8月27日(月)

 それにしても、SMAPの稲垣吾郎くんを、事件当日の日は、稲垣
容疑者という言い方をして、釈放されるや、稲垣メンバーという不思
議な言い方になるマスコミって、気色悪い。
 さらに、記者会見で、「何であそこであんなことしたんですか!」
と詰問する芸能記者たちの正義面はたまらんものがある。
 やったことはよくないけど、誰だって、パニック状態になることが
ある。
 ましてや失う物が多い人ほど、パニックになる要素は非常に多い。
 正論を吐く人ほど、失う物が少ない人だったりする。断定はしない
けど。

 DVDで『大映特撮予告篇全集』を観る。
 題名からして、『ガメラ』とか『ギャオス』といった怪獣映画だと
思ったのだが、かつての大映映画全盛期の予告編がオン・パレードだ!
『日蓮と蒙古大襲来』、『大江山酒呑童子』、『釈迦』『秦・始皇帝』
といったスペクタクル大長編映画が次々と。出てくる俳優も、勝新太
郎に、本郷功次郎に、市川雷蔵、長谷川一夫。
 何だかすごいものを見てしまった。

 しかしエキストラ30万人とか、大神殿がひっくり返るシーンとか、
邦画の全盛期って、ハリウッド並みだったんだなあ。

 午前11時30分。おかしいなあ? 午前11時に来るはずの井沢
どんすけが来ない。携帯に電話するも、出ない。おかしい…。
と思ったら、井沢どんすけから電話が入る。
「すみません、寝過ごしましたあっ!」
「はいはい。じゃあ、きょうの予定はキャンセルにしよう!」
「へ?」
「私の身体が本調子ではないので、しばらく休む」
「あっ。そうですか。はい」
 カンタンな男である。

 午後12時。嫁と、「表参道蕎麦工房」へ。
 じゅんさいおろしそばに、肉味噌かけご飯。
 午後12時30分。原宿の雑貨屋さんなどを覗く。  もうひとりきょう来るはずだった、柴尾英令くんに電話する。  出ない。  寝てるな、これは。  キャットロードの新しい喫茶店でコーヒーを飲んだのち、帰宅。  台風が去ったら、残暑が戻って来たみたいで、さほど暑くないのに、 やたらと汗をかく。家に着く頃には、試合直前のボクサーのように、 汗びっしょり。  クーラーがうれしい。  午後1時。ビデオで『ザッツ・エンタテインメント2』をまた観る。  おなじ作品を何度も見ないと、若い頃の集中力が無くなってきている ので、身体にシーンが染み込まない。  午後2時30分。柴尾英令くんから電話が入る。 「すみません、寝過ごしましたあっ!」  おいおい。本日ふたりめだぞ、このセリフ。 「いまから行きま〜〜〜す!」。  ありゃ。きょうは別にいいんだけど、まあ、柴尾英令くんが来たら、 会話が楽しいからいいや。  再び、『ザッツ・エンタテインメント2』を観る。  フランク・シナトラって、若い頃、こんなにスリムだったんだ。  どうも貫禄がついてからのシナトラのイメージが強い。  午後4時。柴尾英令くん、到着。  世間話と、仕事の話をごちゃ混ぜにしながら、あれこれ話す。  午後6時30分。嫁と柴尾英令くんの3人で、居酒屋「ブルドッグ」 へ。柴尾英令くんが酒屋に出没となれば、相方が登場しないわけがない。  暴走酔っ払いデブこと、成沢大輔くんが登場!
 酒の肴のはずなのに、全員何かにとりつかれたのように、お好み焼き、 串焼き、ネギ焼きそば、餃子、キムチお好み焼きといった、デブの素を 食べまくる。 「う〜〜〜、食べ過ぎた〜〜〜!」と、全員揃って叫ぶのは、いかがな ものかい!  午後9時30分。柴尾英令くんのお下劣トークが出始めたところで、 第一部終了。私は自宅へ。  嫁と、柴尾お下劣斎くんと、成沢大デブくんは、近所の飲み屋へ。  私は、読書などして、文化的な生活。お下劣な会話とは無縁。ふふふ。  といいつつ、すぐ眠くなる。ダメじゃん。
 

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