7月17日(水)

 きょうは、ちょっと忙しい。

 午前8時。『桃太郎電鉄11(仮)』の手直し作業。

 午前10時30分。嫁と、高円寺の整体さんへ。
 ちょうど腰が痛くなりかけていただけに、すっきり。

 午後12時。高円寺「フレッシュネスバーガー」で、土居ちゃん(土居孝幸)
と『桃太郎電鉄11(仮)』のイラストの打ち合わせ。
 四苦八苦していた土居ちゃんも、ついにあとイラスト3枚で、完成というとこ
ろまでこぎ着けた。
 残り3枚に、ダメだしをして、ゴー・サインを土居ちゃんに与える。
 うちに、土居ちゃんのイラストをファイルしてあるんだけど、今回の『桃太郎
電鉄11(仮)』のイラストだけで、3冊にもなった。。
「全部のイラストを描きなおす!」と宣言した土居ちゃんも、あと3枚で、本当
にすべての絵を描き直すことになる。

 私もそうだが、土居ちゃんも今回の作品に賭ける意気込みは、忸怩たるものが
ある。何としてでも『桃太郎電鉄11(仮)』は傑作にするつもりである。ご期待
くだされ!

 午後1時30分。土居ちゃんと別れて、高円寺駅から、御茶ノ水駅へ。
 雨が小降りになって来た。

 午後2時。神保町の「古瀬戸珈琲」で、ハドソンの大里専務と、梶野竜太郎く
んと打ち合わせ。
 あれこれ、懸案中の『桃太郎電鉄11(仮)』のプロモーション企画が、ひとつ ひとつ実現の方向に向かっているとの報告を受けるが、その内容をここで語るわ けにはいかない。  言ってしまいたいぐらい、魅力的な報告である。  ときおり、業界の人に「さくまサン、『桃太郎電鉄』で、こういうプロモーシ ョンすればいいのに!」と言ってくれる人がいるのだが、その方向でいま話が進 んでいるだけに、喉まで出かかってしまう。  何はともあれ、すべてが実現しても『桃太郎電鉄11(仮)』が発売されなけれ ば、何の意味もないのだから、とにかく『桃太郎電鉄11(仮)』を納得の行くも のにするほかない。  午後4時。嫁と、小学館へ。  小学館の大島誠くん、テンユウの杉沢義文さん、漫画原作者の石関秀行と、会 議。極秘の会議のわりに、最近このメンバーで集まる回数が増えているので、ち ょっとバレバレな感なきにしもあらずになって来ているが、表向きは、この企画 も「ただいま懸案中」!
 いまさら、もしももへったくれもないのだが、『桃太郎電鉄11(仮)』が年末 に発売されるとしたら(…って、年末以外に発売したか!?)、『桃太郎電鉄11 (仮)』がらみの企画は、この時期から本格的な打ち合わせに入る時期である。  午後7時。大島誠くん、杉沢義文さん、石関秀行、私、嫁の5人で、銀座のお でん屋さん「よしひろ」へ。 「よしひろ」のお兄ちゃんが、おでんの出汁で、焼酎割りを作ってくれて、酒好 きの杉沢さんが、目を細めて、にこにこする。  大島誠くんが、学生時代、ライブ・コンサートのスタッフをやっていたり、杉 沢義文さんが、スタジオ・ミュージッシャンにあこがれていたとか、きょうは意 外な音楽話に花が咲く。  私も切り札の音楽話をちょろり、ちょろりと。  元歌手の一部も披露。  私の元歌手というネタは、宴会芸になりつつある。ははは。  午後9時30分。帰宅。 「横浜ベイスターズ対巨人」戦。今年の巨人の優勝を決定づけるような横浜ベイ スターズの見事すぎる負けっぷり! さすが不動の最下位球団である。  どんなに負けが込んでも、監督批判は絶対しないことを励行していた私である が、今年の森祗晶監督は、バイオリズムが悪すぎ。  監督批判じゃないよ。逆転したり、同点に追いついたあとの投手の選び方が悪 すぎる。  投手が期待に応えてくれればいいのだが、見事なまでに打たれる投手を選んで しまう。前回好投したから、今回も起用する。この方法にまったく間違いはない。 この方法以外に選手起用の方法はない。ただ横浜ベイスターズの投手が監督の期 待に応えないだけである。  これは監督の采配の問題ではない。  選手と監督の相性が悪いだけだ。  天下の名将・森祗晶監督だ。  鈴木尚典、佐伯、石井琢朗の3人と、巨人軍の2軍選手全員のトレードをした ほうが、横浜ベイスターズの再建は早いと思う。  そのくらい、今年の横浜ベイスターズは、もうぼろぼろ。  私もへばった。  明日また柴尾英令くんを召喚して、大変な作業が待ち受けているので、今夜は 体力温存。
 

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