4月10日(月)


 身体がだるいままの月曜日。
 よりによって、ご老体が土、日と歩きすぎてはいかんですな。
 まあ、それでも昔と違って、無理して起きずに、なるべく寝るよ
うになったのは大きな進歩だ。

 午前11時。嫁と新宿に出て、ひさびさに熊本桂花ラーメンが食
べたくなって、末広亭の裏に向かう。
 おや? 桂花ラーメンの隣りに、あの九州じゃんがららーめんと
間違えそうな店舗が開店しているではないか!
 桂花ラーメンのまったく隣りに出店とは、いい度胸してるなあ!
 
 おろ? 何これ? 
 これが店の名前? うそ。
    「桜吹雪が風に舞う」!  さすがにこれは、お店のキャッチフレーズか何かだろ? えっ。 ホントに「桜吹雪が風に舞う」が、お店の名前なの? やるなあ!  これは話の種に入らねば! 「へい、らっしゃーーーい!」  でかい! 声がでかい!  声がよく出ていて、元気なお店というのはよくあるけど、頭にが んがん響くようなこの人間の声と言うのは一体何だ?  店員全員の声がでかい!  とりあえず味玉子ラーメンを注文する。  店内に書かれた文字も、筆文字で、九州じゃんがららーめんとそ っくりだ。おなじ豚骨味を標榜しているようで、角煮とか、高菜と かトッピングで選べるシステムになっている。  驚いたのは、別皿にうず高く盛られたネギの山。  これは豪快だ!  ネギ好きの嫁は、ネギラーメンを注文したのに、さらにこれだけ のネギの山が盛られてきて、戸惑っている。
     私もネギが大好きだが、これだけの量のネギは、さすがに消費し きれなかった。  さて、味のほうだけど、まだお店が開店したばかりで、コントロ ールが定まっていない感じ。  知り合いの航海屋ラーメンのご主人から聞いたことがあるが、ラ ーメンというのは、おなじ什器を揃えても、何かの環境で、おなじ 味が出ないことが多いという。  たぶんまだこのお店はその時期なんじゃないかな。  微妙に、麺とスープが絡み合わない。惜しい。  それでも150キロ台の剛速球投手のデビューといった感じのお 店であった。  と同時に、隣りの桂花ラーメンの、食べたあとにもうひとつ満た されない何かを残す技の素晴らしさに気づき、感動する。  桂花ラーメンは、絶対満腹させない。  それは次も来たいと思わせるために、100%をお客さんに感じ させない配慮をどこかでしているはずだ。それが何かを知りたいも のだ。  このあと銀行に寄り、あと24人という番号札をもらって、銀行 の用事がすんだのが,1時間後。24人がここまで待たされるとは 思っていなかった。  けっきょく私の携帯電話をiモードに買い換えの儀式が出来ず、グ ルメ・バカ娘が、風呂にJフォンを落として壊したやつを解約した だけで、お昼の行動が終了してしまう。  グルメ・バカ娘が今後、以前買ったiモードをつかうことになった ので、私専用のiモードが早くほしい!  午後1時30分。帰宅。並びの「らぴす」サンでココア。ココア を飲むということは、疲れている証拠だ。  午後2時。読売広告の岩崎誠が来る。  広告代理店の人が来たときは、だいたい密談。  あんなことやこんなことを話して、あんなことやこんなことをや りたいねえ!で、終わる。  きょうも、そんな密談。  午後4時。渋谷のタントン・マッサージに行く。おや? またア リtoキリギリスの石井正則くんが、先日来たんですか。  こういう行動をするから、石井正則くんって、かわいいんだよな あ。出世する人は、かわいがられる何かを持っている。  私はいつもの岡崎さんにマッサージしてもらう。     腰から下にえらく疲労がたまっていると言われる。  歩きすぎたからなあ。  また気持ちよくて、後半の10分ぐらい、熟睡していたようだ。  本当に岡崎さんは上手い。やってもらったあと本当に身体が軽く なる。  午後5時30分。パルコ地下の本屋さん、東急ハンズ、ブック・ ファーストへと、傘もささずに、よろよろと歩き、ブック・ファー ストの喫茶店「マ・メゾン」でひと休み。  買った本を読書。  嫁から連絡が入って、もうすぐ東急百貨店に着くという。    午後6時30分。東急百貨店11Fの「なだ万孝明」で、食事。  あいかわらずこのお店のメニューとなぜか相性がよくて、コース 料理にいつもその日食べたいものが入っているという不思議なお店。  ここの蒸しパンは、一度は食べておきたい味だ。  びっくりする食べ物ではないが、いいときに箸休めのように出て 来るから、好きだ。  きょうも美味しくいただく。
     午後9時。帰宅。  いろいろ雑用を少しずつ片付ける。  ゲームのお仕事のほうに集中できないのが、つらい。  やっぱりまた京都にこもらないといけないのかなあ…。  当分東京の予定だから、どこかで気合を入れないと!
 

-(c)2000/SAKUMA-