6月30日(土)

『桃太郎電鉄ショッピング・センター』の夜叉姫抱き枕は、私が完全に
値段を1桁読み間違えていた! 
 1万7980円だとおもったら、17万9800円だったんだあ!

 私の同級生の洋画家・北見隆の絵も、シルクスクリーンなら、8万円
ぐらいだけど、油絵とかになると、50万円の値がつくもんなあ。一作
しかないわけだから。夜叉姫抱き枕も、わずか5作の少量生産だから妥
当な値段なのかもしれないけど、ちょっとびっくり!

 鎌倉は朝から雨!
 日焼けができない。
 静養に来たこともあるので、ひたすら寝る。
 グーグー寝る。
 何度も寝る。

 午前11時。鎌倉に向おうと、長谷駅まで出たら、嫁から電話が入っ
て、長谷駅に着くところだというではないか。江ノ電に乗る寸前だった。
 そのまま「パラドール・デ・かまくら」へ。
 お店の開店時間は、午前11時30分からなのに、わざわざ開けてく
れた。
 本当にこの辺のお店は、下町っぽく融通を働かせてくれるいいお店ば
かりだ。

 私は、生しらすのピラフに、コーヒー。
 嫁は、生しらすのスパゲティにコーヒー。

 午後12時。長谷の家に戻る。
 家具の到着を待つ。
 家具が来た。

 運送会社が、家具が階段を登れないと言い出す。2階の嫁の部屋に入
れる予定の家具だ。家具はだいたいよほど狭い階段でないかぎり、通る
ようにできているものだ。どうも運送会社の断念の判断が早すぎるよう
な気がする。0123だったら、ほいっ!と入れてくれただろうになあ。
 過去、私が購入した家のなかで、この鎌倉の家がいちばん大きいのに、
変だよ。

 午後1時30分。曇り空でかえって歩きやすいだろうと、散歩。
 まずはきょうが紫陽花(あじさい)の見どころの最終日だという、成
就院(じょうじゅいん)へ。
 最終日というのは、きょうで参道、院内の紫陽花を切ってしまうから
だという。
 確かに、参道の紫陽花は、色が抜けて、干からびているが、まだまだ
美しい。
『ふくぽんのギョーカイ放浪記』を見たら、福ちゃんは6月18日に、 鎌倉に来てるじゃないの! ずるいなあ、いちばん紫陽花が美しいとき に!  まあ、福ちゃんも独身だったら、紫陽花なんか見に来なかっただろな。  テレビ長崎の山本耕一にしても、みんな嫁さんのおかげで、見聞を広 めるようになっているのだから、おもしろいなあ。  江ノ電沿いの道を歩いて、極楽寺へ。  極楽寺から、さらに江ノ電沿いの道を歩く。  しかし、江ノ電は不思議だよ。  民家がどうしたって、江ノ電の線路を渡らないと入れない家がたくさ んあるんだよ。家の後ろのほうに道があって、本当はそっちから入るよ うになっているとおもっていたんだけど、後ろが崖の家があるってこと は、間違いなく、線路からしか入れないってことだよなあ。
 稲村ガ崎駅を越えたあたりの踏切りで、焼豚を売ってる「鎌倉稲村亭」 を発見。
 ほとんど線路のなかにお店がある感じ。いつも江ノ電鎌倉駅の看板で 見ていただけに、どこにあるんだろうとおもっていた。こういう風に偶 然みつけられると妙にうれしい。  あてもなく歩いている。  そろそろ海沿いを歩きたいとおもい、あてずっぽうで、海の方角へ。    新田義貞の家臣11人が奮戦したという「十一人塚」を通って、海へ。  きょうは海の色が鉛色だ。    国道134号沿いを歩く。  午後2時。焼きたてパンとパスタのお店「ペーター湘南」でひと休み。  海が見えるレストランだ。
 きょうは江ノ島が煙っていて、輪郭がはっきりしていないが、晴れて いたら気持ちのいいレストランだろう。午前11時開店。次に自分が利 用しやすいように、メモ、メモ!  さらに七里ガ浜に向って歩き出して、路地がおもしろそうなので、右 折。  再び江ノ電沿いの道に出る。  鎌倉方面に戻る形で、線路沿いを歩く。  線路と道路に柵が無いから不思議な気分。  やっぱり、線路からしか入ることができない骨董屋さんがあったので、 覗く。
 何だか最近骨董品屋さんで売っているものが、私が子どもの頃にあた りまえのようにあったものばかりになって来た。  私のほうが、骨董品になって来たということだろう。  午後3時30分。長谷の家に戻る。  ビデオを見たり、本を読んだりしながら、仮眠。    午後6時30分。娘も到着して、夕食。  夏らしく、そうめん。
 梅肉のそうめんつゆが、酸っぱくて涼味たっぷり。気持ちいい。  稲村ガ崎で買って来た焼豚が美味しい!  これは味が深い!  また一軒、究極のお店を見つけてしまったなあ。  気分がいい。  枝豆が大好きな家族は、山盛りの枝豆を「苦しい! 苦しい!」と言 いながら、食べ尽くしてしまうのであった。やっぱり家で料理すると作 りすぎで、体重が増えてしまう。  今夜はひさびさに、のんびりする。  あっ、まだやっていない原稿が1本あった。これだからなあ、自由業は。
 

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