8月23日(金)

 先週、Tシャツ1枚でも、暑いと感じたのに、昨日きょうの涼しさはいったい
何だ。
 Tシャツの上に、アロハでは、寒い。

 午後12時。嫁と、銀座の「煙事(えんじ)」へ。
「煙事(えんじ)」の美人お姉さんは、今月いっぱいでやめてしまうが、なんと
ランチも、今月いっぱいで終わってしまうそうだ。
 貴重な美味しいランチのお店だったのになあ。
 まあ、夜に行けば、いいんだけどね。
 毎月、病院の帰りに寄るのに最適だっただけに、残念。

「煙事(えんじ)」で、ストロウ・ドッグスのすとろう小泉くんと石川キンテツ
くんと待ち合わせて、食事。
 私は、キャベツとひき肉のカレー。またカレーかい!
 嫁は、牛の照り焼き丼。
 午後1時。築地のハドソンへ。  きょうは、いよいよ人間同士のテスト・プレイ、最終日。  メンバーは、土居ちゃん(土居孝幸)、柴尾英令くん、読売広告の岩崎誠に、 鴻池元良くん。井沢どんすけ、ハドソン宣伝部の石崎仁英くん。札幌ハドソンの 現在中座している『桃太郎電鉄U(仮)』のスタッフ・小坂晃弘くん、ストロ ウ・ドッグスのすとろう小泉くんと石川キンテツくん。  観客席は、私、嫁、ムサシノ広告の伊東正義。  午後1時30分。  第1試合開始。  第1試合『桃鉄公式戦』出場予定だった井沢どんすけから電話が入る。 「すみません! きょうのテスト・プレイ、さくまさん家だと思って来たら、ゆ りチャンに、築地ですよと言われてしまって! えへえへえへっ。今から築地に 向かいます! えへえへえへっ!」  まったく、スケジュール管理のできない男だ。  一方、プチ遅刻アーティストの柴尾英令くんからはすでに「寝坊しましたあ! 1時間遅れです!」のメールが入っている。  寝坊アーティストと呼んだほうがいいのかもしれない。  まあ、井沢どんすけといい、柴尾英令くんといい、早稲田大学出身の方々は、 いかがなものか。  残る早稲田トリオのひとり、土居ちゃんは不思議と遅刻もしないが、ライフス タイルは実にマイペースである。 「岩崎誠〜! 井沢どんすけも、柴尾英令くんもまだ来ないので、土居ちゃんと 戦ってもらうことになるよ!」 「ええ〜〜〜! 土居さんですかあ! でも戦ってみたいなあ!」  というわけで、第1試合は、土居ちゃん、岩崎誠、鴻池元良くんの3人。  いつもは、4人対戦だけど、きょうは3人対戦。 『桃太郎電鉄』シリーズをプレイする人で、いちばん多い構成は、3人だから だ。さらにいちばん多いのは実は、人間2人+COMキャラ1人というのが、多 い。  最初の目的地は、喜多方(きたかた)!  おっと、そういえば、毎回テスト・プレイを実況中継風に書いているけど、今 回初めて目的地になる物件駅を堂々と書いてしまっていることに気がついた。  喜多方(きたかた)なんて、目的地になるのも初めてなら、物件駅として、登 場するのも初めてだった。  いかん、いかん、知らず知らずのうちに、自分からバラしてしまっている。  実況のほうも、きょうはダイジェストにとどめよう。  何たって、きょうのロムは、かぎりなく完成品に近い。  97〜8%の完成度だ。  細かく書くと、さらに情報を漏洩してしまう。  さて、試合のほうは、最初の目的地である喜多方(きたかた)に、岩崎誠が入 り、「やったあ!」と、ガッツ・ポーズ!  このあと、ハワイが目的地になり、空路に向かって、成田にたどりついた鴻池 元良くんにゲスト怪獣がつく!  岩崎誠も、土居ちゃんも、いっせいに青森方面に向かって、逃げ出す。  成田空港のあたりなのに、なぜ福島にいる土居ちゃん、岩崎誠が、北に向かっ て走り出す! それほどの威力なのだよ、今回のゲスト怪獣は!  鴻池元良くん、ハワイに到着して、約8億円入手。  しかし、ハワイからの帰り道、冬の赤マスで、4億円以上のお金を捨てて、す っからかんに!
 2年目。土居ちゃんにキングボンビーがついた。  目的地は、青森!  必死に青森に入ろうとする、土居ちゃん!  しかし無情にも、出目は、青森駅の左隣りの黄色マスに。 「くそ〜〜〜! あと1マスなのに!」  わーーー、わーーー、パチパチパチッ!  土居ちゃんの悔しさは、みんなの喜び。  しかし、土居ちゃんは、この黄色マスで、最寄りの駅でカードを入手したので ある。恐るべし、土居ちゃんのラッキー運! 「え〜〜〜、何だあ!」 「やばいなあ! 次で目的地に入られちゃうよ…」と、岩崎誠が、悔しがる間も なく、なんと、キングボンビーが、土居ちゃんのカードをすべて捨てた! 「ひ〜〜〜! かわいそう!」 「は〜はっはっはっは!」 「な、何だよ〜! ひで〜〜〜!」  名場面である。  土居ちゃんが、沈んだ…。  12月。  岩崎誠が突然「「あれ? 宝くじカード当たらないの? 変だな!」 「えっ? 岩崎誠、何かトラブルでもあった?」 「いや、宝くじ、当たるはずだったのに!」 「宝くじに当たったのに、お金が入らなかったってこと?」 「いえ。宝くじが、当たると思っていただけです!」 「岩崎誠〜! 単なる思い込みかよ〜! 今の時期に入金トラブルとか出ると、 大変な時期なんだから、やめてくれよ〜!」  数式や、計算式のトラブルには本当に神経質になっている時期なのだ。  ほとんどといってそういうミスが出ていないだけに、岩崎誠のいつも、「ぶっ とびカードをつかうときは、ホールインワンで目的地に入ると思っている!」と いう感性は困り者だ。  その後、3人の戦いは、独走するプレイヤーがなく、2年目の決算の折れ線グ ラフは、ギザギザに入り乱れていて、誰が勝っているのかすらわからない。    3年目。  岩崎誠が、稚内から特急カードで、苫小牧のワープ駅にぴったり停まるという 荒業を見せる!  しかし、「いけるかな」をつかって、高速移動したために、途中で貧乏神を連 れて行ってしまった〜! 「ええ〜〜〜! 貧乏神がつくの〜〜〜!?」  このミスは大きく、けっきょく、漁夫の利で、『桃太郎電鉄』で勝ったためし がないというのが、売り文句だった鴻池元良くんを、初優勝に導いてしまった! 「うれしいなあ! うれしいなあ!」と、ガッツ・ポーズ! <3年目総資産> 1位・鴻池元良   8億7890万円 2位・岩崎誠    8億1550万円 3位・土居ちゃん  1億3160万円  1位と2位の差は、わずか6000万円程度だ。  岩崎誠の愚痴が始まる。 「あそこで冬の赤マスに入らなければ…」  うっかり間違えて入った冬の赤マスで、1億円ほど持って行かれたのだ。 「あのミスさえなければ、1位だったのに〜〜〜!」
 言い訳を いうのも楽し 『桃太郎電鉄』!  午後3時。  第2試合。メンバーは、柴尾英令くん、小坂晃弘くん、石崎仁英くん。  いきなり、石崎仁英くんが見せ場を作る。  1ターン目で、☆印カード売り場に入り、特急カード2枚、ぶっとびカードを 1枚買って、持ち金の1億円を使い果たす。  いかにも、O型っぽいやり方だが、石崎仁英くんは、血液A型。  どうも石崎仁英くんのA型は怪しい。  A型の堅実さが、微塵もない。  その証拠に、次の月、目的地が小樽なのに、もう、ぶっとびカードをつかっ て、反対方向の北陸に飛んで行った。  テスト・プレイ初登場の小坂晃弘くんは、札幌ハドソンの込山勉くんとの試合 に勝ったという触れ込みで、参加。  大リーグで、20本ホームラン打ったことがあるみたいな売り文句だ。  なるほど、そつなく、最初の目的地、小樽に一番乗り〜〜〜!
 2年目。  現在、桃太郎チーム最強の呼び声が高い、柴尾英令くんが、見事なカードの使 い方を始め、独走態勢に入る。  気がつけば、柴尾英令くんの総資産は、17億円。  2位の小坂晃弘くんの総資産は、5億円差。  石崎仁英くんは、12億円! いや、マイナス12億円である。はっはっは。  なにしろ、石崎仁英くんは、ボンビラス星に行ってしまったからねえ!  しかも岩山をことごとく間違えて、3度目でやっと帰還だからね。 「石崎くん! 『桃鉄公式戦』で、ずっとボンビラス星ですごしたという記録を 作るといいよ!」 <3年目総資産> 1位・柴尾英令  20億8400万円  2位・小坂晃弘  13億4030万円 3位・石崎仁英 ー17億4420万円  柴尾英令くんの圧勝で、終わった。  さて、第3試合!  ボクシングの試合でも、メイン・イベントというものがある。  本日、人間同士のテスト・プレイ最終日、最後の試合に臨むのは、あの3人で ある。 ・井沢どんすけ! ・ストロウ・ドッグスのすとろう小泉くん。 ・ストロウ・ドッグスの石川キンテツくん。 「井沢どんすけ! きょうのコンディションはどうだね?」 「イメージ・トレーニングして来ましたからね!」 「どういうトレーニングだ?」 「ゴールドカードを手に入れるイメージですよ!」 「ダメだ、こりゃ!」  一方、ストロウ・ドッグスのふたり. 「テスト・プレイのない日は、ずっと『桃太郎電鉄X(ばってん)』で練習して たんですよ! でも『桃太郎電鉄11(仮)』になれちゃうと、テンポが遅く て、遅くて、一度いいもの味わっちゃうと、つらいすねえ!」 「『週刊少年サンデー』のほうに、おまらえ、『桃太郎電鉄11(仮)』のテス ト・プレイばかりやっていないで、『青春学園』のほうに、もっと力を注げ!と いう投書が来ちゃいましたよ!」  はっはっは。たしかに、ストロウ・ドッグスのふたりは、今回の『桃太郎電鉄 11(仮)』のテスト・プレイ最多出場だからなあ。  まあ、そのテスト・プレイも、きょうで最後だ。  最後と聞いて、いやが上でも、3人は、燃える!  のっけから、ダーティな技の連続だ!  最初の目的地は、喜多方(きたかた)!  最後の目的地に入るのが得意な井沢どんすけが、あと6マスまで近づく。  本当にこの男、最初の目的地に強い!  しかし、何を思ったか、あと6マスなのに、オナラカードをつかう! 「井沢さん、何をするんですか?」 「サイコロふったら、6が出るかもしれないのに!」 「何で、井沢! ここでオナラカードをつかったんだ?」 「目的地に入る環境を万全なものにしようと思って!」 「きたねー!」 「卑怯!」 「そいうまでして!」  この井沢どんすけのオナラカード攻撃で、ストロウ・ドッグスのふたりの闘志 に火をつけてしまった!  井沢どんすけがそこまでやるなら、こっちも何をしてもいいのだと踏んだ、す とろう小泉くんが、とびちりカードをつかう。  なんと、目的地の喜多方駅の右隣りの駅に、うんちが、すとーーーん! 「ええ〜〜〜! 入れなくなっちゃったよ〜!」  ちょうど、井沢どんすけがあと6マスと近づいていた側に、うんちが落ちたの だ!  井沢どんすけ、山形、秋田方面から遠回りしないといけなくなった。  なんと、あと6マスだった喜多方は、井沢どんすけにとって、あと25マスの 遠い目的地となってしまったのである! 「ひ〜〜〜!」  井沢どんすけが悲鳴をあげる。 「天罰だな、井沢どんすけ!」  ギャラリーは、もう大笑い! 「何でこんな劇的な展開になるの?」 「こんな試合、初めて見た!」  鎌倉テスト・プレイ・シリーズで、何度も井沢どんすけに、温情をかけては、 裏切られたストロウ・ドッグスのふたりも、きょうは、情け容赦ない!  攻撃の手を緩めず、すとろう小泉くんは、井沢どんすけに牛歩カードをつか う! モ〜〜〜! 「うわあ! もうダメだ! 喜多方まで、15ヶ月かかる〜!」 「井沢どんすけ、そんなに牛歩カード、長く続かないよ!」 <1年目> 1位・石川キンテツ 5億5760万円 2位・井沢どんすけ 1億5990万円 3位・すとろう小泉 1億5040万円  1年目は、目的地の喜多方に入った石川キンテツくんが首位に立つ。  井沢どんすけが2位なのは、単に青マスによく入るから。  もちろん、物件など1件も買っていない。  2年目に入り、何気にけっこう『桃太郎電鉄』が上手いと評判のすとろう小泉 くんが、じわりじわりと首位に立つ。  それにしても、この3人、本当に実力が伯仲していて…という言い方をすると、 実力があった上で、僅少差のイメージに聞こえてしまうが、下手なレベルで実力 が伯仲している。  平たくいえば、どっこいどっこいなのだ。  最近では、3人合わせて「どっこいズ」という名前がついている。
 2年目6月。独走態勢に入りかけた、すとろう小泉くんに。ゲスト怪獣がつい た!  これでまた勝負の行方がわからなくなった。  またしても、井沢どんすけの卑怯な技が炸裂する! 「えへえへえへっ。石川キンテツくん、すまん! あんなカード持たれちゃあ! 取らないわけにはいかない!」といって、刀狩りカードで、銀河鉄道カードを石 川キンテツくんから奪う! 「やめてくださいよ〜〜〜!」  それを見た、すとろう小泉くんが、すかさず、井沢どんすけからカード交換カ ードで、銀河鉄道カードを奪う。代わりにあげたカードは、キングデビルカー ド。「ぶるぶるぶる〜〜〜!」  井沢どんすけが、わけのわからない擬音を発している。  しかし、すとろう小泉くんには、ゲスト怪獣がついている。  もう本当に勝負の行方はまったくわならない!  まさに、どっこいズ!    それにしても、ひどい試合だ!  2年目終了時の収益額を見てほしい! <2年目の収益額> 1位・石川キンテツ  2650万円 2位・井沢どんすけ   650万円 3位・すとろう小泉      0円  この3人、貧乏神をなすりつけるのと、攻撃系のカードをつかうことに夢中に なって、ちっとも物件を買っていないのだ。  もちろん、井沢どんすけは、まだ一度も目的地に入っていない。  なんというレベルの低い戦い!  一応、総資産も書き出しておく。 <2年目総資産> 1位・石川キンテツ   2億8810万円↓ 2位・井沢どんすけ     2180万円↓ 3位・すとろう小泉 ―10億1520万円↓  全員の総資産が、前年比より下がっているのである。  こういうのってあり?  3年目。このどっこいどっこいの戦いは、さらに壮絶なる戦いとなる!  石川キンテツくんが、手に入れた銀河鉄道カードは、井沢どんすけが奪い、井 沢どんすけから、すとろう小泉くんが奪ったことは、さっき書いた。  この銀河鉄道カードをつかって、すとろう小泉くんは、銀河に向かう!  しかし、石川キンテツくんが目的地に入ったために、貧乏神は、銀河にいるす とろう小泉くんに移動する!  しかも、このあとすぐ、銀河空間で、すとろう小泉くんの貧乏神は、あのキン グボンビーに変身したのである! 「ええっ! 銀河でもキングボンビーになるんだあ!」  銀河鉄道でもキングボンビーになることを初めて知ったギャラリーがどよめ く! 「うわあ! どうしよう!」と悩んだ、すとろう小泉くんは、銀河空間で、サミ ットカードをつかう!  すさまじい応酬だ。  銀河鉄道で、サミットカードはつかえるのである。  こういう場面って、なかなか見ることが少ないでしょ?  とにかくきょうは、レアな場面続出だ!  見事だ! 壮観だ!  ただでさえ、銀河空間で、3人のプレイヤーが揃い踏みすることですら珍しい のに、キングボンビーまでいる。  画面を公開してはいけない時期なのが、悔やまれる。
 完全に気が動転している、井沢どんすけ!  何を思ったか、銀河空間で、ぶっとびカードをつかう!  井沢どんすけ、ロケットで銀河を脱出!  サイパンに着地する。 「ええ〜〜〜っ! ぶっとびカードって、銀河のなかだけで飛ぶのかと思ったの に〜〜〜!」と、井沢どんすけ。 「はっはっは! 銀河でキングボンビーを喰らったときが、地上に戻りたいとい う人のために、ぶっとびカードで地上に戻れるようになっているのだよ! 言っ ておくが、ぶっとびカードは、10数年間、物件駅にしか飛ばない! 銀河空間 に物件駅はない!」 「そ、そ、そんな…! 終わった!」  井沢どんすけが、優勝争いから脱落した。  ところが、石川キンテツくんが、銀河を抜けて、目的地に入ってしまったため に、キングボンビーは再び、すとろう小泉くんのところに! 「石川キンテツくん! 銀河空間から抜けなければ、キングボンビーはずっと井 沢どんすけにつきっぱなしになったのに!」 「あっ!」と、口を開けて驚く、石川キンテツくん。 「そ、そうかあ! し、し、しまったあ!」  でもこれで、ようやく通常のゲームの展開になった。  最後に、石川キンテツくんが出雲に入って、首位確定! <3年目総資産> 1位・石川キンテツ  19億0610万円 2位・井沢どんすけ    −3620万円 3位・すとろう小泉    −5260万円  数字だけ見ると、石川キンテツくんの圧勝だが、まあ、2位、3位がマイナス で終了という、グソグソの内容。 「さくまサン、この調子でこの3人、鎌倉で10数時間テスト・プレイしてたん ですかあ!」 「そうだよ。だからこの3人のプレイを見ているだけで、私はへばっちゃったん だから!」  午後6時。人間同士のテスト・プレイ終了を記念して、ハドソンがあるビルの 1階にあるチーズ・フォンデュのお店「ボンナ・カシトラ」で、ミニ打ち上げ!  メンバーは、私、嫁、土居ちゃん、柴尾英令くん、石崎仁英くん、井沢どんす け、小坂晃弘くん、ストロウ・ドッグスのすとろう小泉くん。  井沢どんすけが、男しか出て来ない映画が好きなことがわかり、ますますホモ 疑惑が深まる。  あと、世代間の溝を埋めるには、中学生の頃、『週刊少年ジャンプ』で、何の 漫画を好きだったかで、会話が楽しくなることが、きょうわかった。  小坂晃弘くんが「好きだったのは、『アラレちゃん』ですね!」というと、井 沢どんすけが「『アラレちゃん』という言い方をする人は、後半のファンです ね! 初期からのファンの人は、『Dr.スランプ』という言い方をしますか ら!」といった具合。  みんな口々に、「『アラレちゃん』、なつかしい!」というのだが、その漫画 に登場している私は、何者よ!  ちなみに、すとろう小泉くんのなつかしジャンプは、平松伸二くんの『ブラッ ク・エンジェルス』だそうだ。  こういう題名が飛び出すと、次々に『リッキー台風』とか、『ドーベルマン刑 事』といった名前が飛び交う。    いいねえ。『週刊少年ジャンプ』の漫画で会話すると、違和感なく、会話に参 加できる。  土居ちゃんとふたりで「ジャンプの仕事やっていて、よかったね!」と、納得 する。  午後9時。帰宅。  ドッと疲れが出たので、しばらくベッドに横たわり、スカイ・パーフェクTV で、横浜ベイスターズの敗戦を確認する。また負けたんかいっ!  きょうのテスト・プレイで、出た最後の数値変更の作業が残っている。  でもその前に、テスト・プレイの実況中継が残っている!
 
さくまNEWS

●9月21日(土)午後7時開演 浜離宮朝日ホール(築地)全席指定6000円
アマデウス・アンサンブル東京--バッハを弾くよろこび、聴くたのしみ--」


※業界の方で鑑賞希望の方は、うちの嫁まで、8月31日(土)までにご連絡ください。
 メールはこちら→sakumacb@za2.so-net.ne.jp

-(c)2002/SAKUMA-