8月12日(月)

 いやあ、よく寝た。
『桃太郎電鉄11(仮)』のテスト・プレイを見ているだけだけど、ゲームを作
るときより真剣な目で、見ていたからねえ。
 さすがに疲れた。
 海にも行かず、二度寝、三度寝のくりかえし。

 しかし何ですな。
 後輩筋とはいえ、『週刊少年ジャンプ』の読者ページ「じゃんぶる」の作者・
井沢どんすけと、『週刊少年サンデー』の読者ページ「青春学園」の作者・スト
ロウ・ドッグスのすとろう小泉くんと石川キンテツくんを、テスト・プレイヤー
として使うなんて、贅沢なゲームですなあ、『桃太郎電鉄11(仮)』は。

 午前11時。家族3人で、鎌倉駅江ノ電側の「仲の坂」へ。
 新さんまの刺身定食。
「特大」とメニューの脇に書いてあっただけのことはある。  うまい。やっぱりここの魚はうまい。  きょうのご飯はちょっと水分が足らなかったけど、いつもはご飯もうまい。  午後12時。鎌倉駅前の「ヲガタ珈琲店」へ。  ここのコーヒーとガトーショコラは絶品ですぞ。  午後1時。鎌倉長谷の仕事場に戻る。  嫁、娘、嫁の弟家族は、海へ。  私だけ仕事場に残って、『桃太郎電鉄11(仮)』の手直し作業。  私も海に行きたかったが、こんな日に海に出て、熱中症にでもなったら、大変 なことだ。 『桃太郎電鉄11(仮)』のテスト・プレイが順調すぎるので、用心に、用心を 重ねないと。好事魔多しだ!  午後2時。東京から、ゆっさゆっさと巨体を揺らしながら、パソコン・クラッ シャーこと、空気男爵・柴尾英令くんが到着する。  柴尾英令くんと、『桃太郎電鉄11(仮)』のメッセージの修正作業。  いよいよシステム回りのメッセージ直しの作業も大詰めを迎えた感が強い。  午後4時30分。ついにメッセージの修正作業が、終了する。  これで柴尾英令くんがいないと直せないメッセージの作業が終わったのだ。い やあ、大変な作業だった。  ゲーム作りが複雑を極めた今、私のようにコンピュータが苦手なゲーム・デザ イナーっていうのはもう現れないだろうなあ。  私は「文化系のゲームを作る最後の作家」として、化石になって行くんだろう なあ。  嫁の弟家族一行は、逗子マリーナへ。今夜は逗子マリーナでお泊り。  午後6時30分。『桃太郎電鉄11(仮)』のシステム回りメッセージ完成記 念! もちろん無理やり、お祝い事にして、美味しいものを食べに行こうという 魂胆だ。  家族3人+柴尾英令くんの4人で、鎌倉山の「鎌倉山」へ。  だじゃれのようだが、ローストビーフで有名な「鎌倉山」があるのが、鎌倉山 なのである。  とにかく、このお店は、貴族の出のご子息とご令嬢がお見合いの席につかうよ うな場所なのだ。  だから私も何か言い訳しないと、ちょいと来づらい。  というわけで、『桃太郎電鉄11(仮)』のシステム回りメッセージ完成記 念! 無理やりだなあ。  前菜からして、豪華。  見たこともないような大きなホタテを、特製ケチャップソース(もっと高級そ うな専門用語をいってくれたのだが忘れた)につけて食べる。  ホタテとケチャップが合うなんて、知らなかったよ。  ローストビーフはひたすら薄くて、ソースにからめて丸めて食べるのですぞ。  サンドイッチにはさまっているローストビーフとは種族が違うぞ!というくら い別物。
 午後8時。柴尾英令くんは、鎌倉駅から東京へ。  家族3人、鎌倉長谷の仕事場に戻って、娘が『桃太郎電鉄11(仮)』のテス ト・プレイに挑戦。  スイカを食べながら、のんびり観戦。  親子3人、水入らずで『桃太郎電鉄』っていうと、和気藹々の家族だが、うち の家族には、これもお仕事。 「親子水入らず」の「水」って、何?  明日は、鎌倉の花火大会。  去年見ることができなかった怨念を晴らす日がついに来た!
 
さくまNEWS

●9月21日(土)午後7時開演 浜離宮朝日ホール(築地)全席指定6000円
アマデウス・アンサンブル東京--バッハを弾くよろこび、聴くたのしみ--」


※業界の方で鑑賞希望の方は、うちの嫁まで、8月31日(土)までにご連絡ください。
 メールはこちら→sakumacb@za2.so-net.ne.jp

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