11月15日(金)

 午前10時。全日空ホテルクレメント高松にて起床。
 毎回、おなじ部屋を用意してくれるので、身体が自分の家意識になって、睡眠
時間はそう多くなりものの、熟睡度は高い。
 外は薄曇り。
 高松に来て、曇り空は初めて。

 さて、きょうはどの讃岐うどん屋さんに行こうかなとガイドブックを物色する。
 昨日からずっとうどんである。
 でもまだ食べたい。

 土居ちゃん(土居孝幸)から電話が入る。
「土居ですけど、いま、ホテルに着きました!」
「えっ? もう着いたの? 空港じゃなくて、ホテル? 早いね」
「さくまサンは、いまどこですかあ?」
「ホテル! いま降りて行くよ!」

 全日空ホテルクレメント高松のロビーへ。
 土居ちゃん(土居孝幸)と、柴尾英令くんがソファに座っていた。

「まだ食事していないなら、讃岐うどん食べに行こう!」
「うっ!」と柴尾英令くんが、言葉を飲み込む。
「どうした、柴尾くん!」
「今朝、羽田空港で、うどん食べて来たんですよ!」
「ええっ? 何で! 高松に来るというのに!」
 私も、3日後にお寿司屋さんに行くと決めた日から、妙にお寿司が食べたくな
ることは多い。

「じゃあ、ほかの食べ物にする?」
「いや! うどんを食べるでしょう!」
 最近、ダイエットの魔王と化している柴尾英令くんであるが、旅に出たときは
ダイエットの封印を解くのだそうだ。
 まさか、この封印を解くということが、パンドラの箱を開けたようなものだと
思い知らされるまでには、少し時間を必要とした。

 午前10時30分。JR栗林駅近くの「松家(まつか)製麺所」へ。
 ここは「太いんの?」「細いんの?」と、麺の種類を2種類選ぶことができる
お店として有名だ。
 住宅街のいかにも製麺所といった感じの小さなお店。

 丼を持って、お店の人のところに行き、「太いんの」を注文する。  丼に太い麺を入れてもらう。  麺は思ったほどは大きくなかった。  ごくふつうの讃岐うどんサイズだった。

 トッピングは、タコ天にする。  テーブルにつく前に、タンクの蛇口から、おつゆを丼にかける。  うまい。なかなかうまい。  太い麺は弾力があり、食いちぎろうとするときに、押し返してくるのがよくわ かる。それにしても驚かされるのはトッピングのタコ天だ。

 嫁がデジカメしたタコ天はさほど大きくないのだが、私が無造作に棚から取っ て来たタコ天は、間違いなく丼いっぱいに覆って、うどんを隠してしまうほどの 大きさであった。  おいしいけれど、このタコ天との格闘に、あごが疲れる。  しかも、麺は(小)を選んだのに、かなり量が多い。  麺の(大)をい選んだ柴尾英令くんは、相当苦労していることだろう。  あれ? もう食べ終わっている。  そうそう、ダイエットの魔王・柴尾英令選手のの本日の全打席を記録していこ うと思っている。お楽しみに。 <柴尾選手きょうの戦績> ・第1打席…かきあげうどん(羽田空港) ・第2打席…ひやあつうどんの大、天ぷら3枚!(松家製麺所)

 しかし、これだけおいしいうどんを食べておきながら、冷静に「おいしい」と だけ判断するようになってしまった。  讃岐うどんを食べ始めたときの驚きの連続が薄れて来たのは、ちょっと淋しい。  ふつうのゲームでは満たされなくなって、際物ゲームを好きになるマニアみた いになって来ている。  このお店だって、高松に初めて来て食べたお店だったら、腰が抜けるほどおい しいと思うはずだ。喉越しのよさだって、ほかのお店をゴボウ抜きのレベルだと 思う。  どうも「池上製麺所」と「三島製麺所」のこの2軒の存在が、判断力のセンサ ーを狂わせ始めている。  そんなわけで、松家製麺所は、じゅうぶんおいしいので、住所を記載しておこ う。  高松市内に、名店が少ないので、このお店は貴重だと思う。 <松家製麺所> 住  所:高松市藤塚町3−15−6 電話番号: 定  休:日曜・祝日 営業時間:10:30〜夕方(麺がなくなり次第終了)  食後、JR栗林駅まで行くが、高松駅行きの電車が来るまで30分以上間があ るので、あっさりあきらめて、タクシーで全日空ホテルクレメント高松に戻る。  ホテルの1Fの喫茶店で、コーヒーを飲みながら、さっそく、『桃太郎電鉄12 (仮)〜地方編』と、『桃太郎電鉄U(仮)』のアイデア出し。  タクシーに乗っていても、電車に乗っていても、撮影の合間にも、アイデア出 しは、突然始まって、突然終わり、世間話へと移る。  午前11時30分。読売広告の岩崎誠、ハドソン宣伝部の梶野竜太郎くん、石 崎仁英くんがロケバスで、迎えに来てくれた。  きょうはこれから、「桃いろ」のロケだ。  午後12時。毎度おなじみ鬼無駅へ。  私と土居ちゃんのオープニング・トークを撮影する。  桃太郎電鉄石像に座って、1本目は、柴尾英令くんがついに、桃太郎チームの 新スタッフとして、テレビに登場する。

 私の日記では、空気男爵。ダイエットの魔王。東武練馬の映画狂人。人間ソド ムの市。酒池肉肉豚肉牛肉鶏肉林男。プロボクサー、いやプロデブサー。豊穣の 海、デブマシーンなどと、ムチャクチャな言い方をしてしてはいるが、本来はゲ ームデザイナーである。  しかも、『レガイア伝説』が、全世界で120万本売れたミリオンセラー作家 である。デビュー作『レナス』も、30万本のヒットで、ゲーム作家生活は今年 で10年になる。  そんな柴尾英令くんを真面目に紹介する。  番組の上では、来週いよいよ『桃太郎電鉄11〜ブラックボンビー出現の巻!』 が発売されるという設定である。  2本目は、ウクレレ隊といっしょに、オンエア時には発売されたばかりの『桃 太郎電鉄11〜ブラックボンビー出現の巻!』の話題。

 3本目は、伝説隊と今までの伝説隊の活動を振り返る。  私と土居ちゃんは、ロケの関係から、うどん隊といっしょに行動することが多 いので、伝説隊とからむのは、ほとんど第1回目の放送以来、初めてに近い。 『桃いろ』のビデオでは見ているので、ほとんど視聴者とおなじ目線だ。  増田佐枝子ちゃんのトークはうまい。  4本目は、桃娘(momoko)全員と、「桃いろ」最終回のショットを撮 影。 早いもので、もう「桃いろ」全13回が終了である。  1回のロケで、4週間分を溜め撮りしてしまうので、3回の高松行きで、あっ という間に終了だ。  それにしても、この「桃太郎電鉄石像」。  毎回オープンニグ・トークのロケ地として、これほどまで活躍するとは、今年 の3月31日に除幕式をやったときには想像すらしなかった。  わからないものだ。  これからしばらく見る機会がなくなってしまうので、じっくり石像を見てお く。 いらずら書きもなく、石像のベンチは誰かが掃除したあとがあり、この地 域の人たちの民度の高さに感動する。無人駅なのに…。

 午後1時30分。撮影終了後、ロケバスで琴平(ことひら)に向かう。  車中、「桃いろ」の最新版のビデオを見る。  こういう風にみんなで番組を見るというのはいいことだ。  たまにロケバスで、まったく自分たちが出ている番組の話題がまったく出ない ロケ・ツアーというものがある。

 午後2時。琴平(ことひら)に到着。  琴平(ことひら)とうより、琴平山(こんぴらさん)とか、金刀比羅(こんぴ ら)さんといった名前のほうが有名な、あの金刀比羅宮だ。  金刀比羅宮への石段の前で、第12回目のオープニング・トークを撮る。  番組は13回、ワンクールで終了だから、ラスト前だ。  ここは、土居ちゃんと私だけ。

 さて、ここから桃娘(momoko)たちのうどん隊(長谷川恵美ちゃん、猪 浦里沙ちゃん、鈴木なおチャン)が、オリジナル讃岐うどんを作って、私と土居 ちゃんが食べるという予定なので、しばらく待機ということになった。  オリジナル讃岐うどんには、何やら仕掛けがあるようなので、私と土居ちゃん は見てはいけないことになっている。  場所は「中野うどん学校」。 「陸軍中野学校」は、市川雷蔵主演の映画。

 この空き時間を利用して、ロケバスで讃岐うどんのブーム発祥の地に行くこと にした。メンバーは、土居ちゃん、岩崎誠、柴尾英令くん、嫁、私の5人。    午後2時15分。琴電に沿った道を、10分ほど走って、ロケバスは「宮武う どん店」の駐車場に着く。  といっても、まわりは畑で、どこにお店があるのかわからない。  道路の側道を一列渋滞で歩く。  要するに、歩道がない。  気分は、ビートルズの『アビイ・ロード』のジャケット。 「さしずめ、ボクはジョン・レノンですね!」と、柴尾英令くん。 「君は目がまん丸で大きいのだから、ポール・マッカートニーだろう!」

 自動車に轢かれそうになりながら歩いて行く。 「あっ、あった! あった!」  目立たない〜!。  自動車だったら、絶対通り過ぎたよ。

 休日の朝は、長い行列ができるほどの人気店で、本来は行列が目印なのだそう だ。もう夕方の時間なので、お店はけっこう空いていた。  お店は、かなり大きい。  はっはっは。あまりにも讃岐うどんシリーズで、小さなお店を見慣れてしまっ たために、20人ぐらい入る広さのお店も、「かなり大きい」と表現するように なってしまった。  さて、このお店がなぜ讃岐うどんブームの発祥の地なのかというと、「ひやあ つ」「あつひや」といった、讃岐うどん独特の言い方を、言い始めたお店らしい のだ。 「あつあつ」は、うどんが熱くて、出汁も熱い。 「あつひや」は、うどんが熱くて、出汁は冷たい。 「ひやあつ」は、うどんが冷たくて、出汁は熱い。 「ひやひや」は、うどんが冷たくて、出汁も冷たい。 「しょうゆかけうどん」というのが、生醤油うどんのことのようだ。  麺の値段は、以下の通り。 ・特大 400円。 ・大  300円。 ・小  200円。  ひやあつに、赤天を食べる。  例によって、外側がやわらかくて、なかが固いアルデンテ。  お店のおばちゃんが「醤油をかけすぎんようにね!」と言ったときには、時す でに遅く、たっぷりかけてしまっていた。でもおいしい。  正統派の讃岐うどんといった感じだ。

 ダイエットの魔王・柴尾英令くんは、このお店でも絶好調である。 <柴尾選手きょうの戦績> ・第1打席…かきあげうどん(羽田空港) ・第2打席…ひやあつうどんの大、天ぷら3枚!(松家製麺所) ・第3打席…ひやあつうどんの大、天ぷら2枚!(宮武うどん店)  天ぷらを打点と呼ぶならば、すでに3打数3安打6打点である。  5打点ではないかと思った人、こまかい性格けど、それではケアレスミスです よ。  羽田空港のかきあげうどんは、天ぷらである。  午後2時30分。琴平の「中野うどん学校」に戻るが、私たちはまだ桃娘(m omoko)たちの料理が完成していないので、待機することに。  金毘羅宮の参道をちょっと登ったところの喫茶店で、待つことにした。

 あれこれ世間話。  ちょっと待つ程度だと思ったら、これが長い。  珈琲を2杯飲んで、お店の人がサービスです!と、チーズケーキをくれて、し ばらくして、日本茶を出してくれてもまだ、「料理ができました!」の連絡が入 らない。  午後4時。あまりにも遅いので、梶野竜太郎くんに電話すると、押し殺したよ うな声で「まだです…」「大変なの?」「予想以上に難航しています…」。  戦場での会話のようだ。  とにかく桃娘(momoko)たちが悪戦苦闘しているのはわかった。  午後5時。とうとう、お店の人が店じまいを始めたので、私たちもお店を出る ことに。いろいろサービスしてもらったので、これ以上長居はできない。  桃娘(momoko)たちが、うどんにチャレンジしてから、3時間が経過し ている。 「中野うどん学校」の前に着いたのと同時に携帯が鳴る。 「用意ができました。ゆっくり来てください」 「いま、目の前にいる」 「あっ、そっすか。じゃ、どうぞ!」

控え室でも、次回作の打ち合わせに熱中!

 午後5時30分。「中野うどん学校」の一室で、いよいよ桃娘(momok o)たちの料理を食べることになった。  私と土居ちゃんが並んで座り、桃娘(momoko)たちが後ろを囲む。  はっはっは。どうにも逃げられないフォーメーションだ。  まずは、ウクレレ隊が作ったおにぎりを食べる。  うむ、うむ。もぐもぐ…。  おおっ、これはうまいぞ! 「桃いろ」の番組に登場した、高松特有の高菜「まんば」が入っていた。   あの番組で見て、「まんば」を食べてみたいと思っていたのだ。  そうか。この撮影は、桃娘(momoko)たちの3ヶ月間のロケの総括にな っているわけか。しゃれた演出だな。  って、ことは、うどん隊も本気でうどんの作り方を習っていたようだから、期 待できるではないか。  ところが、うどん隊が「じゃーーーん!」といって、持って来たうどんの麺の 色が、な、な、なんと、ピ〜〜〜ンク!

 ピンク色の麺なんて、もう高松の讃岐うどんを食べ初めてから、20軒以上に なるが、一度も出会ってないぞ!  いくら番組が『桃いろ』だからって、麺をピンクにすることないじゃないか!  あの私が讃岐うどんのなかでも、イチ押しの「池上製麺所」で習って来たと言 っていたではないか。鈴木なおチャンは「池上製麺所」の瑠美子おばあちゃんか ら「筋がええから、うちの子になれ!」とまで言われたと言っていたじゃないか あ! 嘘だったのかあ! 「ううっ!」。  土居ちゃんもリアクションに困っている。  ちなみに、私のほうは釜揚げ、土居ちゃんのほうは生醤油だ。  でも両方とも、麺はピンク!  これ以上ためらっていても、番組にならなくなるだけなので、意を決して食べ る!  ちゅるちゅる。もぐもぐ…。  ちゅるちゅる。ずぐずぐ…。  おお! おいしいじゃないか!  ちゃんと、外側がやわらかくて、なかが固いぞ。  じゅうぶん弾力だって、ある。  あの讃岐うどんブーム発祥の地・宮武うどんのあとなのに、こっちの舌は相当 レベルアップしているだけに、じゅうぶんすぎるほど善戦している! 「このピンクの色は、何で出したと思います?」 「紫蘇(しそ)かな?」 「ブー――ッ!」 「梅干じゃないよな!」 「ブーーーッ!」 「ええっ、何だ? 降参だ!」 「では、正解を言いいます!」 「せーーーの!」 「赤ワインでしたあ!」  うぎゃあ! 私はお酒が一滴も飲めないんだよ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 〜〜っていっても、お酒は煮たり、茹でたりしたら、飛んでしまうから、大丈夫 なんだけどさ。 「さくまサン、でもほんのり、顔が赤いですよ!」 「やっぱり?」 「ほんとだ! さくまサン、顔赤いですよ!」 「はっはっは。大丈夫! 撮影中は精神力で持つから!」  ぽっ、ぽっ、ぽっ。  たしかに顔が熱い。 「続いて、これを食べてくださーーーい!」  えっ? まだあるんかい?  何っ? 天ぷら?  そんな難しいものに挑戦したのか!  プロの料理人でも、油の使い方は難しいというのに。  土居ちゃんが、最初の天ぷらを食べる。  あっ! 「ちくせい」の半熟卵だ!  あんな難しいものを揚げたんだ。  おー、おー、ちゃんと半熟になっているよ。  そういえば「ちくせい」も、『桃いろ』の番組で取材していたっけ。  こういう最終回に向かって、総まとめになって行く演出というのは、私は大好 きだぞ。ボクシング漫画の最終回で、リングサイドに昔の登場人物が全員並ぶシ ーンが、いちばん好きなのだ。ひとりくらいは、会場に来れなくて、町の電気屋 さんのテレビ画面を見ている男がいたりしてね。  私の天ぷらを食べる。  うにょ! うにょにょにょ!  甘〜〜〜い!  これは何かのフルーツだ。  この食感は…あっ、わかった! 「桃で〜〜〜す!」  桃娘(momoko)たちに先に言われてしまったあ!  いいねえ。ナイス演出だ!  この桃の天ぷらは、高松の讃岐うどん屋さんのメニューにあったら、行っちゃ うよ!

 大幅に時間が押して、桃娘(momoko)たちの大半が、高松空港から午後 7時の飛行機で東京に戻らないといけないので、あわただしく撤収作業開始!  私、嫁、土居ちゃん、柴尾英令くんの4人は、「電車で帰りたい」という私に 付き合って、JR琴平駅から電車で高松駅に向かうことになった。  琴平の古い旅館街を抜け、古い商店街を抜けていく。

 午後6時11分。JR琴平駅から、高松までの直通電車が出ていた。  てっきり宇多津か、多度津で、マリンライナーに乗り換えるのだと思っていた。  でも、鈍行。ははは。  高松駅まで1時間かかるそうだ。コトデン琴平駅からでもたいして時間が変わ らなかったな。  まあ、いいや。  せっかくなので、さっそく『桃太郎電鉄12(仮)〜地方編』のアイデア会議。 『地方編』の肝になるキャラは先週浮かんでいるんだけど、もうちょいとその地 方らしいキャラを作りたいと、文殊の知恵を出し合う。  出るものである。  かなりおもしろい。ちょっとひどいかも。  ブラックボンビーのときも、私は「ちょっとひどいかも」程度に言っていたよ うな気もする。  アイデア会議をしていると、あっというまに時間が経つ。  午後7時07分。高松駅。  高松駅構内で、明日の「ジャパンカップ2003」の搬入作業が始まっていた。  FMマリノ社長の酒井秀樹くんがいた。  ちょっと挨拶して、私たちは全日空ホテルクレメント高松へ。  午後8時。昨日私と嫁が行った、フェリー通りの「鶴丸」にきょうも行く。  嫁がここのカレーうどんなら、毎日でも行きたいというほれ込みようだ。  メンバーは、私、嫁、土居ちゃん、酒井秀樹くん、読売広告の岩崎誠、柴尾英 令くん。

「柴尾英令くん、おでん食べないの?」 「何をいうですか! もう満腹ですよ!」 「柴尾英令くん! おいなりさん食べないの?」 「さっき、まだ出来ていないといわれましたよ!」  何だ、やっぱりカレーうどん以外のものを食べようとしていたのか。  ダイエットの魔王・柴尾英令くんの、きょうの打撃成績。 <柴尾選手きょうの戦績> ・第1打席…かきあげうどん(羽田空港) ・第2打席…ひやあつうどんの大、天ぷら3枚!(松家製麺所) ・第3打席…ひやあつうどんの大、天ぷら2枚!(宮武うどん店) ・第4打席…カレーうどん。(鶴丸)  うーーむ。第4打席まで食べること自体すごいことなんだけど、カレーうどん の大盛りを注文したわけでもないので、公式記録員としては、凡打の判定かな… と思いきや!  ふと私が後ろを振り向いたら、酒井秀樹くんがお皿に盛って来た、おでんの牛 すじに柴尾英令くんの手が伸びていたではないか! 「柴尾くん! やっぱり、おでん食べてるじゃないか!」 「うがっ!」  記録を訂正します。 <柴尾選手きょうの戦績> ・第1打席…かきあげうどん(羽田空港) ・第2打席…ひやあつうどんの大、天ぷら3枚!(松家製麺所) ・第3打席…ひやあつうどんの大、天ぷら2枚!(宮武うどん店) ・第4打席…カレーうどん、牛すじ。(鶴丸)  第4打席は、犠飛と判定。  柴尾英令選手。本日3打数3安打1犠飛。7打点。  打ちも打ったり!  胃袋のメジャーリーガーなり〜〜〜!  ここで、酒井秀樹くんは、仕事に戻る。  残った、土居ちゃん、岩崎誠、柴尾英令くん、私、嫁の4人で、高松の繁華街 を歩き、飛び込みで、居酒屋「GEN」に入る。

 ここでも打撃王、正調酔っ払い男は、チーズの盛り合わせや、タコの炒め物と いったおつまみを豪快に注文する。  そうだ、柴尾英令くんは、おつまみ王でもあったのだ。  しかもお酒を飲んだら、食べていることを忘れる。  早くも、チューハイを飲んで、陽気になっている。  陽気になったまま、北朝鮮の拉致問題から、お色気産業、IT産業、映画産業 など多岐に渡る話題をする不思議な男だ。  午後9時45分。私と嫁だけ、全日空ホテルクレメント高松に戻る。  土居ちゃんたちは、さらにもう一軒。  柴尾英令くんはそこでも、唐揚げなんぞ食べるのだろう。    今夜も仕事をしたり、テレビを見たり。  明日は、高松駅で「ジャパンカップ2003」!

 
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   午前10時50分〜午前11時30分放送。岡山・高松地区。

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