6月2日(月)

 朝、テレビを見ていたら、「おなじ姿勢を15分以上続けていると、肩こりの
原因になる」と言っていた。
『桃鉄鎌倉決戦』の2日間、何10時間おなじ姿勢をしていたかわからない。
 どおりで疲れたわけだ。

 おまけに、鎌倉の体重計が狂っていた。
 極上ハンバーグに、葉山牛ステーキを食べても太らなかったから、柿添尚弘く
んが持って来てくれた、チョコトルテと、虎屋のようかんを食べ、お菓子類をゲ
ームを見ながら、ぼりぼり食べて、太ったあ!
 何で、体重減らすのは大変なのに、増やすのは、いとも簡単なんだあ!

 午後12時。嫁と、銀座の「アフタヌーンティー」へ。
 3Fの和風茶寮「SADEU(サデュー)」へ。

 私は、ずわい蟹のあんかけ湯葉ごはん。1700円。
 嫁は、五穀めしと枝豆とろろうどんの旬彩膳。1600円。

 ここの料理は非常においしいんだけど、見ての通り、値段が高いので、お店は いつもお客さんが少ない。  お昼ご飯に、1700円はちょっとね〜。

 おいしいし、小さな和風デザートもつくし、イス、テーブルもよくて、雰囲気 もいいお店なので、潰れないでほしい。  でも不景気だから、味がよくても、値段高いと、本当にお客さん来ないね。  午後1時30分。いっこうに「桃鉄鎌倉決戦」の疲れが取れないので、4Fの マッサージ「TAACOBA(タアコバ)」へ。 「鉄板が1枚入っているみたいですね〜」と、言われる。  たしかに、そんな感じ。 「やわらかいところが、ひとつもないですね〜」とも。  うーーーん。ゲームは本当に身体によくないですよ。ははは。  でも、これが私の仕事だしなあ。  井沢どんすけの「ひ〜〜〜!」は、聞き続けたいしなあ…。  たっぷり50分、マッサージしてもらう。  ああ、気持ちいい。  でも眠い。眠い。  午後3時。嫁と、銀座3丁目の着物屋さん「もとじ」へ。  最近、嫁の着物熱が、再燃している。  私が8年前に入院してから、嫁は着物を着なくなった。  私の介護で、忙しくなってしまったからだ。  でもその嫁が、着物に興味を持ち始めた菅沼真理(通称:すがねまチャン)さ んと、着物を再び着始めた。  このことは私の身体がかなりよくなって、嫁にとって、私の介護の負担が軽く なって来た証明でもあるので、うれしいことだ。  そんな嫁に「いつも苦労をかけてすまないねえ。たまには着物でもプレゼント しましょうか…」とついて来た。  しかし「芭蕉布(ばしょうふ)展」というのをやっていて、値段を見れば、何 だ? 20万30万、いや、読み間違えた。230万円!!!???  何だ、その値段は!?  私のニッサン・シルビアとおなじ値段ではないですか!  ちょ、ちょ、ちょっと、二の足、三の足。  嫁も、朝の『めざましテレビ』の星座占いが、最下位だったので、見るだけの つもりで来ていたようだ。  しかし、芭蕉布って、高いんだねえ。  でもコンピュータがドット絵を描くようなことを、ひたすら人力だけで、糸を 作って、織っていくんだから、本当は、200万円でも採算が合わないのだと思 う。依頼する着物屋さんのほうも、職人さんがいなくなると伝統が途絶えてしま うといけないから、発注しているのが、着物業界の現状のようだ。  イラク支援もいいけど、着物支援もしたほうがいいんじゃないだろうか。  日本の伝統なんだから…。  私は、着物についてまったく知識がないので、着物は布の段階が、いちばん高 くて、仕立ててしまうと、がくんと値段が下がってしまうなんてことも知らなか った。  午後4時。新宿高島屋へ。  先日買った洋服を取りに、ついでにようやくズボンを買う。  どうもまだ手足が不自由なので、あの試着室が、苦手だ。  狭い部屋で、もがくので、汗だくになってしまう。  左足がまだ完全ではないので、片足で立っていられる時間は、2秒くらいだ。  ズボンを試着するときに、ドシーン!と、狭い壁に身体をぶつけてしまうこと が多い。  それでも、だいぶ楽になっては来ている。  午後5時。帰宅。  眠い。眠い…。  身体の疲れがまだ取れないので、仮眠。  明日からまた、ハドソン3連戦なので、少しでも体力を温存しておかないと。  午後7時。ぽつり、ぽつりと、『桃太郎電鉄12(仮)〜地方編』の手直し作 業。  DVDで『ヒッチコック劇場〜第1集』を観る。  まだヒッチコックのマイ・ブームは続いている。  なつかしい熊倉一夫さんの声が、メニュー選択画面に登場している。  短編集だから、短くていい。  タモリさんの『世にも奇妙な物語』は、ヒッチコック監督がいなかったら、な かったんだなあ!ということを痛感する。

 

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