3月18日(土)


 大阪市港区にお住まいの戸田圭祐さんから、この日記に最近よく
出て来る『Jヒーローズ』は、ゲームかと思ったら、CDドラマが
出るし、一体何なんでしょうか?という質問が来ているので、お答
えします。

『Jヒーローズ』とは、私が言い出しっぺで企画した、ヒーロー育
成シミュレーションゲームのことだ。
 ヒーロー物といっても、私は鉄腕アトムと鉄人28号の世代で、
ウルトラマンとか仮面ライダーは私よりひとつ下の世代のものなの
で、『御神楽少女探偵団』のひろたたけしとか、『TVチャンピオン』
ヒーロー特集準優勝のショッカーO野くんに、ゲーム内容を任せた。
 
 要するに、いろんなトレーニングを積んでいくことで、いろんな
ヒーローになれる。失敗すると、悪の怪人になってしまったり、警
察官を選んでないと、なれないヒーローがあったりして、そのまま
警視総監にまで出世はするけど、ヒーローにはなれずじまいになっ
たりするゲームだ。
 おもしろそうでしょ?
 
 ところが、現在パソコンゲームとして、この『Jヒーローズ』を
作っているのだけれど、ヒーロー物が大好きなスタッフばかり集め
て作らせたばかり、凝り過ぎて、昨年暮れに完成するはずだったの
が、まったく出来上がらない。
 でも完成をあてこんで、AM神戸のほうでは、ラジオ番組『ひの
で街探偵事務所』もスタートしてしまって、人気のほうばかり先行
しているというのが、現状なのだ。
 
 ふうっ。説明するのが、一苦労だ。
 ひろたたけし〜! 早く『Jヒーローズ』のホームページを早く開
始してくれよ〜! 工事中続きだと、リンクできねーよー!
 
 まあ、ゲームのほうは、今年夏もちょっと危ぶまれているような
ので、気長にお待ちください。
 CDドラマのほうは、あの神谷明さんが音響監督をしたりと、遊
びがたくさん入っていておもしろいよ。

 というわけで、『Jヒーローズ』の話はまたそのうちにね!

 午後12時。嫁と渋谷の「上海ヌードル」に初めて行く。といっ
ても、「上海ヌードル」の代々木店には、何度も行っているので、
このお店が初めてというだけ。東急百貨店本店の近くに新しくオー
プンさせただけあって、店内がきれいで気持ちがいい。
 味も代々木店に劣っていなかったし、このお店は今度何度もこの
日記に登場することになるだろう。
 きょうの私は定番の上海ヌードル(蟹のみそスープのラーメン)
を食べて、このお店の一押し商品、「世界最強杏仁豆腐Ver.3.00」
を食べる。ふざけた名前でしょ? 
 杏仁豆腐なのに、Ver.3.00とはいかがなものか。
 どこかの夜な夜な飲み歩いているゲーム作家が開いているホーム
ページの題名みたいだな。 

 食後、東急ハンズで買い物。
 最近お風呂用具に凝っているので、意味の無い物ばかり買ってし
まう。お風呂の鏡の曇り止めスプレーとか、入浴剤とか、歯ブラシ
立てとか、すぐつかわなくなるものばかりだ。
 ひのきでできたお風呂用のイスも買ったのだけどど、これは机の
上のレッツ・ノートを乗せる台としてつかう。

 といったところで、大阪から最古のさくまにあ・戸田圭祐が東急
ハンズに到着。
 
 午後2時30分。ブック・ファースト1Fの「マ・メゾン」で、
モンブランとカフェオレ。ここのモンブランケーキは本当に美味し
いねえ!

 午後3時。帰宅。
 さっそく戸田圭祐と、『桃太郎電鉄』九州マップ部分の検討に入る。
 どうも北九州小倉付近のごちゃごちゃ線路を上手く再現できずに
悩む。実は、あのあたりを踏破していないので、もうひとつ自信が
無いのだ…という話を戸田圭祐としていたら、即刻、北九州に行き
たくなって来た。

 来週から私はまた京都合宿なので、1日時間が空いたら、京都か
ら北九州日帰りというとんでもないことでもしてみようかな?

 午後4時。戸田圭祐とゲーム部屋の整理。

 午後5時30分。嫁の友人・渡辺さおりサンが来る。
 きょうは家族3人と、渡辺さおりサンの4人で、青山「穂積」に
行くことになっていた。ところが、グルメ・バカ娘が中学校の友だ
ちといっしょに、プールに行っているので、1人欠員ができて、戸
田圭祐が、青山「穂積」に行けることになってしまった。
 戸田圭祐、幸せ者!

 午後6時。というわけで、私、嫁、渡辺さおりサン、戸田圭祐の
4人で、青山「穂積」に行く。
 お店の人、みんなに「きょうはお嬢さんは?」と聞かれる。
「きょうは学校の友だちと遊びに行った」というと、みんなびっく
りする。
 私としては、やっとふつうの子どもになってきて、うれしいし、
経済的にも楽になって助かるのだが…。 

 午後6時10分。嫁の携帯が鳴る。むむ! イヤな予感がする。
や、やっぱりだ〜! グルメ・バカ娘が原宿駅に到着して、こっち
に向かっているというではないか!
 なぜ、間に合わせる!
 しかもなぜカウンター席が、たった1席だけ、偶然空いてるの!

 まったく! この執念を学業に向けてもらいたいものである。
さくま、戸田くん(ニッポンの係長)、渡辺さん(着物美人)、グルメ・バカ娘 いつも笑顔のさわやかな樋口くん
     午後8時30分。きょうも大変美味しい料理をいただいて、嫁と 渡辺さおりサンは、飲みに、私とグルメ・バカ娘、戸田圭祐の3人 は、家に戻って、戸田圭祐がプレイする『桃太郎電鉄V』を見る。  小心者の象徴のような戸田圭祐係長が繰り広げる『桃太郎電鉄』 は本当におもしろい。COMプレイヤーに、キングデビルカードが ついただけで、大きく喜ぶ。  もちろんCOMプレイヤーが不幸になる分には、戸田圭祐は欣喜 雀躍できるわけで、やはりCOMプレイヤーは、戸田圭祐のような 人間がストレスを解消できるよう、あまり強くチューニングしては いけないと、改めて思い知らされる。  それにしても、目的地まであと6マス以内になると、急に顔がこ わばって、ちっとも入れなくなるのは、なんとかならないものか?  しかも、COMプレイヤーが目的地に入ると、これだけ悲しい顔 をする人間プレイヤーを初めて見た。  まあ、これだけCOM相手に、感情移入してくれる人はなかなか いないので、作者冥利に尽きる。  戸田圭祐のプレイを見ながら、いろいろ次回作のアイデアを練り ながら、夜は更けていく…。
 

-(c)2000/SAKUMA-