8月25日(金)


 本日、日帰りぶらりひとり旅。
 ♪パ〜〜〜パ、パ〜、パ〜〜パ、パ〜ッ!(日テレ『ぶらり途中下車の旅』の
オープニング曲のつもりでお読みください)
 本日の旅人は、さくまあきらサンです(滝口順平さんの声でお読みください)。

 午前9時30分。東京駅に向かう。
 午前10時04分。MAXやまびこ37号。
 きょうはどこへ向かうかというと、日光。
 あの「日光(東照宮)を見ずして結構というなかれ」の日光である。

 驚くかもしれないが、私が日光に行くのは初めてである。

 あれだけ日本中歩き回っているのに、何でまた?と思う人がほとんどだと思う。
 ひとつには、以前住んでいたところが杉並区だったので、東武線の浅草という
のは、感覚的には京都に行くよりも遠く感じていた。さらに病気する前は、早く
起きても午前11時過ぎくらいだったので、そこからでかけると、東武浅草駅に
たどりつくのが、午後3時になってしまう。
 そこから日光に向かってもなあ、である。

 事実、昔『ジャンプ放送局』のメンバーと鬼怒川に行ったときは、一泊した。
 それと、冗談で「日光(東照宮)を見ずして結構というなかれ」を、いろんな
ところを旅してから、見に行くものと解釈して、なかなか予定に入れなかったと
いうのもある。
 けっきょく、行こうと思えばすぐ行けるからと、のびのびにしていたような気
がする。

 ところが、旅の本や地図を調べていたら、宇都宮から日光線というのが出てい
るではないか! 新幹線+電車1本というのは、身体がものすごく楽だ。これな
ら行ってみたいと、急に行くことになった。
 だいたい嫁もグルメ・バカ娘も学校で行ったという場所に私が行っていないの
は、ちと恥ずかしい。

 そんなわけで、午前10時54分。宇都宮駅着。50分で着いてしまうんだか
ら、新幹線は早いよなあ。
 気分いいから、だじゃれのひとつも出しちゃうよ。
「宇都宮出身のプロ野球選手は、指名打者になった人が多いんだってね〜!」
「何で?」
「宇都宮(打つのみや)!」
 チャンチャン。

 え〜と、乗り換えのホームは何番線だ? 烏山線? おお! 20年ぐらい前
に乗ったことがあるな。そこじゃない。日光線。これだ、これだ。
 えっ? 次の電車は、午前11時38分。40分以上もあるの?
 ぎょえ〜〜! ひさびさの1時間1本路線であった。しまったあ!
 思えば、これがきょうのケチのつき始めだった。

 とりあえず、駅を出て、宇都宮駅構内を散策する。
 一応、栃木の観光物産店を見て回るが、めぼしいものがない。
 かんぴょう、ゆば、ラッキョウがちょぼちょぼと。やっぱり餃子の街・宇都宮
を前面に押し出している。お湯を注ぐだけで、すぐ水餃子といった商品が目立つ
くらい。どのお店も覇気がない。

 朝から何も食べていないが、日光で、ゆば料理が食べたいから、駅構内の喫茶
店で、プリンとコーヒーですます。

 午前11時38分。日光線ホーム。
 どうせ乗る人などいない路線だろうと、タカをくくって、発車3分前に降りて
行ったら、電車は満員。座る場所すらない。げげっ! 2両もあるぞ。2両が埋
まるなんて! 平日だよ。どういうダイヤグラムの組み方をしているのだ、この
路線は? 早くもピ〜ンチ!

 宇都宮――鶴田――鹿沼(かぬま)――文挟(ふばさみ)――下野大野(しも
つけおおの)――今市(いまいち)――日光。
 わずか7駅しかない路線を、ディーゼル車は、フゴーッフゴーッと唸りをあげ、
身体を震わせながら走っていく。
 住宅と畑の単調な景色が続く。
 私はあいかわらず、立ったまま。つらい。
 誰も降りないどころか、増えて行く一方。やばいよ。
 病気する前より健康になったとはいえ、まだまだ手足は不自由。
 電車のなかで立っているのは、バランスが悪くて苦手だ。
 30分ぐらい立ちっぱなし。下野大野駅でやっと座れたけど、もうあと2駅し
かないじゃないか! 何だかとっても嫌な予感がする。

 午後12時20分。JR日光駅着。
JR日光駅
   何だか古ぼけた町だな。  古くからの観光地独特の煤(すす)け方だ。  東武日光駅まで近いはずだから、そっちに行ってみよう。帰り道は東武日光か ら帰るつもりだから、特急の時刻表をメモしておきたい。
東武日光駅
   おっと。東武日光駅まで、登り道じゃないか。  ただでさえ、電車のなかで立っていて、へばってるので、しんどいなあ。  山間部だから涼しいと思っていたけど、暑いな。  まだこのへんでは、「暑いな」と、言葉も軽い。  午後12時30分。東武日光駅。  こっちのほうが駅舎が立派だが、駅前の古ぼけ具合はどっこいどっこいだな。  日光東照宮まで、1キロとちょっとだから、歩いてもいいのだが、地図で見る と、登りっぱなしの道のようだ。バスも止まっていることだし、きょうはひとり 旅だ、バスで行こう。  バス停に向かう。するするとバスが走り出す。おい、おい! 私はまだ走れな いんだよ! ああ! 行っちゃったあ! あ〜あ〜。  次まで20分後か。  もったいないけど、タクシーにしよう。ついてない日に、不確定なことをする と、ドツボにはまる。  タクシーで正解。日光東照宮の真ん前まで行けるそうだ。  地図の西参道から東照宮までは、相当距離がある。バスで行ったら、おそらく へばったことだろう。  午後1時。日光輪王寺。おお! まっすぐ向こうに、日光東照宮が見える。 「日光(東照宮)を見ずして結構というなかれ」  ついに来ましたぞ。
  「日光(東照宮)を見ずして結構というなかれ」  たしかに運転手さんは、東照宮の真ん前と言っていたけど、かなり遠い直線の 真ん前ではないか。しかもここには、お店がほとんどないではないか。  きょうはまだプリンしか口にしていない。
輪王寺
  「日光(東照宮)を見ずして結構というなかれ」  拝観券を売っている。え〜、1200円もするのー! 高いなあ。  輪王寺宝物殿から見る。  徳川家康、家光、天海僧正の肖像画などあって、『葵・徳川三代』マニアとし ては、けっこううれしかったりする。  しかし、このあと輪王寺あたりから、RPGのダンジョンみたいに、階段を登 って、降りて、あっちへ回り、こっちへ回らされて、汗だくだくになる。  マップが小さいことがバレないようにするとき、こういうダンジョンを作るも のだ。下手くそな順路だな。  そろそろ暑さで、こういう引き回しはムッとしてくるぞ。  表参道に戻る。  砂利道を日光東照宮に向かって、ゆるやかに登っていく。  見た目なだらかのように見えて、ずいぶん身体に荷重がかかるではないか。  えいほ! えいほ! けっこうしんどいぞ!  えいほ! えいほ! ひっくりかえりそうだ。  カキ氷と、だんごを露店で売っている。  もうこれでもいいや。いいかげん腹減っている。  何だと! だんごが400円? 何でも高いな、日光は!  だんごを齧りながら、日光東照宮をめざす。  だんごを右手に持つだけで、私はバランスが悪くなって、さらに歩きづらくな る。それにしても、この暑さは何だ?  ひさびさにあれをやるか?  あぢぢ…。あぢぢ…。あぢぢ…。  あぢぢ…。あぢぢ…。あぢぢ…。  あぢぢ…。あぢぢ…。あぢぢ…。  きょうはこのくらいじゃ足りないな!  暑い! 暑い! 暑い! 暑い! 暑い!  暑い! 暑い! 暑い! 暑い! 暑い!  暑い! 暑い! 暑い! 暑い! 暑い!  暑い! 暑い! 暑い! 暑い! 暑い!  汗がだらだら滝のように流れる。そういえば、日光の先に中善寺湖に、華厳の 滝があったな。とてもこの調子じゃ、そっちまで行けそうもない。   暑い! 暑い! 暑い! 暑い! 暑い!  暑い! 暑い! 暑い! 暑い! 暑い!  暑い! 暑い! 暑い! 暑い! 暑い!  暑い! 暑い! 暑い! 暑い! 暑い!  ぷひ〜〜〜、この石段ひとつずつの大きさは一体何なんだ!  城壁を作るときに運び込むような石だぞ。1段1段が高い。  うんしょ! よいしょ! 何でなだらかな石段にしないんだ!   バリアフリーなどと言われて久しいが、神社仏閣は「そんなこと知りまへんな あ!」という態度ばかりではないか! そのくせ、お賽銭にお金入れろだの寄進 しろだの、ご利益があるからと、一方的過ぎるぞ!   いいかげん、暑さで怒りの温度も沸騰中だ!  暑いよ、ほんとに。こんなところ登らされて!  この夏の暑い街にでかけず、溜め込んでいた身体中の汗がすべて出切ってしま ったと思えるくらいの汗の量だ。  下を向くと、思い切りメガネに、汗がぼたぼた落ちる。  あわてて、ハンドタオルを取り出そうとカバンを開ければ、カバンのなかに、 汗がぼとぼと落ちる。暑いぜよっ! くそ〜! 「日光(東照宮)を見ずして結構というなかれ」  そうか。この言葉は、旅の最初に日光を選ぶと、こんなひどい目に会ってしま って、「もう結構! 旅はもう二度と結構!」と言ってしまうから、「日光(東 照宮)を見ずして結構というなかれ」という金言を旅行者に与えていたのだな!  そうに違いない! 強引マイ・ウェイ!   くそったれ! ハンドタオルをひとぬぐいしただけで、蛇口で洗ったようにび しょびしょになってしまった。そんな何枚もハンドタオル持って来ていないぞ!   でも汗がぬぐいきれないので、ティッシュペーパーもつかい。ティッシュが顔 にこびりつく。  表門を抜け、神厩舎(しんきょうしゃ)の有名な三猿「見ざる、聞かざる、言 わざる」の彫刻を見る。
三猿 三猿
   この長押(なげし)の上の彫刻っていうのは、この三猿だけじゃなくて、ほか にもいろんな表情の猿が彫られてるじゃないの! 三猿だけが彫られてるから、 これほどまでに有名だとばかり思っていた。  どうもたぶんに日光の宣伝戦略に、民衆は踊らされているような気がするなあ。  ちなみに私は下を向いてる↓この猿のほうが、いい表情に思えた。
三猿
   いよいよ陽明門。TVや雑誌で見た景色だ。  だいぶ極彩色が剥げている。中国っぽい配色だなあ。けばけばしい。  火の鳥のような彫刻が美しいなあ。  そうか、ひとつひとつの彫刻の出来がいいから、どの彫刻をいいと言いづらい から、三猿や、これから見る眠り猫をフィーチュアしたってわけだな。つんくが モーニング娘。で、後藤真希を前面に押し出したようなもんだな。ふんふん。納 得。  実際、どの彫刻もよく出来ていて、群を抜いて輝いているものはない。
陽明門
   あ〜、陽明門の石段もひとつひとつがこんなに大きいの?  よいしょ! うんしょ! あ〜、あ〜。  ぷひ〜! くそったれ! えいしょ! ほいしょ!  何でこんなところに来てしまったんかいのー!  あのドケチな徳川家が建立したから、もうちょっと狭いと思っていたのが、甘 かったなあ。徳川家康ならこれほどまで大きくしなかっただろうけど、一番がん ばったのは、3代将軍家光だもんな。金持ちの孫だ。お金つかい放題だ。  さぞや、徳川家康は「こんな華美なものを作りよって!」と怒ってただろうな あ。  さて、陽明門の右の坂下門に、眠り猫の彫刻があるというので、行く。  各寺共通券を買っていたので、手渡すと、眠り猫は、別料金だというではない か! 猪口才(ちょこざい)な! しかも500円だと? 出版界では、文庫本 の値段を500円にしたいのに、涙を飲んで、480円の定価をつけるのだぞ!   それを猫一匹で、500円かい! グラビアも写植もつかわんと! ええ根性 しとるな!  もう眠り猫を見たいとも思わないが、『桃太郎電鉄』の作者として、見ていな いとは言い辛い。見てのち文句を言わなければ、知ったかぶりになる。  見たよ! 何だよ! 入ってすぐの頭上ってのはよ!  だいたい、人が通るところで、気持ちよさそうに寝ているとは、生意気だ!  猫の分際で! これもまた隣りの鳥の彫刻の美しさと大差無いではないか!  おまけに「猫の彫刻は、他の神社、寺院にも見られますが、寝てい るのは、東照宮の猫だけ!」の看板。大きなお世話じゃい! 誰が寝 てる猫を人が通るところに彫るか!  眠り猫の奥に、徳川家康の墓所があるって? 石段? 行かん、行かん! 帰 る! しかし猫一匹5分ほど見て、500円はもったいなかったなあ。でもあと で解説書を見たら、徳川家康の墓所までの石段は、207段もあったんだって!   しかもひとつひとつが1枚岩でできている贅沢なものなんだって!   あ〜、行かなくてよかったあ! ことのほかうれしい。  さ〜て、帰るか。あっ、まだあったんだ。 「鳴き龍」だ。神興舎にあったんだったけかな。行ったけど、ちゃんと覚えてな いや。靴脱ぐの面倒なんだもん。  いきなり「手を叩かないでください!」という張り紙があるしさ。 「鳴き龍」って、手を叩くと反響するんで、有名だったんじゃないの!?  おまけに、観光客の数が集まったところで、係りの人が、拍子木を叩いて、 「鳴き龍」の反響をみんなに聞かせる。人が集まると始めるので、暑い! 人の 体温は本当に暑い。早く抜け出したいので、じいちゃん、ばあちゃんたちが渋滞 して、出られない。暑い! 暑い! 暑い! きょうもう何回暑い!を書いたか わからない。でも本当に暑い! 汗で身体をコーティングしたみたいだ。  再び、陽明門をくぐり、帰路へ。あや? 右手に五重塔。あの有名な五重塔で はないか! 来る時、目に入らなかったぞ! そうか、あの流れるような汗をぬ ぐいながら通り過ぎてしまったのかあ。もう集中力、完全に切れてるな。  連打を浴びたときの斎藤隆投手の顔みたいだ。  横浜ベイスターズの選手の悪口はいけまへん! 甘いマスクですぜ、斎藤隆!  このまま帰ってもいいのだが、たぶん二度と来ないと思うので、西参道を通っ て、お土産屋さんだけは覗いて行きたい。『桃太郎電鉄』の作者としては、神社 仏閣より、お土産品である。  杉並木のなかを抜けていく。さすがに涼しいが、汗の量のほうが多くて、なか なか汗が引かない。それでもかなり楽だ。でも足のほうが完全に棒になってしま っている。  TVのCMでもやっている「家光廟(いえみつびょう)大猷(たいゆう)院」 にたどり着く。家光350年目の初公開というやつだ。  でももう行きたくない。  東照宮よりは小さそうだけど、十分な大きさを誇っている。  もうすべて断念しよう。  実は明日も小旅行して、さらに明後日は京都入りする予定なので、とてもここ でへばるわけには行かない。少ない体力を有効につかおう。  西参道の坂道を下って行く。  妙にスピードがついて、歩きづらい。  観光センターのあたりまで来る。  めぼしいお土産品見つからず。  来るとき、タクシーで裏道から来てしまったので、本来の大谷川沿いの道を知 らずに帰ってしまうのはもったいないので、バスで帰ることにする。  午後2時。西参道のバス停。お〜いっ! またしても目の前で、バスが止まり、 発車してしまう。何てついてないんだ。もういいや。次のバスまで待とう!  …と思ったのだが、これがまるでとどめをさすような拷問。  さっきバスがすんでのところで発車した頃は、道も渋滞していなかったのに、 私がバス停に立ったとたん、目の前の道路がどんどん渋滞し始める。まだ午後2 時だよ。夕方にもなっていない。平日なのに。  秋の紅葉の時期でもない。  バスが来ない…。  私の後ろに、5人くらい並ぶ。  バスが来ない…。  私の後ろに、10人くらい並ぶ。  バスが来ない…。  来たと思ったら、パックツアーの大型観光バス。  バスが来ない…。  私の後ろに、15人くらい並ぶ。  バスが本当に来ない! ちきしょー!  もう30分になるぞ! どうせ駅まで1キロとちょっと。この疲れた足でもた どり着けるぞ!  まだバスが来ない!  私の後ろに並んでいる人が、とうとう20人を越えた!  40分後…。来た。やっと来た。  東武バス、やっと来た。もちろん運転手さんは「大変お待たせしました」も言 わない。言ってもよくない?   午後3時。東武日光駅着。10分で着いちまったよ。あの渋滞は何だったんだ よ。もちろん、運転手は「渋滞で遅れたことをおわびします」とは言わない。言 ったら好感度が上がったと思うのだが…。  さらに悲劇が、私を襲う!  きょうは、本当に何をやっても、ツキがまったくない! 浅草行き、直行の特 急は、午後4時24分までない。これはメモしていたからかまわない。下今市駅 で、鬼怒川から来た特急スペーシアに乗れるのだが、その特急連結の普通列車の 発車時刻が、午後3時43分。  はっはっは。発車まであと40分後だよ、わっはっはっは!  もうここまでとんとん拍子の逆だと、笑っちゃうぞ! なかなか仕組んだって、 こうはきれいにハズせない!  一応、駅前のタクシー運転手さんに「宇都宮までどのくらいで行けますか?」 と聞く。 「高速つかうから、1万2〜3000円くらいかかるね」  高い!  「時間は?」 「40分から、50分くらいかな」  やめよう! 40分待つ!  時間まで、東武日光駅の2Fの茶店で、コーヒーを飲む。  もはや夕方にならんとしているので、ご飯は食べない。  あ〜、せっかく日光まで来たのに、ゆば料理が食べられなかった。  有名なようかんも…、ようかんはもういいや!  あ〜、この茶店のお水がきょういちばん美味しいじゃないか! でもこの茶店 の隣りのお店は潰れたのか、がら〜ん!としているので、コーヒーを飲んでいて も、うらぶれて、わびしい…。  午後3時43分。下今市行き、特急連絡列車に乗る。  午後3時50分。下今市駅着。  特急が来るまで、あと12分もある。長い。もうきょうは本当に踏んだり蹴っ たりだ。ロスタイム、ロスタイムの連続だ。  悔しいから、本日のロスタイム(待ち時間)の合計を出してみる。  ・東京駅・新幹線に乗るまで……………15分。  ・宇都宮駅・日光線に乗るまで…………44分。  ・日光西参道バス停・バスに乗るまで…40分。  ・東武日光駅・連絡列車に乗るまで……43分。  ・下今市駅・特急に乗るまで……………12分。  ――――――――――――――――――――――                 2時間34分。  2時間35分ったら、新幹線で新大阪を越えてしまうよ!  あ〜、何というロスタイム!  午後4時02分。特急スペーシアで、東武浅草に向かう。  もちろん、特急に乗ったとたん、熟睡!  このあと、午後7時。嫁と自宅近くの「ナチュラルハーモニー」で待ち合わせ て、食事したあと、自宅に戻り、横浜ベイスターズ対巨人戦を見る。  横浜ベイスターズ何度もの拙攻の末、さよなら勝ちに、ホッとする。  こんな日に、逆転負けしたら、疲れが取れなくなっちゃうからね。  もう疲れた! 最後にひとこと。 「日光は世界遺産だか何だか知らないが、行ってはいけない!」  大分県熊野磨崖仏に続いて、2ヶ所目の認定!
 

-(c)2000/SAKUMA-