3月8日(水)


 昨夜、寝ようとしたら、急に咳き込んで、咳が止まらなくなって
しまって、寝付けない。
 まだ風邪が治らない。長引きすぎ!
 う〜、睡眠不足だ。

 午前9時。いきなりテレビのニュース速報で、地下鉄が爆破され
たとの一報。そのうち地下鉄の脱線追突事故になったけど、刻一刻
事故の様子がこれほどめまぐるしく変わった事故はない。
 一瞬、またオウム事件みたいな、テロでもあったのかと思った。
 営団地下鉄中目黒付近の事故だ。

 それにしても、TVはずっと午後6時になっても大事故扱いで、
延々何も起きないのに、現場を映しつづけるのは、芸が無いような
気がする。
 しかも、しばらくすると、きょうのこれまでを振り返ってみまし
ょうで、VTRの再放送が始まってしまう。

 どうも最近のTVって、作りが安易だと思わない? 新しい展開
が無い場合は、ほかの事件を取り上げたほうがいいと思うのだが。

 午前11時30分。散歩しながら表参道まででかける。郵便局に
寄ったり、銀行に寄ったり。寒いけど天気がいい。
 先日青山骨董通りで買った靴を試運転中。どうやらついにぴった
りの靴が見つかったようだ。また買いに行こう。たまに気に入った
靴が見つかっても、すぐおなじ型の靴がなくなっちゃうからなあ!
 
 午後12時。先日初めて行って、気に入った、表参道近くのフラ
ンス料理店「シェ・ナツメ」に行く。
 きょうのランチは、コーンスープに、ハヤシライス。
 ハヤシライスはドミグラスソースではなく、トマトっぽいので、
味が上品。ハヤシライスはやっぱり下品な味のほうが安心するのは
なぜだろう?
 このお店は、従業員の態度が非常によろしい。
 料理にもその態度が出ている。

 むむ? 最古のさくまにあ・ニッポンの係長・戸田圭祐から電話
が入る。おや? ふむふむ。

 例の「ニッポンの係長・戸田圭祐が、虎の子の2万9800円出
すから、あとはみんなのカンパにしてね、大阪から来るんだから、
ゴチ会!」のことだ。
 えっ? 4月8日は、4月初年度のバタバタな仕事があって、ど
うにも行けないという。
 主催者が来れないゴチ会というのもなあ。
 それはそれでおもしろいのだが。遺影なんか飾ったりして、遺影
(イエーーーイ)!と、真昼間から、戸田圭祐にギャグ言ってる場
合ではない。

 というわけで、突然ですが「ニッポンの係長・戸田圭祐が、虎の
子の2万9800円出すから、あとはみんなのカンパにしてね、大
阪から来るんだから、ゴチ会!」は、1週間伸ばして、4月15日
開催ということに変更になりました。

 それぞれのみなさま、4月15日で、予定を組み替えてください!
 4月15日です! 4月15日(土)!

 長崎で感動の再会をした、テレビ長崎アナウンサーの山本耕一も
来ると言ってたそうだけど、4月15日に変更でも大丈夫かな?

 食後、さらに散歩。青山通りを表参道から、青山3丁目へ。青山
3丁目からキラー通りへ。足をへろへろにさせながら歩く。途中で
本屋に寄って、また本を買ってしまう。

 午後2時。体調不良につき、きょうは身体を休めることに専念す
る。仕事をしたり、本を読んだり、仮眠したり。

 西村京太郎さんの最新作が『京都駅殺人事件』なので、つい読ん
で、読了してしまった。
京都駅はいつも利用してる駅だからね。
 それと今までずっと西村京太郎さんは、京都を舞台にした推理小
説を書かなかった。盟友・山村美紗さんが京都を舞台にした作品を
たくさん書いていて、京都物の女王として、君臨していたので、わ
ざと書かなかったそうだ。

 山村美紗さんが亡くなってから、京都を舞台にした小説を書き始
めるなんて、それこそ小説っぽくて、格好いいよなあ。
 不思議だったんだ。西村京太郎さんはずっと京都に住んでいたの
に、京都が舞台の話がなかったことが。
 きょうの作品読んで、本当に西村京太郎さんが、山村美紗さんに
遠慮して書いていなかっただけというのが、よくわかった。
 この気持ちは文筆業でないと、わからないだろうなあ。

 それにつけても、文筆業の先達たちの才能(エネルギー)埋蔵量
は、無限だなあ。

 午後7時。家族3人で、西麻布の和風料理屋「内儀屋(かみや)」
に行く。旅から帰って来ると、いつもここの料理が無性に食べたく
なる。
 このお店、順調に味のレベルが、衰えることなく、成長している。

 最後にサイコロステーキが、ひとり5〜6個ずつ分くらい出て、
白いご飯といっしょに食べられるのが、なんといってもいい。

 午後9時。帰宅。
 きょうは身体を休めるのが、お仕事。
 もう風邪を引いてから、2週間になってしまう。
 早く治さないと。
 

-(c)2000/SAKUMA-