3月19日(月)

 ポニーキャニオンの鵜飼泰隆くんが、CD『横浜ベイスターズ選手別
応援歌2001』を送ってくれた。
 やっぱりこうして、私を横浜ベイスターズの影のオーナーだと認識し
てくれてる人がいるもんだ。おいおい!

 しかし、すごいね。この『応援歌』のなかには、もうドスターとか、
ズーバーといった新外国人選手の応援歌が入ってるんだ。早いなあ。
 球場に行くと、このCDの応援歌をみんな歌うから、覚えておかない
とな。

 ♪森チュー 森チュー シャットアウト 頼れるやつさ
  森チュー 森チュー シャットアウト 敵を蹴散らせ

 これって、中継ぎエースの森中投手のテーマなんだけど、♪森チュー
…てのがねえ。投手なのに、「敵を蹴散らせ」というのも、よくわからん。

 午前中、『桃太郎電伝(仮)』の仕様書作り。
 仕様書が完成直前まで来ているので、あとは塗りつぶしの作業。
 後回しにしておいた部分ばかりなので、なかなか作業はかどらず。

 きょうは暖かいものだから、花粉の飛び方が尋常じゃないみたいだ。
 薬を飲んでも、鼻水が止まらない。

 午前11時。嫁と、喫茶店「らぴす」サンで、モーニング・セット。

 食後、嫁は外出。私は家に戻って、『桃太郎電伝(仮)』の続き。
 地味な作業が続く。

 花粉症がひどいので、外出したくないのだが、どうしてもあと一押し、
アイデアがほしいので、表参道のアイデアのよく出る「ロイヤルホスト」
まで歩く。

 暖かくて、外は気持ちいいんだけど、花粉症がねえ。
 対処療法はいらないから、根っこを退治してほしいよ。これは間違い
なく人災なんだから。

 午後2時。表参道の「ロイヤルホスト」。
 あいかわらず黙って座れば、湯水のようにアイデアが湧いてくる。
 アイデアノートに書き殴るのも、もどかしいほど。
 
 なんと! 2時間ぶっ通し、腕を休めるヒマもないほど、書き殴り。
血圧が上がり過ぎなのが、身体でわかるほど。あまり身体によくない。

 午後4時30分。帰宅。
 DVDで『メッセンジャー』鑑賞。
 DVDの発売と同時に買ったのに、今ごろまでほったらかしていた。
別に飯島直子が離婚したから思い出したわけではない。まだ見ていない
DVD、ビデオ、LDがたくさん溜まっているだけ。
 というより、CDラックのほうに紛れ込んでいた。
 CDとおなじ背丈のDVDって、困り者だ。

『メッセンジャー』は、映画評論家に言わせれば、ありふれた話、あざ
とい、陳腐など、いくらでも言い様があるだろうけど、娯楽作品として
は、超一級品。
 これだけ娯楽に徹した作品というのは、芸術作品よりも、何倍も、何
倍も、作るのが難しい。
 ちょっとでも王道からズレただけで、マニアではないお客さんたちは
許さない。
 私は14年間も週刊少年ジャンプで仕事をして来ただけに、こういう
王道の娯楽作品の難しさを熟知している。
『ジャンプ放送局』は、毎週4万通もハガキが来ていたのだが、業界人
に評判がよくなり始めると、1ヵ月後には、毎週3000通にまで、ハ
ガキは激減する。

 そういう点では、『メッセンジャー』は、非の打ち所のないほど、娯
楽に徹した作品だ。加山雄三さんの若大将シリーズにインスパイアされ
た作品であることを、示すために、わざわざ加山雄三さんを出演させて
いる演出が小憎らしい。

 こういう映画を評価する映画評論家って、少ないんだろうなあ。
 激賞するの難しいからね。
 
 娯楽作品って、ゴールキーパーみたいだ。
 受けて当たり前で、外すと、文句を言われる。受けてもけなされる点
では、ゴールキーパーよりも、厳しい職業だ。
 これって、自己弁護かな。ははは。

 午後7時。娘と、表参道の餃子屋「宇明家(うめいや)」へ。
 一口餃子、しそ餃子、チーズ餃子に、にんにくご飯。
 
 午後9時。帰宅。
 TVを見たり、ビデオで『20世紀ポップ・ロック大全集』を見たり。
 

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