5月04日(金)

 おっ! ゲームデザイナーのとみさわ昭仁くんからメールが来たぞ!


さくまあきらさん、こんにちは。とみさわ昭仁です。
すでにどなたかから指摘されていたらごめんなさい。

本日の日記の中の記述で、両国にある地名で
「横綱(よこづな)」と書かれていましたが、
正しくは「横網(よこあみ)」といいます。
たしかに字がものすごく似ているので、
そのように読み間違える人は多いんです。
まるでなにかの冗談のようですが、
両国育ちのわたしが言うんだから本当です(笑)。
でもまぁ、ひょっとしてこれは、
相撲の町「両国」が仕掛けた罠なのではないか?
という風に考えると、なかなか楽しくなってきますね。

ではでは。お体に気をつけて。
これからも元気にあっちこっちお出かけになり、
たくさんのおもしろいものを見て、
たくさんのおもしろいものを作ってください。


 わっはっはっは。「横網(よこあみ)」とは気づかなかったなあ。
 とみさわ昭仁くん、ありがとう! 
 
 でもやっぱり両国なんだから、「横綱(よこづな)」町であってほしか
ったなあ。
ついでに、大関町、関脇町、小結町ぐらいほしいよなあ。
 前頭町、十両町、序二段町ぐらいまでは、あってほしいなあ。
 できれば、上手投げ町、押し出し町、浴びせ倒し町ぐらい作って、地理
クイズの難問・奇問としてつかわせてほしかったなあ。
ギャグ作家としては、浴びせ倒し町、ちょん掛け町、三所(みところ)攻
め町、とったり町、勇み足町が、ほしい。

 
 ほうっ。メールの内容が重なる日は、重なるもんだのう。
 おなじみ錯乱坊主くんからも、こんなメールが来た。


行橋市・錯乱坊主

 さくま宗匠が推薦していた『コミックバンチ』創刊号を
予約し、書店から「無料ですよ。」の連絡を受けて恥ずか
しい思いをした現役お笑い消防士の錯乱坊主です。
実は今し方、火災現場から帰って参りました。
 4ヶ月の子供と仕事の、寝不足ダブルパンチはキツイで
す……。(-_-;)


 今回書店さんの店頭に置いてある無料の本は、創刊準備号と呼ぶんじゃ
ないのかあ。いずれにしても、いよいよ5月15日に、『コミックバンチ』
は発売される。
 少年ジャンプで育った世代は、必ず買いましょう!
創刊0号は無料です!
>> 『ハイスクール奇面組』の主人公一堂唯みたいな顔の >> 佐伯〜〜〜! 『ハイスクール奇面組』の主人公は一堂零で、 一堂唯はJBSの常連でんがな♪ 今回は懐かしい常連の名前が見れたので うれしくなって突っ込みを入れただけです。(笑) では失礼します。f^_^; ポリポリ……  わっはっはっは。たしかに、一堂唯は、『ジャンプ放送局』の投稿者の 名前だった。どうしても『ジャンプ放送局』の投稿者の名前のほうが、私 にとっては身近なもんだから間違いやすいよなあ。  というわけで、昨日の日記は、ミス連発でした。  はっきりいって、横浜ベイスターズの大量得点、最下位脱出に浮かれて いたことはたしかです。ちょうど大量得点を見ながら書いてたからねえ。  でも、きょうから対巨人戦。また最下位に戻ってしまうんだろうなあ。  午前11時。嫁と代官山アドレス1Fの「ロイド・カフェ」へ。  メニューに書いてある「胚芽パンの和風サンドイッチ」の和風は何だろ うと思って、ウェイトレスに「胚芽パンの和風サンドイッチって、なかに 何が入っているの?」と聞くと、「ハイ! 胚芽パンの和風サンドイッチ は………、……………、少々お待ちください!」と言って、厨房に聞きに 行くではないか!  おいおい! 「ハイ! 胚芽パンの和風サンドイッチは…」まで言って から、聞きにいくか? 私はあんたにクイズを出題したわけではないぞ!  これだけは声を大にしていいたい! 若者たちよ! 「人がした質問を繰りかえすなっ!」  私は4〜5年前、この話法に苦しめられ続けた。 「映画はどんなの好きなの?」_ 「映画ですかあ…」 「……………(こっちが黙っている)」 「そうですねえ…」 「……………(こっちが黙っている)」 「……………(向こうが黙っている)」 「だったら音楽は?」 「音楽ですかあ…」 「……………(こっちが黙っている)」 「そうですねえ…」 「……………(こっちが黙っている)」 「……………(向こうが黙っている)」 「小説は?」 「小説ですかあ…」 「……………(こっちが黙っている)」 「そうですねえ…」 「……………(こっちが黙っている)」 「……………(向こうが黙っている)」  とにかく私の前で、質問を繰り返して黙るのだけはやめてくれいっ!  だからといって、次のパターンもやめてくれよ。 「映画はどんなの好きなの?」 「映画ですよね…」  これは会話を続けたことにはならないからな。  おっとっと。カフェの頭の悪い女のせいで、イヤだった若者たちとの会 話を思い出してしまった。最近こういう返事をする若者とは、距離をおく ことにしてるから、ついつい忘れていた。  で、そのウェイトレスは、戻ってきて「レタスとコンビーフと長ネギを マヨネーズと混ぜたもので…」と説明したが、この「レタスとコンビーフ と長ネギ…」のどこが、和風サンドイッチの和風なのだろうか?  まあ、いいや。どうせ棒読みだ。  第一「レタスとコンビーフと長ネギをマヨネーズと混ぜたもので…」ま でをすらすらと言えたはずがない。 「レタスと……………、コンビーフ……………と、……………、………… …、長ネギを……………、え〜〜〜と、……………、マヨ? えーと、マ ヨネーズと混ぜたもので…」という調子であった。  和風サンドイッチがとどいた。  食す。ぷうんとカツオブシの匂いが広がる美味しい食べ物だった。  おいおい! あのバカ女! カツオブシとはひとことも言っていなかっ たぞ! まったくもうレタスとコンビーフの前にいうべきは、カツオブシ だろうが! 私は和風サンドイッチの「和風」の部分が、何をもって、和 風と名づけたのかを知りたかったのだ! カツオブシだからこそ、和風サ ンドイッチではないか! 長ネギも入ってないぞ。    物をしゃべるときは、自分の言葉が相手にとって、どう届くだろうか? というのを、一度考えてから、しゃべれっ!    何だか無性に腹が立ったので、ちっとも食べた気がしない。
美味しかったんだけどね
 代官山アドレスの食料品売り場で、今夜のお惣菜を買う。  どうもこのスーパーの品揃えはもうひとつセンスがない。美味しそうに 並べる研究を怠っているような気がする。そんな商品棚なので、食材もも うひとつ。代官山という土地柄なのだから、高級素材を置いたら、地元の 金持ちは間違いないく、遠くからも買いに来る人がたくさんいると思うの だ。  休日だというのに、ひっそりとお客さんの少ないスーパーだ。  天気がいいので、代官山アドレスの前で、ほっこりひなたぼっこ。  気持ちがいいねえ。  昨日の寒さが嘘のようだ。
 代官山のスーパーの食材が気に入らなかったので、渋谷の東横のれん街 に行って、若狭カレイを買う。  午後1時。渋谷から、キャットロードと呼ばれる神宮前6丁目の道を通 って、原宿まで歩く。  疲れたら、喫茶店でひと休み。  今年のゴールデンウィーク(GW)は、どこも人出が少ないなあ!と思 っていたら、原宿にいた。まるで川の渓流のように、次から次へと、人間 が押し寄せてくる。  ラフォーレ原宿の前は、もう一歩の歩幅が10センチ以下になるほどの 大渋滞。 いつもGWに、原宿にいなかったもんだから、原宿GWの恐怖 をすっかり忘れていた。  午後2時。へとへとになって、帰宅。  溜め込んでいた、週刊『モーニング』の今週号まで、ようやく読み終え る。『ジパング』と『部長島耕作』『バガボンド』の3本柱のおもしろさ は、群を抜いているなあ。  『おやこ刑事』の大島やすいちサンの新連載『風介がゆく』が楽しみだ。 大島やすいちサンというのは、かつて日本でいちばん絵の上手かった時期 があって、大作家になるに違いないと思っていただけに、そろそろここら で花開いてほしいものだ。  さだやす圭さんは、あいかわらずコマ割りの達人だなあ。  漫画は絵の上手さよりも、この「コマ割り」の上手さのほうが大切なの だ。投手でいうと、コントロール。絵の上手さは速球の速さ。両方あるに 越したことはないのだが、あまりこの「コマ割り」の上手さを語れる漫画 ファンは少ない。    午後6時。夕食。若狭カレイ。前沢牛のたたき。えのき茸とベーコンの バター焼き。刺身こんにゃく。かいわれ大根とおくらの和え物。白海老の 釜揚げ。キャベツ漬けなど…。  ちょっと多すぎて、美味しいのに食べきれない。  食後、横浜ベイスターズ対巨人戦。  好ゲームのあと、0対0の均衡を3ランを奪われてからは、横浜ベイス ターズのエラー続出。守備はいいチームなので、エラーが出るようでは、 あとは知るベスター・スタローン。あれよあれよというまに、加点される。  まあ、いいや。きょう負けていれば、明日勝つかもしれない。  そう。明日は、あの元大洋ホエールズ投手・新治さんからいただいたチ ケットで、横浜球場に行くのだよ! いよいよ今シーズン公式戦初観戦。 うっしゃあ!
 

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