人の薄っぺらな人生観では、この偉業は想 像がつかないだろうなあ。   『熱海・湯河原殺人事件』(西村京太郎・中央公論社)  1週間本屋さんに行かないと、もう西村京太郎さんの新作が出ている。  間違いなく、2ヶ月に5冊のペースで、新刊が発売されている。  西村京太郎さんが書く5冊を2ヶ月間で、書き写すだけでも、できないと思うのに、 ストーリーになっていることがすごい。しかもワープロではなく、いまも直筆だ。  今回の作品は、現在西村京太郎さんが住んでいる湯河原近辺が舞台なだけに、西村京 太郎記念館のあたりを思い出せて、楽しい。  午後4時。佐藤志靖さんの美容室『レ・ザンジュ』へ。  美容室の女の子に「『美味しんぼ』に出てくるお店とか、料理は、ほとんど実際にあ るんだよ!」というと、目を丸くして驚かれる。  午後6時30分。帰宅。  ミートピアサヌキのきつねうどんで、ダイエット。 「サンヨーオールスターゲーム」は、本当に阪神vsパ・リーグだね〜。  ベンチは、阪神タイガースのユニフォームだらけだ。  今夜は、もう少し本を読む。

 

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