12月9日(日)

 木枯らしぴゅー。寒いですの〜!
 寒い日は、鍋ですの〜!
 雪でスノウ〜! 雪までは降ってないか。

 午後6時。きょうの夕食は、鴨鍋〜〜〜! 
 麻布十番の「フード・マガジン」で食材を買って来た。
 あの京都の「M」でいつも出る絶品の鴨鍋を家で作ることにしたのだ。
家庭で作ると、お安くできまするぞ!

 では、そのレシピを!

・スライスした鴨、人数分。
・片栗粉
・京都のみず菜。
 このみず菜がけっこう鴨鍋の高級感をかもし出す。
・長ねぎ
・ピンポン玉大のわざび

 なんと、これだけである!
 スライスされた鴨を片栗粉にまぶす。
 で、鶏ガラ・スープを入れた鍋に、みず菜、長ねぎを入れて、ぐつぐつ
煮たあとに、わさびと鴨を入れるだけでいい。わさびが独特の味にしてく
れるから、わさびを忘れないように。余裕があったらら、チューブより本
物のわさびを!
 鴨は値段が高いから、大食いの人は、鴨を少量にして、鳥肉に片栗粉を
まぶしてもいい。牛肉でもいいよ。牛肉が安いいまがチャンス!

 本日、我が家は、炭用の鍋を購入したので、その鍋の試運転も兼ねてい
る。
 ところが、どうにも炭だと、煮えるのが悠長すぎて、いつ食べられるよ
うになるのか見当がつかない。というより、せっかちな家族には、どうに
も待てない。
 途中で、カセット・ボンベに変更して、炭の鍋に網を敷いて、お餅を焼
くことにした。せっかく備長炭をたくさん入れたのにな〜!
 お餅は、炭で焼くのと焼かないのとでは、別の食べ物のように美味しさ
が違うよ! これだけは絶対お勧め!
お出汁は甘めに。今回は奄美大島のサトウキビから作ったお砂糖を使ってみました。
 鴨鍋のほうは、何度も作ったことがあるので、美味しい、美味しい。  京都「M」とほとんどおなじ味だ! 「一流料亭の味を、ご家庭でも」といったヘッドコピーがつきそうだ。  食後は、昨日お邪魔した陶芸家の高内秀剛さん宅で、なんとお土産とし ていただいてきてしまった栗を、茹でて、ほくほく。  こんな大きい栗は見たことがない。
 鴨鍋に、栗。もういうことございません!  麻布十番で、柿を買ってこなくてよかった。この上、柿まで食べたら、 絶食しないといけないまで太ってしまう。  午後8時。NHK『北条時宗』の最終回を見る!  見たよ。見たよ。見通したよ! 1回目から最終回まで!  いやあ、もう。嫌な受験勉強が終了したような、肩の荷が下りたときの すがすがしさだよ。  私はつまらかった映画やゲームの名前をこの日記では絶対発表しないよ うにして来たけど、この大河ドラマだけは、ひとこと文句を言いたいよね。 NHKだしね。  とにかく、つまらないあげくに、史実を大きく曲げた解釈は、歴史を間 違って覚えてしまう。  主人公以外の重要な脇役が次から次へと死んで行って、ちっとも配役が 安定しない。  しかも蒙古来襲は魅力的ではあるけど、その2回の戦さとも、主人公で ある北条時宗は博多の前線基地に行っていない。しかも勝ったといったっ て、勝因は、嵐だもん。ちっともえらくない。  そんな地味な人物を大河ドラマにすること自体、やっぱり無理があった と思う。 『そのとき歴史が動いた』でじゅうぶんだった。    だいたいオタク臭い作りは、とても大河ドラマ向きではない。  こんな番組でも、NHKというだけで、20%近い視聴率を取り続ける のだから、日本人とは忍耐強い国民である。かぎりなく過去最低視聴率に 近いらしいけどね。  来年は、前田利家か。  前田利家は地味でも、織田信長、豊臣秀吉、徳川家康のビッグ3が登場 するから、人気出そうだなあ。唐沢寿明さんは、NHK向きだしなあ。  まあ、宣言どおり『北条時宗』を最後まで見通した自分をホメてあげた い、だ!
 

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